プレママ・プレパパが赤ちゃんを迎える準備をするため、日本では両親学級や母親学級・父親学級が様々な場所で開催されていますが
私が住むここドイツにも、日本の両親学級に似たコースがあります。
それが
出産準備コース(Geburtsvorbereitungskurs)。
『出産準備コース』の良い所は、なんといっても費用が保険でまかなわれる点。
ドイツで出産予定なら、これを使わない手はない!
というわけで、今回の記事では
ドイツの出産準備コース(Geburtsvorbereitungskurs)詳細や申し込み方法 について、私の経験を詳しく書いていきます。
申し込み時期
私が初めて『出産準備コース』について知ったのは、妊娠5ヶ月目の妊婦検診 の時。
私の場合
妊娠して初めてドイツで産婦人科にかかったのが5ヶ月目だったので、その時に先生が教えてくれました。
『妊娠中期なら、そろそろ出産準備コースについて考えてもいい頃ね。
絶対に受けなきゃいけないものでもないけど、申し込みには約1ヶ月ほどかかるからやるなら早めにね。』
先生にそう言われ、その日のうちにコースの申し込みをしました。
私は妊娠中期で参加しましたが
実際に参加していた他の妊婦さんは、妊娠後期の方(出産まであと2ヶ月くらいの人)が多かった印象です。
開催場所
出産準備コースは、実際の出産が行われる
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病院の分娩室(Kreißsaal)
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助産院(Geburthaus)
などで開催されることが多いようです。
ただ助産師(Hebamme)が個人で開催しているコースなどもあり、その場合の開催場所はヘバメにより異なります。
申し込み方法
出産準備コースは
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病院の分娩室
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助産院
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またはヘバメに直接
申し込みを行います。
私の場合
検診で通院している産婦人科が総合病院(Krankenhaus)内にありそこに出産予定の分娩室もあったので、5ヶ月検診後に直接足を運んでコースの申し込みを済ませました。
申し込みは電話でも出来ますが、、、
私はドイツ語で電話するの緊張しちゃうタチなので、直接分娩室に行って申し込みをしました。
ちなみに
メールでの申し込みはオススメしません。
経験上、返事が帰ってこないことがほとんどなので、、、。
出産準備コースの申し込みでは、以下のような情報を聞かれます:
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名前
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出産予定日
-
住所
出産準備コースを申し込む際に困ったこと
申し込みを行った分娩室には、『出産準備コース』と一言に行っても様々なコースがありました。
私が実際に受けたのは総合病院内で行われるコースだったのですが
申し込みの際、最初は家から約25kmも離れた場所で開催されるコース に行かされそうになったり。
車なら行けない距離でもないんですが、、、
私は車を持ってないのでゴネて、病院で開催されるコースにしてもらいました。
住んでる所が田舎で、広範囲から人が来る総合病院だからなんだとは思いますが、、、。
でも毎回旦那に送り迎えしてもらうのも、申し訳ないし。
あともう1つ、困ったのが
申し込みの時点ではコースの開催日時や回数が分からなかった 点。
これは多分、参加者が定員まで集まってから開催日時を決めているからだと思うんですが、、、。
なので、申し込み時は
『開催日時については後日郵送しますから、それまで待っててください。手紙が届くまでは1ヶ月くらいかかります。』
と言われて終わり。
私にも予定ってもんがあるんですけどね、、、。
その予定が出産準備コースと予定が被ったら、私はどうすれば、、、?
、、、実際、コースの日程と前々から予定していた休暇の予定がカブり、日程の半分しか出られなかった というトラブルもありました。
ただ上記2点の「出産準備コースを申し込む際に困ったこと」は
どちらも田舎特有の問題なのかもしれません。
実際、ハンブルク(都会)で出産した友人に話を聞くと
「申し込みの時点で開催日時も教えてもらえたよ」と言っていたので。
コースに関する手紙
ちなみに
出産準備コースに関する手紙は、1ヶ月半ほどしてから自宅に送られてきたんですが、、、
そこに書かれていたのは:
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コースを受け持つヘバメの名前
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既に2週間後に迫った第1回目のコースの日時
-
持ち物(温かい靴下とマグカップ)
のみ。
、、、結局
コースの日時や回数、詳細分かったのは、第1回目のコースの時。
申し込みをしてから約2ヶ月後のことでした。
しかも手紙には
『コースに参加する場合は、手紙の下半分切り取ってサインして郵送してね』 と書いてあり、日程も何も分からないままコースに参加するかどうか決めなくてはいけませんでした。
いやいや、、、。
コースの日時も回数も分からないのに、参加するかどうか聞かれたって、、、。
結局、手紙の下半分は切り取って返信したんですけどね。
だって、そうする以外に道がないもの。
開催日時・回数
、、、少々グチっぽくなりましたが。
出産準備コースについての話に戻ります。
出産準備コースの開催期間や回数は、コースによって異なります。
私が参加したコースは週1〜2回、1回2時間で計7回(月曜日4回、金曜日3回)どの回も18時半からだったんですが
ネットを見ると:
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週1回2時間×6回〜8回(うち週末の1〜2回はパートナー参加可)
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毎週曜日固定で2時間×4回+週末の集中コース4時間×1回
-
2日間、6〜7時間の集中コース
などの選択肢もあるようでした。
妊婦がぶっ続けで6〜7時間ってのもキツそうですが、、、
平日働いてる人は、その方が良かったりするのかな。
出産準備コースにパートナーは参加できるの?
旦那さんが出産準備コースに参加できるかどうかは、こちらもコースによって異なるようです。
私が参加したコースは
全7回のうち金曜日に開催される3回が、パートナーが参加できる回でした。
パートナーが参加できる日は
まず女性が18時半に集まって呼吸法の練習などを行い、男性は19時から参加する形。
(なので、男性は最初の30分は部屋の外で待たなくてはいけなかった。)
もちろん、パートナーが参加できる日やコースであっても必ず旦那さんを連れて来なければいけない訳ではありません。
私の参加したコースにも、パートナーが参加できる日であってもいつも通り1人で参加している人もいたし
母などの家族と参加するのもアリだと、ヘバメから説明を受けました。
参加人数
ネットを見ると
1つの出産準備コースの参加人数は妊婦さん10〜30人くらいが普通のようです。
私が参加したコースの定員は12名で、日によってそこに各旦那さん達が参加する感じでした。
費用
出産準備コースの費用は、健康保険に加入している妊婦さんは保険ですべてカバーされます。
ただし
コースを休むと、その回の分は自己負担となります。
私が参加したコースの場合
1回休むと大体20€の費用が自己負担となり、欠席分の費用は後日手紙で請求が届くと説明を受けました。
、、、ただ、私は結局7回中3回コースを欠席したんですが
コースが終わってから1ヶ月半が経った現在も、欠席分の費用請求の手紙は届いていません。
、、、コースを指揮したヘバメさんも、事前に日時を知らせることが出来ない事を申し訳なく思っているようだったので
もしかしたら欠席分は彼女がどうにかしてくれたのかな。
というか、そうであることを祈る、、、。
※追記
コース終了から約2ヶ月後。
コースを受け持っていたヘバメから、欠席分の費用請求の手紙が届きました。
コース全体の費用は111,44ユーロ。
1回分のコース費用は15,92ユーロ。
ということで、3回コースを欠席した私には47,76ユーロの請求が届きました。
「14日以内に支払え」ということだったので、その日のうちにネットで支払い。
主婦ニートの私には、痛い金額、、、。
こんな事なら、最初の日にコースをキャンセルすれば良かった。
、、、ということで、皆さんもお気を付けください。
ちなみに
旦那さんのコース参加費用については、こちらもコースによるようです。
私が参加したコースは旦那の参加費も込みでしたが
友人が参加したコース(週末2日間×7時間)では、旦那さんの参加費は別途で取られたそうです。
(友人が参加したコースは旦那さんもずっと一緒に参加できるコースだったので、その違いもあるのかもしれませんが。)
また旦那さんの参加費もカバーしてくれる保険会社もあるようなので
詳細についてはコースを担当するヘバメや保険会社に確認してみてください。
まとめ
というわけで、今回の記事では
ドイツでの出産準備コース(Geburtsvorbereitungskurs)詳細や申し込み方法 について詳しく書いていきました。
出産準備コースは必ず参加しなくてはいけないものではありませんが
せっかく保険でカバーされるなら、参加しない手はないですよね。
ただし
コースはもちろんすべてドイツ語なので、少しでもドイツ語が話せないとキツイかも。
都会だと、英語でやってくれるコースとかもあるのかな。
次回の記事では
ドイツの出産準備コースで実際にやったこと について書いていきます。
おわり!