ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

バスカーでヒッピーな旦那のライフスタイルについて行けるのか!?めんどくさがり屋インドア女子の奮闘記

【ドイツで妊娠】分娩予約の取り方とバースプランについて

ドイツでの妊娠も36週目になり、とうとう臨月に突入しました。
 
先週35週目の時に出産希望の分娩室(Kreißsaal)の予約とバースプラン(Geburtsplanung) を受けてきたので
今回の記事ではその時のことについて書きます。
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というか
ドイツで受けたバースプランが私の思ってたのと違った ので、そのことについてぜひ書きたい。
 
 

分娩室(Kreißsaal)の予約について

分娩予約はいつ取るの?

日本だと妊娠のものすっごい早い段階、それこそ妊娠分かったらすぐにでも取らなきゃいけないと噂の分娩予約。
 
ドイツだと
出産予定日の約1ヶ月前、臨月の前後で分娩予約を入れるのが普通です。
 
私の場合、妊娠33週目の検診の際に
『そろそろ分娩室でバースプランの予約を取ってね』と言われ、先生から紹介状(Überweisungsschein)をもらいました。

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↑紹介状とは、こういうの。
 
また私の場合
ちょうど次の検診(2週間後)が産婦人科の夏休み休暇中だったので
『バースプランのついでに、いつもの検診も分娩室でやってもらってね〜』とも言われました。
 
(そして産婦人科での次の予約は、4週間後の37週に取った。)
 

分娩予約の取り方

ドイツでは普段の妊婦検診は産婦人科、出産は病院にある分娩室という分業制が一般的なので
分娩予約は普段通っている産婦人科ではなく、病院の分娩室(Kreißsaal) で直接取ります。
 
私は産婦人科の先生から
『分娩予約取ってね』ではなく『バースプラン受けてきてね』って言われたんですが、、、まぁ、一緒のことですね。
 
バースプランを考える=そこで出産するってことですもんね。
 
というわけで
33週の検診時に紹介状をもらい、その足ですぐ分娩室に行って2週間後の35週目にバースプランの予約を入れました。
 
通っている産婦人科は病院の中にあるので、私は直接分娩室に行って予約を取りましたが
分娩室への予約はもちろん電話でも出来ます。
 
その際、産婦人科から紹介状(Überweisungsschein)をもらっている旨を伝えてくださいね。
 
ちなみに
バースプランは何やら時間がかかるようで、予約を入れた際に『2〜3時間かかるからそのつもりで来てね』 と言われました。
 
人生初の、バースプラン。
何するんだろ〜ドキドキo(*゚▽゚*)o
 
、、、って、この時は思ってました。
 

バースプラン(Geburtsplanung)当日

というわけで、分娩室に予約を入れてから2週間後。
 
バースプラン当日がやってきました。
 

①受付

まずは分娩室の受付に行き、健康保険証紹介状を見せます。
 
この時に
『ヘバメ(助産師)が来るから、それまで待合室で待っててね〜』と言われ、麻酔に関する書類を渡されました。
 

②ヘバメとの診察

待合室で座って待っていると、ヘバメさん登場。
途中、尿検査をするためにトイレに寄ってから診察室へ。
 
ノンストレステスト(NST、ドイツ語だとCTG)という子宮の収縮と赤ちゃんの心拍数を見る機械をお腹に当てながら、ヘバメさんと問診票の記入。
  • 身長
  • 体重
  • 私や旦那のことについて(名前、生年月日、職業、出生地、過去の病歴など)
  • 子供の姓
 
あと『入院する時は個室(パートナーも泊まれるFamilienzimmer)がいいか?』と聞かれたんですが
この時は旦那がどうしたいのか分からなかったので、ひとまず保留に。
 
(後で旦那に聞いたら『病院で寝るのヤダ』と、、、子どもか。
 
でも家から病院までめっちゃ近いし、あえて旦那が家族部屋に泊まる必要もないかな。
ドイツだと入院も2〜3日だけだし。)
 
その後、寝たまま血圧測定。
 
そして受付でもらった麻酔に関する書類に目を通し、麻酔科に提出する問診票にチェックを入れていく。
(過去の病歴や、薬物のアレルギーがないかどうかなど。)
 
最後にヘバメさんに『内診もしとく?』って聞かれたけど
聞かれると別にやりたいもんでもないので「今日はいいです」って断っちゃった。
 
患者に聞いてくる位だから、きっと必要度は高くない、、、のだろう。
 

③麻酔科に行き医師から説明を受ける

私が出産予定の分娩室では、帝王切開や無痛分娩の予定がなくても緊急時に備えて麻酔の説明を受けなくてはいけない らしい。
 
というわけで
麻酔に関する書類を持ち、病院内の別の場所にある麻酔科に行って医師から説明を受けてきました。
 
私の行っている病院は田舎にあり、いつも基本待たされることはないんですが、、、
この時は麻酔科が忙しかったのか、結構待たされた。
 
私の前に待っていた人は、先生が来るまで45分待ったとか。
 
しばらく待った後、麻酔科の先生とお話。
  • 出産時、帝王切開無痛分娩(PDA)になった場合に麻酔を使うかもしれないこと
  • 麻酔は、背骨と背骨の間に腰から注射器で入れること
などを説明されました。
 
あとは、特に薬のアレルギーがないかを再度聞かれたり。
 
それ以外は赤ちゃんの性別を聞かれたりなんかして、なんだか和やかな雰囲気でした。
 

④分娩室に戻りエコー

麻酔科の後は再び分娩室に戻り、今度はヘバメでなく医者(多分)と経腹エコー。
 
我が息子はかれこれ26週の頃からずっと逆子なんですが、35週目の今回も残念ながら直っておらず。
 
まあね、胎動が膀胱にモロに来てたのでそんな感じはしてましたが、、、。
今の体勢、どんだけ居心地がいいんでしょうか。
 
赤子の体重は、現在約2600g。
 
なぜか医者に『最終生理日、本当にこれで合ってる?』って聞かれたけど、赤子の体重は別に普通らしい。
(じゃあなぜ聞いた。)
 
帝王切開がいいか自然分娩がいいか聞かれたので、「できれば自然分娩で」と答えると
『2週間後の検診まで待ってみて、また考えましょう』 と。
 
それってつまり、2週間後まだ逆子だったら帝王切開で決まりって事か、、、:(;゙゚'ω゚'):?
 
 
エコー後、医者からちょっとした説明。
『陣痛(Wehen)始まるか破水(Blasensprung)したら、分娩室に来てね』と。
 
日本だと「初産婦は陣痛間隔が10分になったら病院へ〜」ってネットでよく見るから、「陣痛はどのくらいの感覚になったら来ればいいですか?」って聞いたら
『いや、陣痛始まったら来て』と。
 
えーっ、ホントかよ、、、?
病院でなんか、茶でももてなしてくれるのか?
 
「そしたら、病院来る前にまずは電話した方がいいですよね?」って聞いたら、
これも「別にしなくていいよ。分娩室は24時間開いてるし(笑)」とのこと。
 
いやいや、ホントに、、、?
ていうか、何わろてんねん。
 
なんかこの人もしかしたら研修医の可能性もあるので、病院行く前に一応電話はしようかな、、、と思います。
 

⑤ボス医者と話

その後待合室で少し待たされ、再び診察室に通される。
 
そこに先程の研修医っぽい人と、この分娩室のボス医者が現れる。
 
テキパキと握手を済ませ、ベッドの上に乗せられお腹を触られる。
 
ボス医者:
『あ、逆子だねー。これ頭だねー』と。
 
うん、知ってる。
 
で、大体先ほどと同じことをまた言われる。
(『次の2週間後の検診まで待ちましょう』ってやつ。)
 
どうやら我が息子はおケツを下に向けているらしいんですが
この状態なら赤子が大きくなりすぎなければ、このまま自然分娩で産むことも可能 だと。
 
「どのくらいの大きさまでなら逆子で自然分娩で産めるんですか?」って聞いたら
『初産婦ならマックス3.6kg、経産婦なら3.8kgまでなら大丈夫』 とのこと。
 
息子君は現在2.6kgなので、あと1kg、、、!
 
ボス医者との話は、以上。
 
その後また待合室で少し待ち、検診をしてくれる産婦人科の先生宛の手紙を受け取ってこの日は終わりました。
 
ここまでで、かれこれ2時間くらいかかりました。
 

バースプランとは、、、?

「バースプラン」って言ったら、アナタ。
 
「分娩時は好きな音楽を聴いて頑張りたい!」
とか
「アロマオイルを焚いてリラックスしたい!」
とか、そんな感じだとばっかり思ってたら、、、。
 
そんな個人的な要望は、全く聞かれなかったよね。
 
立ち会い出産希望かどうかすら聞かれなくて、軽く驚いた。
 
まぁ元々「子と母が無事なら何でもいいです」って感じだったので、別にいいんですけど。
 
音楽もアロマも、持ち込む予定ないですけど。
 
でもなんか
思ってたバースプランと違ったな、、、 とは思いました。
 
これはうちの病院がたまたまそうだったのか
それともドイツで「バースプラン」とはコレの事なのか。
 
謎は深まるばかり。
 

まとめ

というわけで、今回の記事では
ドイツでの分娩室(Kreißsaal)予約とバースプラン(Geburtsplanung) について書きました。
 
私は元々あまりドイツ語でネットサーチはしない派(めんどくさいから)なので
ドイツの病院での流れについては、未だ謎に包まれた部分が多い。
 
毎回行き当たりばったりで右往左往しながらやってます、、、。
 
ちなみに、かなり前から逆子のままな我が息子ですが
逆子体操とかは、産婦人科でも分娩室でも全く言われません。
 
そういう病院の方針なのかな。
 
でも以前、分娩室の見学に行った時は
『うちは帝王切開での出産は12%しかありませんから(ドヤッ)』って説明してたんですよね。
 
最近の日本だと5人に1人は帝王切開だっていうのに、一体どういうカラクリなのか。
 
ていうか、私は一体どんな方法で出産することになるのか。
考え出すとめっちゃ不安、、、。
 
ところで。
 
現在(36週・臨月)の私の体重
妊娠前+15kg。
 
なんですが、、、
体重についても、誰からも何も言われません。
 
この前検診の時にエレベーターで会った看護師さんに体重についての不安を漏らしたら
『あら全然大丈夫よ〜最終的に30kg増えた人もいるくらいだし!』とか言われるし。
 
ドイツ人、体重について寛容すぎない?
 
私の体重が、最終的に何キロまでいくのか。
こちらも考えだすとめっちゃ怖い、、、。
 
 
おわり!