うちのドイツ人旦那の話なんですけど。
前々から「それ違うだろ」と思ってたことがあるので
今回はそのことについて書きます。
お昼に食べたラーメン
ある日のお昼ご飯にラーメンを食べてたんですよ。
ドイツの田舎にラーメン屋なんて素晴らしいものはないので
家で味噌ラーメン作ったんですけど。
コーンが入ってて。
あとちょっと茹ですぎて麺がユルユルではあったんですけど。
で、お腹すいてたりすると
勢い余ってラーメンすすりすぎちゃうことってあるじゃないですか。
麺がユルユルだと特に喉にスルっと入って行かないし
なんならコーンというスムーズなすすりを邪魔する輩もいたわけで。
で、フゴッッッっつって
麺が変なトコ入っちゃったんです。
多分コーンも2、3粒紛れてたと思うんですけど。
食道でもなく、鼻でもない。
食堂と鼻の中間みたいな所に。
そんなトコにスペースあったの!?って所に。
すっごい辛いんですよね、これが。
ウェッホウェッホ咳しながら麺を出そうとするんですが
四次元ポケットにはまってしまったラーメンがなかなか出てこない。
で、ウェッホウェッホしながら苦しそうにもがいている目の前の嫁に対して
旦那が一言。
「What a Fック?」
違う、そうじゃない
違う。違うよ。
「そうじゃない」
って、麺(とコーン)と格闘しながら思った。
もうね。
この苦しい状況に対してFワード使っちゃうとか。
「What a Fック」って、日本語に訳すと
「ちょ、マジ何なの?」くらいの意味ですよ。
もしくは
「は?意味ワカンネ。」とか
「ひくわー」ぐらいな感じのスラングなわけですよ。
もうね、違うだろと。
目の前で喉にラーメンを詰まらせている嫁に対して言う言葉は「ちょ、マジ何なの?」ではないだろと。
どう見たってラーメン詰まらせてもがいてるのは明らかなのに
野暮なこと聞くなよ、と。
しかも結構マジトーンなわけですよ。
「ひくわーwww」とかじゃなく
「ひくわー。」くらいな感じ。
ミスると言われるこの言葉
こういうことが、結構あるんですよね。
自分(私)のミスで自分(私)を窮地に追いこんでいる時に出てくる、旦那のこの言葉。
例えば、道でコケた時。
歩き方が悪いのか、何もない所でコケることがよくあります。
足首が強いのか、いつも大事には至らないんですけどね。
こう、スローモーションが如くゆっくりコケて、ちゃんと手ついて受け身とかも出来るんですけど。
そこで放たれる旦那の一言も
大体「What a Fック?」
いや、わからんでもないよ?
何にもない平たい道でコケた私が「は?意味ワカンネ」ってことなんですけど
そんなことはさておき
愛する嫁が、目の前でコケてるわけですよ。
違う。
言うべき言葉は、それじゃない。
そういう時は「大丈夫?」って言うでしょ!?
旦那の母国語も英語じゃないので
多分「このシチュエーションにはこの言葉!」みたいなのができあがってるんだと思います。
そしてなぜか
人がミスった時は「What a Fック?」って言うように刷り込まれてる。
違う、そうじゃない。
もう何回か旦那には注意してるんですけど
ラーメンが喉の四次元ポケットから出てこなくなった時にも、言いました。
「ウェッホ、ミスって困ってる人にウェッホ対してはぁ!ウェッホウェッホ
そうじゃなくて『大丈夫?』ウェッホって言うんだろうがぁぁぁぁヴォエッ」
という事をね、言ってやりました。
旦那も理解はしたようで
「次からは気を付ける。」と言ってくれました。
妖怪体操第一を踊っている時
ね、流行ってますよね?
妖怪ウォッチ。
かくなる私も一時帰国した時に
フユニャンが出てくる映画を観て好きになったんですけど。
まさか妖怪ウォッチで泣くとは思ってなかった。
うちにドイツ語バージョンの妖怪ウォッチもあるし
ケータイの待ち受けも、ジバニャン。
カワイイ。
で、妖怪ウォッチ好きはみんなやるじゃないですか。
踊るじゃないですか、「妖怪体操第一」を。
私もYouTubeの「踊ってみた」系の動画を観ながら練習したんです。
で、気分が乗ってくると妖怪体操第一を踊るんですけど
その日はものすごく気分がノッてたので、いつものように家で妖怪体操第一を踊ってたんです。
そしたら、ツルっとね、いってしまいまして。
フローリングの床に靴下をはいた足が負けまして。
コケました。家の中で。
ちょっとした股裂き状態になったんですけども。
そこで放たれた旦那の一言も
「What a Fック?(ひくわー。)」
でした。
うん。
その使い方は、合ってるよ。
おわり!