かれこれ2年前の話になりますが
誕生日(3月)を直前に控えた私は
牡蠣食べたい病にかかっていました。
原因は、仕事先のレストランで期間限定で出してた牡蠣フライ。
仕事先で出してるからといって、私たちが食べれるわけでもなく。
あの香ばしい匂い、あのシェイプ。
「あぁ、牡蠣食べたい、、、」
そう思いながら生きていました。
誕生日の願い
旦那に「誕生日何したい?」
と聞かれたので
「牡蠣食べに行きたい☆」
と答えました。
だって、誕生日だもん。
それぐらい、願ってもいいよね?
というわけで今回は
優しい旦那が牡蠣を食べに連れて行ってくれた話を書きます☆
誕生日当日
迎えた誕生日当日。
「じゃあ牡蠣食べに行こっか!」
と、旦那に誘われました。
(お、太っ腹だなぁ、、、覚えててくれたなんて嬉しい☆)
なんて思いながら車に乗り込みました。
どこに食べに行くかは敢えて聞きませんでした。
もしかしたらサプライズ☆的なものをね、用意してるかもしれないし。
車で向かった先は
あきらかに街から遠ざかる車。
(オイオイ、、、どこまで行くんだよ、、、)
(ダーリンったら、どこまで行くなかな~ウフフ☆)
前途に暗い影が立ち込めそうになりましたが、そこは何とかポジティブに乗り切りました。
だって、今日は私の誕生日☆
そして
ドライブすること約1時間半。
着いた先はこちら。
海。
海鳥がめっちゃ飛んでました。
(え!?海来ちゃった!?
あ~でもあれかな!?もしかして海沿いのレストランとか、そんな感じかな☆)
と、ポジティブに考えてはみたものの
横
うしろ
見渡す限りなんもねぇー。
世界の終わりかな?と思いました。
この工場みたいな建物が、逆に気になる。
北ヨーロッパの3月の海なんて、まあこんなもんですよ。
とにかく人がいない。
私の中のポジティブが、折れそうになりました。
旦那が動き出した
(これは、どうゆう、、、サプライズ☆、、、かな?)
まあいっても、私の誕生日。
あくまでもポジティブに。
そう考えていたら、旦那が動き出しました。
(なんだ、なんだ、、、?)
ついて行ってみたら、拾ってました。
こ、これは、、、
割ってくれました。
え、、、?
もしや、、、?
おめぇ、もしや牡蠣じゃ、、、?
牡蠣だった
なんと海から牡蠣拾ってました。
いや、確かにね?
私、牡蠣食べたいって言いました。
言いましたけど
ちょっとワイルドすぎねぇ?
なんかね、牡蠣食べに行くと言ったら、いろいろあると思うんですよ。
オイスター・バーとかね。あるよね?
まさか、海に直接取りに行くなんて。
その発想は、なかった。
これ、食べるの、、、?
でもってね。
いざ海から獲れたての牡蠣を手渡されたところで
「わぁ~嬉しい☆」
っていう反応を返せるほどの女子力(ポジティブ)は持ち合わせておらず。
「え、、、これ、、、食べるの、、、?」
って顔をしてしまいました。
こうゆう時、女性は一体どんな顔をすればいいのか。
旦那も
「え?牡蠣食べたかったんでしょ?」
みたいな顔になってるし。
だってさ、牡蠣ってさ、あれでしょ?
結構やばいでしょ?
お腹とか、痛くなったりしない?
しかもなんか、私の知ってる牡蠣とちょっと違う。
以下、私の想像していた牡蠣↓
以下、目の前に差し出された牡蠣↓
私の知ってる牡蠣に、こんなドロっとした透明感、なかったと思うの。
いざ、勝負
ここまで来て「食べたくない」なんて、旦那の気遣いをムゲにするようで言い出せず。
で、食べました。
でもさー
ここで牡蠣とってその場で食べたんですけど。
ムードがさぁ、全然ない。
なんか、私が思い描いていた牡蠣を食べる場所と全然違う。
海から牡蠣とってその場で食べるとか、漁師かな?
でも旦那はもちろん漁師でもないし
牡蠣(と思われるもの)は結構、その辺の岩に付いてたりして。
牡蠣ってほら、もっと神聖なものじゃない?
こんな海岸沿いの、しかもその辺で取れていいものなの?
ってゆーか安全面とかこれ、本当に大丈夫??
って。
いや、食べたんですけどね?
すごい勇気を振り絞って食べたんですけど
味、全然わかんなかった。
とりあえずお腹痛くなるんじゃないかという不安しかなかったです。
後ろにあった工場が、私の不安を更にかきたてました。
っていうか、事前に言ってくれたらレモンとか、持ってきたのに、、、。
お腹は大丈夫でした
それから3日間ぐらい気が気じゃなくて、自分のお腹の調子にものすごく敏感になったりもしたんですが
結果、何も起こりませんでした。
むしろ絶好調なくらい。
大丈夫だったんなら、もっと楽しんで食べとけばよかった、、、。
まとめ
もし「採れたての牡蠣が食べたい!」というツワモノがいたら
北海に行くことをおすすめします。
☆の所が北海です。
私の野望(牡蠣食べたい)を(どんな形であれ)叶えてくれた旦那には、感謝しています。
ありがとう。君のそんなところが大好きだ。
ただ、私はもう
旦那の前で「牡蠣食べたい」とは言わないことでしょう。
ヒッピーの発想力、なめちゃいかん。
おわり!