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ドイツで出産後、病院での入院生活ってどんな感じ?基本情報まとめ

先月、ドイツで息子を出産しました。

 
在独8年目になりますが、ドイツの病院に入院するのは今回が初めて。
 
妊娠中は「産後の入院生活ってどんな感じなんだろう?」と不安に感じたり
妊娠後期に準備する『入院バッグ(Kliniktasche)』 も、実際の入院生活が分からないから何を用意すべきなのかよく分からなかったり、、、。
 
というわけで、今回の記事では
ドイツで出産後の入院生活 について、私が体験した基本的な情報をまとめていきます。
 
 

入院期間

ドイツでは出産後:
  • 経膣分娩で3日間
  • 帝王切開で5日間
の入院となります。
 
私は今回帝王切開での出産だったので、出産日を含めて5日間(4泊5日)の入院でした。
 
(入院期間は希望によって短くなったり、赤ちゃんや母体の状況によって延びることもあります。)
 

病室

私の産んだ病院では、病室個室相部屋(2人部屋) かを選ぶことが出来ました。
 
個室は『Familienstation(ファミーリエン・シュタツィオーン』と呼ばれていて、ダブルベットが置いてあり旦那さんも泊まることができます。
 
本来はこんな感じの木のダブルベッドが置いてあるステキな個室なんですが、、、
 

私は帝王切開だった為、パイプ製のシングルベッド×2というモロ病院っぽいお部屋でした。
 
ただこのベッド、高さを変えられたり上半身を起こしたり出来るので帝王切開後には必須でした。
 
ドイツの病院はほとんどが出産当日から母子同室なので、産んだその日から家族水入らずで過ごせるのはいいですよね。
 
、、、というか
ドイツの病院は助けを呼ばない限り『放置』が基本なので、突然ママ1人だけでは大変すぎる。
 
私は帝王切開で産後3日目くらいまではロクに動けなかったので、旦那が一緒に泊まってくれて非常に助かりました。
 
私の産んだ病院には個室が全部で8部屋あり、「埋まってたら相部屋だよ」と言われていたんですが
田舎にある病院のため、いつもどこかしらは空いてました。
 
数少ない、田舎の利点。
 
ただ都会にある病院は、個室はすぐに埋まってしまうようです。
 
ハンブルクで産んだ友人談。 
こればっかりは予約とか出来ないので、早い者勝ちでどうしようもないですが、、、。
 
ちなみに
元々私は『相部屋』に泊まる気マンマンでした。
 
だって旦那が「病院で寝たくない、、、」とか子どもみたいな事言うから。
 
でも結局、産後最初の2日間は旦那も私と息子と一緒に病院の個室に泊まりました。
 
、、、私の産後の状態と、生まれてきた息子の可愛さに考えを変えたようです。

 
入院3日目に旦那は病室からチェックアウト(?)し
旦那の寝ていたベッドが片付けられて、私のいる病室はそのまま相部屋となりました。

↑相部屋となった後の私の病室。雰囲気は病院そのもの。
 
ちなみに、個室でも相部屋でも部屋には:
  • トイレ
  • 洗面台
  • シャワー
  • 赤ちゃん用ベッド
  • おむつ交換台
  • 授乳クッション
  • (言えば)赤ちゃんの服
が用意されており
また自由に使って良いものとして:
  • 新生児用おむつ
  • ティッシュ
  • ガーゼ(おしりふき用)
  • 使い捨ての下着(ママ用)
  • 悪露用の大きいナプキン
などがありました。
 
私の病院では、オムツ替えの際のおしりふきは使い捨てのガーゼをぬるま湯をつけて使っていました。
 

入院費

ママの入院中の費用は個室でも相部屋でも保険でカバーされます
パパの分の個室宿泊費は実費(もしくは何割かの負担) となります。
 
私の旦那の場合、1泊45€(約5300円)をチェックアウト時に実費で支払いました。
 

病院食

日本だと、やれ「産院は病院食で選ぶ!」とか「この病院の祝い膳がスゴイ!」とからしいですが
ドイツの病院食は、残念ながら普通に不味いです。
 
日本の産院のような食事を期待してると、ものすごくガッカリします。
 
私が産んだ病院では
  • 朝と夜はビュッフェ
  • 昼のみ暖かい食事
というスタイルで、これがドイツの病院では普通なようです。
 
ちなみに
日本では帝王切開後、回復食として消化の良いお粥などが出るようですが
ドイツでは産んですぐから「何食べてもいいよ」と言われました。
 
人間の体は同じなはずなのに、不思議、、、。
 
ビュッフェ

こちらが、朝・晩のみならず24時間使えるビュッフェ。
 

ビュッフェと言っても、基本パンしかありません。
あと果物とか。
 

パンの種類は
  • Brötchen(下段)
  • 食パン(上段右)
  • パック入りのZwieback(上段左)
など、毎日同じものが用意されていました。
 

飲み物はコーヒー紅茶ハーブティーが置いてあり、いつでも作って飲むことができます。
 
またボトル入りの水もたくさん置いてあるので、好きなだけ飲んで大丈夫。
 
食べ物や水・飲み物は、もちろん病室に持っていくことも可能です。
 
あとこの場所には、飲み物用の砂糖やミルクの他に
  • いちごジャム
  • はちみつ
  • チョコペースト
などパンに塗るものが置いてありました。
 

冷蔵庫の中には
  • バター
  • ヨーグルト
  • ハム
  • チーズ
  • お肉のペースト
  • パック入りのサラダ(ニンジンやビートルートなど日替わり)
など、こちらも基本的にパンと一緒に食べるものが置いてありました。
 

ビュッフェには電子レンジも置いてあったので
旦那さんに差し入れを頼んでココで温めることも可能です。
 
昼食に出た暖かい食事
先に書いた通り
朝食と夕食はビュッフェですが、昼食だけは暖かい食事が出ます。
 
、、、ただし
ランチも部屋には持ってきてくれず、ビッフェに名前付きで放置されたものを自分で取りに行くスタイル です。
 
ビュッフェもそうですが、帝王切開後すぐには歩けないので旦那がいなかったら詰んでたかも。
 言えば助産師さんか誰かが持ってきてくれたんだとは思いますが、、、。
 

こちらは、入院2日目(出産翌日)の昼ごはん。
(食べかけですみません。) 
  • 豚肉
  • じゃがいも
  • カリフラワー
  • ヨーグルト(デザート)
以上。
 
不味くもないけど、美味しくもなかったです。
 

入院3日目の昼食。
  • タラのトマト・オリーブソースかけ
  • じゃがいも
  • ミルクライス(デザート)
 
この日は旦那がいなかったので、ビュッフェまで自分で歩いて取りに行きました。
(傷口はまだ痛かったけど、前日に比べるとだいぶ歩けるようになってた。)
 
ちなみに
この日の昼食メニューは前日に係りの人が病室まで聞きに来て、3種類ある中から選びました。
 

そしてこちらが、入院3日目の昼食の別メニュー。
(既にチェックアウトしていた旦那の分も用意されてたという、、、。
なのでこちらは私が夕食として食べました。)
  • ミートボール
  • ブロッコリー
  • じゃがいものピューレ
  • ミルクライス(デザート)
 
、、、見た目は非常に悪いですが、私が頼んだタラのやつよりはこっちのが美味しかったです。
 

こちらは、入院4日目の昼食。
  • 牛肉のグヤーシュ(シチュー)
  • ビーンズの漬け物的なサラダ
  • クヴァーク(デザート)
 
「この病院のグヤーシュは美味しいわよ!」との助産師さんの言葉で決めたメニューですが、お味はそこそこ、、、。
 

次に続く

というわけで、今回の記事では
ドイツで出産後の入院生活についての基本情報 をまとめました。
 
次の記事では
私が実際に体験した入院生活の様子 を、日を追って紹介していきます。
 
↑入院中、あって助かったもの。
 
産後と言えどまだお腹は大きいし、普通のズボンは帝王切開の傷に当たって痛かったので。
 
おわり!