中学1年生の時
当時の英語の先生が授業で金曜日(フライデー)を覚えるために、こんな語呂を教えてくれました。
「金魚の天ぷらフライデー」
※イメージです。
この語呂を、大人になった今でも覚えているんですが
語学は語呂だと覚えやすいですよね。
というわけで、今回の記事では
意味は違うけど日本語としても通じるドイツ語の発音20選を、語呂画像(+いらすとや風の説明)付きで紹介します。
ロック
der Rock(ロック)=スカート
【ロックを履いた、ロックな少女達】
ロック(スカート)を履いてロック(音楽)を楽しむ少女達の画像です。
日本語でロックと言えば「ロックミュージック」ですよね。
ドイツ語でのRock(ロック)は「ロック音楽」の意味もありますが、主に洋服の「スカート」という意味で使われます。
スリップ
der Slip(スリップ)=ブリーフ、パンティー
【スリップするスリップ】
雪の上でスリップするスリップ(ブリーフ)の様子を描いた画像です。
運転中、滑りやすい道路で「スリップ注意!」という看板を見かけますよね。
日本語で言うスリップは、英語と同じ「滑る」という意味ですが
ドイツ語のSlip(スリップ)は、下着の「ブリーフ」の意味です。
ブリーフ
der Brief(ブリーフ)=手紙
【ラブ・ブリーフ(手紙)】
愛をしたためたブリーフ(手紙)をポストに投函する画像です。
Slip(スリップ)は、ドイツ語でブリーフ。
ではドイツ語でBrief(ブリーフ)はどういう意味かと言うと、「手紙」という意味です。
「下着はブリーフ(手紙)派です。」
とか言っちゃうと、怪しまれるので注意。
愛(アイ)
das Ei(アイ)=卵
【アイへの愛】
頭に目玉焼きを乗せた、かわいいアイ(卵)への愛を表した画像です。
日本語で「アイ」と言えば「愛」
英語で「アイ」と言えば「私(I)」
そしてドイツ語で「アイ」と言えば「卵(Ei)」です。
うーん、紛らわしい。
「愛」という名前をお持ちの方は、特に注意。
ラーメン
der Rahmen(ラーメン)=枠、フレーム
【ラーメンのラーメン】
たくさんのラーメンをあしらったラーメン(フレーム)の画像です。
日本語でラーメンと言えば食べ物ですが、ドイツ語だと「枠、フレーム」という意味です。
当然、食べられません。
バーン
die Bahn(バーン)=鉄道
【バーンをバーン】
線路を走るバーン(電車)を、銃を持った人たちがバーンする画像です。
日本語だと擬音として使われるバーンですが、ドイツ語だと「電車」という意味です。
シュー
der Schuh(シュー)=靴
【シューにシュー】
臭そうなシュー(靴)に消臭剤をシューしている画像です。
こちらも日本語だと擬音でシューですが、ドイツ語だと「靴」という意味になります。
ただ、画像のように靴の複数形(1足)だとdie Schuhe(シューエ)になります。
噛む(カム)
der Kamm(カム)=くし
【カムを噛む】
噛む力がとても強く凶暴な外来種の亀・カミツキガメが、カム(くし)をカムカムしている画像です
日本語では「噛む」という動詞に聞こえますが、ドイツ語でカムは髪をとかす「くし」の意味です。
ティッシュ
der Tisch(ティッシュ)=机、テーブル
【ティッシュが欲しいのにティッシュ投げられそう】
鼻水が出ているのでティッシュが欲しいのに、間違えてティッシュ(机)を投げられそうになっている男の子の画像です。
日本語でティッシュと言えば鼻をかむティッシュペーパーのことですが
ドイツ語でティッシュは「机、テーブル」という意味です。
ちなみに、ドイツ語でティッシュペーパーのことは
「Papiertaschentuch(パピーア・タッシェントゥーフ)」
もしくはティッシュで有名なブランドの名前で「Tempo(テンポ)」と呼びます。
日本で絆創膏のことを「バンドエイド」という商品名で呼ぶのと似てますね。
ロート
das Rot=赤
学生時代、水泳の授業の後と言えばロート製薬のリセだったなぁ。懐かしい。
ロート製薬のロートは、「赤」を意味するドイツ語から来ているわけではなく
ロートムンド博士という方の名前に由来するそうです。
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000030325
※ちなみに
ロート製薬のロートは「ROHTO」なので、ドイツ語のROTとも、ロートムンド(ROTHmund)博士ともつづりは異なります。なんでやねん。
007
言わずと知れた007=ジェームズ・ボンド。
日本語だと英語風にダブルオーセブンと言いますが
ドイツ語だと007=ヌルヌルズィーベンと読みます。
(ドイツ語で0(ゼロ)=ヌル、7=ズィーベン)
0が2つ並ぶと字面がマヌケな上に
なんだかジェームズ・ボンドがローション相撲してるような印象を受けます。
エール
Öl(エール)=油、オイル
【エールにエール】
女性達がエール(オイル)にエールを送っている画像です。
日本語だと「エールを送る」なんて言いますが
ドイツ語でÖl(エール)は「油」。
ただÖlの発音は、正確には「オェール」に近いです。
Ö(O【オー】のウムラウト)は
「オー」の口で「エー」を発音します。
一緒にやってみましょう。
せーのっ、「オェー」。
何故(ナーゼ)
die Nase(ナーゼ)=鼻
【猫のナーゼはなぜ大きいの?】
かわいい猫のナーゼ(鼻)が大きな人間の鼻になり、「なぜ、、、?」となっている画像です。
ナーゼ(鼻)と、何故。
「伸ばし棒があるから違うじゃん!」 という細かい事は気にしない。
~ダス
das=これ
【これダス!】
牛乳瓶メガネを掛けた男性が、方言で話している画像です。
語尾に「~だす。」を付けるのは関西、特に大阪の方言だそうです。(今では死語と化しているそうですが。)
同じ関西でも京都弁だと「~どす。」に相当します。
勉〇さんは山形の出身ですが
山形にも「~だす」の方言があるのかどうかは、不明。
das(ダス)はドイツで非常によく使われる単語で、「これ」と言う意味です。
英語だとthis。
フーン
das Huhn(フーン)=にわとり
【フーンがフーン。】
メスのフーン(にわとり)が、興味なさそうに「フーン」と言っている画像です。
Huhn(フーン)は、ドイツ語で「にわとり」。
ハーン
der Hahn(ハーン)=おんどり
【ハーンがハーン。】
ハーン(おんどり)が、興味なさそうに「ハーン」と言っている画像です。
雄雌関係なく、にわとりはフーンですが
「おんどり」はハーンと言います。
ボンボン
der Bonbon(ボンボン)=あめ玉、キャンディー
【ボンボンに囲まれたボンボン】
たくさんのボンボン(飴)に囲まれて得意げな男の子(ボンボン)の画像です。
日本語でボンボンはお金持ちに対して使いますが、ドイツ語だと「あめちゃん」という意味です。
ナス
nass(ナス)=濡れた、湿った
【ナスなナス】
水滴でナス(濡れている)な、獲れたてのナスの画像です。
ドイツ語のnass(ナス)は、形容詞で「濡れた、湿った」という意味です。
日本語だと野菜の茄子の他に、栃木県にある那須もありますね。
(濡れている那須の画像は作るのがめんどくさそう難しそうだったので、茄子の画像を使いました。)
ブス
der Bus(ブス)=バス
【ブス(バス)ガイド】
ブスなガイドが、ブス(バス)の前にいる画像です。
日本語だと
特に女性に対して言ってはいけない言葉、「ブス」。
ドイツ語だとつづりは英語のBus(バス)と一緒ですが、読み方は「ブス」となります。
【タイトル自主規制】
das Manko=不足、欠点
日本語だと
公共の場で使ったら絶対にマズイ単語。
ただドイツ語では「不足、欠点」という意味で、特にお堅いシーンで使われる単語なのです。
ニュースとか、新聞とか、ビジネスとか。
写真はドイツのネットニュースの見出しで、「メルケルの欠点」という意味です。
メルケルさんは悪くないんですよ?悪くないんですが、、、
この単語とメルケルさんが組み合わさると、どうもそういう風にしか見えません。
心が、汚れているのか。
まとめ
今回の記事では
意味は違うけど日本語としても通じるドイツ語の発音20選を、画像と共にお伝えしました。
日本語じゃない言葉もたくさんありますが、そこはスルーで。
本当はもっといっぱいあったんですが、くだらないので20単語に絞りました。
ある言語では違う意味を持つ単語でも、違う言語では全く異なる意味に取れるのがおもしろいですよね。
下らなくて申し訳ないですが、あなたのドイツ語の勉強に役立てば幸いです。
最後に
今回ドイツ語の単語を探すのに、この本を参考にしました。
ドイツ語の単語を写真と英語付きで紹介してるとても分かりやすい「画像付き独英辞書」です。
日本語ードイツ語版もあります。
、、、が、日本のアマゾンでの値段、高っ!
中古で約3万円って、、、。
ドイツだと、独英版も独日版も10ユーロ(約1300円)で買えます。
参考までに。
語彙の他に、ドイツ語文法の勉強はこの本が分かりやすくて良いですよ。
おわり!