ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

バスカーでヒッピーな旦那のライフスタイルについて行けるのか!?めんどくさがり屋インドア女子の奮闘記

【ドイツ妊娠絵日記】分娩室の見学説明会と、そこで起きた悲劇

ドイツでは妊娠した際、妊婦検診で通っている産婦人科では出産しません。
 
多くの場合
出産は大きな病院(Krankenhaus)にある分娩室(Kreißsaal)で行われます。

↑ドイツでは、産婦人科と分娩室の分業制が一般的。
 
分娩室での出産予約は臨月に入ってから行うのですが
多くのプレママはその前に分娩室の見学会に行きます。
 
実際の施設を見て回ったり、助産師や医者・看護師の話を聞いて
「ここは設備がしっかりしてて良さそうだわ〜」とか
「ここは水中分娩が出来るからここで産みたいわ〜」
というのを、妊娠10ヶ月目までに決めていきます。
 
、、、私は街に分娩室が1つしかないドイツの田舎に住んでいるので選択肢もクソもないんですが
それでも「実際に出産を行う分娩室を先に見ておきたい!」という思いから分娩室で開催される見学説明会に参加してみることに。
 
というわけで、今回の記事では
ドイツの総合病院の分娩室で開催される見学説明会(Info Abend)の様子と、その時に起きた悲劇 を絵日記を交えて書いていきます。
 
 

絵日記:分娩室の見学会で起きた悲劇

あれは、妊娠6ヶ月の時。
 

私の住む街の総合病院では
毎月最初の火曜日の18時半から分娩室の見学説明会(Info Abend)を開催しています。
 
事前の登録や予約などは不要
参加したい場合は、直接集合場所に集まるスタイル。
 
ということで、妊娠6ヶ月目の月初の火曜日。
 
説明会に参加すべく、私1人で集合場所である病院の1F受付に足を運びました。
 
そしたら、、、
 

あれ、、、
みんな夫婦で来てる、、、!?
 

みんなパートナー連れてきてたよね

この時は全部で10組ほどが見学会に参加したんですが
1人で来ていたのはなんと私だけだったよね。
 
他の妊婦さんはみんな、旦那さんと一緒に来てました。
(1人だけ、母親らしき人と来てる人もいましたが。)
 
、、、いや、別に分娩室の見学会に1人で参加したって何ら問題はないんですけどね?
 
でもなんか、、、
他の人に嫉妬したってのは、正直ちょっとある。
 
「あ、他のとこの旦那さんは分娩室の見学会にも付いて来てくれるんだ、、、(うちのは?)」 っていう。
 
いやだって
「ドイツの分娩室の説明会とは1人で行くものなのか、それとも旦那と一緒行くのが普通なのか?」
なんて、イチ日本人が知るわけないじゃないですか。
 
だから私も元々1人で行く気マンマンだったし
一応旦那にも聞いてみたんですけど、ヤツも「分かんない」って言うし。
 
いやまぁ、そりゃ君も知らんよね。
初めての子どもだもの。
 
しかも行ったのは田舎にある総合病院の見学会なので、アジア人は当然私1人だけ。
 
というか、外国人ですら私1人だけっぽい。
 
そんでもって
説明会で熱心にメモなんか取っちゃってたのも、多分私1人だけだった、、、。
 
ええ、そうですよ。
ドイツ人旦那のためにも、私が聞き逃さんように頑張ってたんです。
 
なんていうか
普通に寂しかった んですよね。
 
他の人は旦那さんと来てるのに、私は異国でたった1人だなんて。
 
「産むのは私だし、旦那は別に来なくてもいっか〜」と思っていた
私(と旦那)の認識の甘さを殴りたい。
 
と、分娩室を見学しながら考えていました。
 

その時、旦那は

ちなみに、私が1人寂しく分娩室を見て回っている時。
 
旦那はどうしてたかというと、普通に家にいました。
 
家で「ウォーキング・デッド」観てました。
なんかちょうど、新しいエピソードが出た所だったみたいで。
 

後日、旦那と共にもう一度見学会へ

1人で参加した見学会から家に帰り、ほとんどの人がパートナーと一緒に来ていたという事実を伝えると、さすがの旦那も
「ウォーキング・デッド観てる場合じゃなかった、、、(やっちまった)」 と思ったようで。
 
旦那の希望で
翌月の見学会には一緒に行ってきました。
(私は2度目のInfo Abend。)
 

分娩室の見学説明会には夫婦で行くべき?

旦那とInfo Abendに行ってみて
結果としては旦那も出産に対していろいろとイメージが湧いたようで、一緒に行って良かった かなと。
 
(元々妊娠・出産についてはネットで読んだり調べたりしてなさそうだったので。)
 
ただ、正直
別に旦那が来なくても良かったのでは?とも思いましたよね。
 
1番最初、説明会に行く前に思った通り。
 
だって、いくら旦那が分娩室について熟知したところで
実際に分娩室を使うのは私だし。
 
 
ちなみに
2回目に行った見学会では、20組ほど来てる中で1人だけ1人で来ている人が居ました。
 
また逆に、旦那さんだけでなく子どもやお母さんなどの家族をたくさん連れて来ている人も居たりなんかして。
 
、、、他の旦那さんの参加率に驚いたものの
結局分娩室の説明会に誰と行くのかはどうでもいい事 だったなと。
 
(ただし、旦那も来てくれた方が寂しくなかったのは事実。)
 

ちなみに:見学説明会に参加してみて

どの病院でも大体、基本的な情報はホームページを見れば載ってます。
 
「水中分娩が出来ます」とか。
「母乳育児推してます」とか。
 
何なら、分娩室の写真なんかも普通に載ってるし。
 
なので、別に忙しければ分娩室の見学説明会に行く必要はありません。
 
ただ、せっかくだしね?
、、、てのはありますよね。やっぱり。
 
初めての出産なら分娩室なんて見たことないですし。
 
あらかじめ見ておくことでイメトレが捗るってのはあるかなと思います。
 
あと私の場合、事前に知れて良かったなと思った情報もいくつかありました。
 
例えば、分娩室の混雑情報。
 
ハンブルク(都会)で出産した友人からは「たとえ分娩室の予約をしても、その日の分娩状況で別の病院に行かされる場合もある」と聞いて恐れおののいていたんですが
私が行った分娩室はマジで暇そう「あ、ここなら助産師さんも時間を取って診ててくれそうだな」 と思い安心しました。
 
(実際、1対1で診てくれることをウリにしてたし。)
 
だってさー、うちの病院。
 
分娩室5部屋くらいあってFamilienstation(出産後、母と子と父が3人で泊まれる個室)も8部屋あるっていうのに
年間出産数が600人とかなんですよ? 
 
結構な施設がありながら、出産する人1日平均2人以下とか、、、
妊婦でごった返す都会の病院とは正反対。
 
あと、事前に知れて良かったなと思った情報は
  • 産後のカンガルーケア重視→最低でも産後1時間はやるらしい
  • 分娩室で開催される産前産後のコースについて(出産準備コースや産後の体操コースなど)
  • この病院での帝王切開率(13%)会陰切開率(1%以下)について
  • 入院中のご飯について(マズそうなので旦那に差し入れを頼む予定)
、、、などなど。
 
帝王切開率と会陰切開率は異様に低いので、「ホントかよ!?」とは思いましたが、、、。
 
とにかく
実際に説明会に参加したことで、イメトレが捗(以下略)
 

まとめ

というわけで、今回の記事では
ドイツの病院の分娩室の見学説明会 について、そこで起こった悲劇についての絵日記も交えて書きました。
 
、、、いや、書いてみたら
意外と悲劇でも何でもなかったんですけどね。
 
ちょっと盛りました。すみません。
 
でもホント
妊娠も初めてなのに異国ドイツでの妊娠なんてもっと初めて(?)で、日々分からない事だらけ です。
 
「分娩室の見学会、1人で行ったっていいじゃない!」とは思いつつも
他の夫婦はみんなほとんど一緒に来てたので、やっぱり私か旦那がちょっとズレてるのかなーとか。
 
ドイツでのそういう「普通」って、本当によく分からない。
 
こういう時、「もっと協力的な旦那がいればな〜」と思う事もありますが、、、
まぁこればっかりはしょうがない。
 
旦那がこういう事に興味なさそうってのは前から分かってたし、それを分かってて選んだのは自分だし。
 
でも
「息子が産まれたらドイツでの育児の常識が分からなくてもっと大変なことになりそう、、、」と思うと、今からちょっと不安な今日この頃。
 
 
おわり!