ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

ドイツ在住6年、29歳。2015年に8年付き合ったドイツ人スリートミュージシャンと結婚しました。ヒッピーな旦那のライフスタイルについていくため、日々奮闘中。2017年4月、ハンブルクからハルツ山地というドイツの田舎に引っ越しました。

「文化のタマネギ」の考え方がおもしろかったので紹介したい!

以前ドイツでドイツ語の学校に通っていた時

授業でKulturzwiebel(クルトゥア・ツヴィーベル)についてのプレゼンテーションを行いました。

 

「Kulturzwiebel」は、直訳すると「文化のタマネギ」。

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「文化のタマネギ」とは?

一言に「文化」言っても

文化にはさまざまな要素が含まれています。

 

1つの文化の中に含まれるたくさんの要素をタマネギの層に例えたのが、「文化のタマネギ」の考え方です。

 

こちらが、「文化のタマネギ」を図で表したもの。↓

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文化の4つの要素に関して、ドイツ語を学ぶ各国からの学生にプレゼンをしました

文化という言葉の中に含まれるさまざまな要素のうち

授業では以下の4つに関して、写真と例を挙げながらプレゼンテーションを行いました。

 

  • das Symbol:シンボル
  • das Held:英雄(英雄という言葉は本来は戦の中で使う言葉ですが、プレゼンでは有名人という意味合いでも使いました)
  • das Ritual:儀式、慣例
  • der Wert:価値

 

さまざまな国の「文化のタマネギ」

私が学んだB2(中級)レベルのドイツ語コースには、以下の国から来た学生がいました。

 

ベトナム(2人)、シリアコロンビア(2人)、ネパール(2人)、インドネシアイランロシアベラルーシイタリアエジプトパレスチナ(2人)

そして、日本

 

計12の国のから来た学生たちが考える「文化のタマネギ」がとても興味深かったので、特に印象に残った内容を紹介します。

 

シンボル

【イタリア】コーヒー

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イタリアと言えば、コーヒー!

 

この意見は、コロンビア人と喧嘩になりそうになってました(笑)

コロンビアは、コーヒーの生産地として有名ですね。

 

イタリアには「バリスタ」と呼ばれるコーヒーを煎れる専門の職業があり

バリスタになるための試験なんかもあるんだとか。

 

【パレスチナ】カフィーヤ

パレスチナ人の学生が国のシンボルとして紹介したのは、カフィーヤと呼ばれるスカーフ。

 

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引用:ヤーセル・アラファート - Wikipedia

写真はヤーセル・アラファート議長です。

彼も頭にカフィーヤを巻いていますね。

 

プレゼンしてくれたパレスチナ人の男の子は、アラファト議長と同じ柄のカフィーヤを持っていました。

また国の英雄に関するプレゼンでは、アラファト議長を紹介していました。

 

ちなみに

カフィーヤの柄は、政党ごとに違っているそうです。

身につけているカフィーヤによって、その人が支持している政党が分かるということでした。

 

このスカーフは頭に巻くほか、寒い時に首に巻いたりと実用性も高いんだとか。

 

私は恥ずかしながらパレスチナ問題について、パレスチナ人のクラスメイトが出来るまでよく知りませんでした、、、。

 

本当に、難しい問題ですよね。

 

英雄

【ベトナム】ホー・チ・ミン

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引用:ホー・チ・ミン - Wikipedia

ベトナム人の女の子は、国の英雄としてホー・チ・ミンを選んでいました。

 

ベトナム独立の父であり、初代主席。

またベトナムの街の名前にもなっていますよね。

 

ベトナムではホー・チ・ミンはとても人気者だそうで、彼の誕生日は祭日になっているそうです。

 

儀式、慣例

【ネパール】少女神クマリ

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引用:クマリ - Wikipedia

ネパールにはクマリと呼ばれる少女を神として崇める文化があるそうです。

 

クマリに選ばれるには多くの条件があり

一度クマリに選ばれると外界との接触を断って生活しなければいけないんだとか。

 

神様になるのも、大変なことですね、、、。

 

価値

【ネパール】カルマ

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ネパール人は私のクラスに2人いて、クマリについて発表してくれたヒンドゥー教徒の女の子とは別の、仏教徒の男の子がカルマについて発表してくれました。

 

ネパールにはヒンドゥー教徒が一番多い(約80%)そうですが

2番目に多いのが仏教(約10%)だそうです。

 

カルマは、日本語では業(ごう)とも言います。

今の人生でいい事をすれば、その善い行いが次の人生に返ってくるという仏教の教えだそうです。

 

ちなみに:私がプレゼンした日本の「文化のタマネギ」

シンボル:富士山

多神教の例として七福神とかもいいかな?と思ったんですが

日本のシンボルとして海外でも有名な富士山を選びました。

 

日本の最高峰であることや

左右対称で美しい形が日本の象徴として良く知られていること、

古来から神聖な山とみなされていることや

芸術作品にも多く描かれることを紹介しました。

 

英雄:宮崎駿

こちらも悩みましたが

海外でも有名な人の方が盛り上がると思い、宮崎駿監督を日本の英雄(有名人)として選びました。

 

宮崎監督について紹介する際、トトロの写真を使ったんですが

教室にはトトロを観たことがある人も多く、「あ~!TOTOROだぁ~!」なんて感じで盛り上がりました。

 

ジブリは、アジア圏出身の学生の方が知っている人が多いようでした。

 

日本のアニメ文化は本当にすごいですねー。

 

プレゼン後の休み時間には

流行りのナルトワンピース、また古いところではセーラームーンらんま1/2についての話で盛り上がりました。

 

中にはめぞん一刻を知っている人がいてビックリ!

知っていたのは20代のコロンビア人の女の子だったんですが、小さい時によくテレビでやっていたそうです。

 

日本のアニメ文化、おそるべし。

 

儀式、慣例:七五三

子どもの成長を祝う七五三は、名前の説明がドイツ語でしやすいと思って選びました。←

 

子どもがきらびやかな着物を着た写真も好評だったんですが

 「千歳飴」をドイツ語に訳すのがちょっと大変だった、、、(汗)

 

価値:公共の秩序

日本人の価値感として

海外と日本の文化を比べた時にいつも「違うな~」と思っていた公共の秩序についてプレゼンしました。

 

公共の秩序の中でも、例として「電車内での通話禁止」を取り上げました。

 

「電車内での通話禁止」のルールは、今まで日本でしか見たことがありません。

 日本にそんなルールがあると知り、生徒たちも先生もみんなとても驚いていました。

 

ドイツでも、電車内ではみんな結構大きい声で電話してるんですが

ただ、ドイツの電車内では飲酒は禁止されています。

 

私が渡独した2011年にはまだ車内飲酒は禁止されていなかったんですが、ここ数年で制度が変わったようです。

 

日本では車内での飲酒は特に禁止されていないので、逆に驚きました。

仕事帰りのサラリーマンとか、結構電車で酒盛りしてますよね?

(、、、常磐線だけ?)

 

まとめ

今回は、ドイツ語学校の授業の一環として行った「文化のタマネギ」に関するプレゼンについて紹介しました。

 

文化をタマネギに例えるのはおもしろい発想だし

いろんな国の人の話を聞けるのも、語学学校ならではの経験でした。

 

もしあなたが日本の「文化のタマネギ」についてプレゼンテーションを行うとしたら、どんなことを発表しますか?

ぜひ他の方の意見も聞いてみたいです。

 

おわり!