ドイツからニュージーランドに行くにあたり、36時間のフライトを経験しました。
ドイツからだと、ニュージーランドは地球の裏側。
せいぜい16時間ほどのフライトしか経験したことのなかった私は
この超超超距離フライトに向け、さまざまな便利グッズを用意して行きました。
今回の記事では
飛行機の中を快適に過ごすために、使ってみて良かったグッズを紹介します。
①シリコン製の耳栓
おすすめ度:★★★★★
まずは「持って行って本当に良かった!」と思えたものから。
耳栓は飛行機の中での必須グッズの1つですが
こちらはシリコン製の耳栓です。
私が実際に買ったシリコン耳栓。
3ペア入り、ブルーのシリコン耳栓です。
持ち運びしやすいケースに入っていました。
ケースの中身。
普通の耳栓と違い、粘土状で丸型です。
粘着力があるので、買った際はプラスチックのフィルムに包まれていました。
シリコン耳栓の使い方。
シリコン耳栓を指でこねてまん丸の形を作り、耳に押し込みます。
普通の耳栓のような、縦長の形にはしないのが特徴です。
耳の中に入れるというよりは、耳の穴にフタをするような感じ。
元々は、水泳の際に耳に水が入らないように作られた耳栓だそうです。
以前は上記の写真のような、普通のスポンジ製やウレタン製の耳栓を使っていたんですが
ドイツの薬局で、レジ横に置いてあったものを衝動買いしました。
普通の耳栓なら100均でも売っていますが
シリコン製の耳栓は6ペア(12個)入りで900円程と、値段はちょっとだけお高め。
、、、が、しかし!
普通の耳栓とは、使い心地が全く違いました。
シリコン耳栓の良い点
- とにかく外れない!
普通の耳栓だと耳の中までぴったり入らなかったり、どうしても耳からはみ出てしまう部分があるため、枕に当たったり、寝返りを打つと外れてしまうことが多く、ストレスに感じていました。
シリコン耳栓は、粘土のように形を自由に変えることが出来、耳の形にフィットするので、どんなに動いても外れることはありません。 - 遮音性が高い
耳の形にフィットするので、人の話し声やご近所さんの生活音、また隣で寝ているパートナーがモゾモゾと寝返りを打つ音などが驚くほど聞こえなくなります。
、、、とは言っても、目覚まし時計の音などは聞こえるから不思議です。
- 耳が痛くならない
耳栓をしている時特有の「耳に何か入ってる、、、」という違和感が少ないので、長時間使っても耳が痛くなりません。
シリコン耳栓の悪い点
- 汚れが目立つ
粘土のような素材なので、ホコリや耳垢、皮脂などがくっつき使う程に汚くなるのが難点。
ただ、石鹸で洗うことができるので、丁寧に使えば長持ちします。
私の場合、同じ耳栓を洗いながら3ヵ月ほど毎日使うことが出来ました。(旦那の使っていたものは手入れをせずに1ヵ月半ほど使った後、粘着力がなくなり使えなくなりました。)
シリコン耳栓の評価
買ってよかった!
これからも手放せない商品に!
飛行機の中はもちろん、旅行中も毎日使っていました。
NZでは子どものいる友達の家に泊まってたんですが
この耳栓をして寝ると、朝早くから起きて活動する子どものドタバタも聞こえず、ゆっくりと寝ることができました。
旦那も気に入ったらしく、3ペア持って行ったうちの2ペア取られました、、、(泣)
なので
私の1ペアは洗いながら大切に使って、なんとか3ヵ月間持たせました。
旅行に行く時はもちろん、「パートナーが隣でモゾモゾしていて眠れない!」という時にも重宝します。
②フットレスト(足置き)
おすすめ度:★★★★☆
お次のグッズは、フットレスト。
上の図のように、座席の前にあるテーブルに引っ掛けて使います。
こちらは、私が実際にドイツのアマゾンで購入した商品。
ストラップの長さを変えて、好みの位置に調節できます。
買った時は、このようなケースに入っていました。
大きさの比較。
コンパクトに収納すると、スリッパ1つ分の大きさになります。
フットレストの良い点
- 快適!
足を下げて座り続けるのが苦手なので、フットレストがあるだけで快適さが全く違います。 - 簡単に長さを調節できる
とにかく同じ姿勢で居続けるのがツライ飛行機の中。
フットレストに足を置いたり、ふくらはぎを置いたり。ストラップの長さを調節することにより、姿勢に変化が出て姿勢を楽に保つことが出来ました。
体勢を楽に変えることが出来るので、エコノミー症候群を防ぐ効果も期待できそうです。
フットレストの悪い点
- かさばる
コンパクトに折りたためるとはいえ、やはり機内持ち込み荷物の小さいバッグの中ではかさばります。 - 前に座席がないと使えない
テーブルに掛けて使うので、前に座席のない席(テーブルがアームレストから出てくるタイプの席)だと使えません。 - 飛行機の中でしか需要がない
機内で快適に過ごすためのグッズなので、使用感が良ければそれでいいのですが、、、。
バックパック旅行なんかだと、旅行中邪魔になるのが難点。
フットレストの評価
足を上げて座ったり、丸まって寝るのが好きな人にはいい商品。
↑こんな感じの体勢が落ち着く人には、おすすめです。
足を上げて座るのが好きなので(行儀は悪いですが、、、)個人的にはすごく気に入りました。
私はストラップをものすごく短くして、座席の座る部分とほぼ同じ高さにして使ったのですが
座席が広がったような感じがして、くつろぐことが出来ました。
ただし
フットレストは飛行機の中でしか使う機会がなく、飛行機以外の旅程では邪魔になるので
特にバックパッカーとして旅をする人には向かない商品です。
③J型ネックピロー
おすすめ度:★★★☆☆
飛行機には必須のグッズ、ネックピロー。
今回は「J型トラベルネックピロー」という商品を試してみました。
パッケージ。
大きさの比較。
ネックピローと言えばU字型↓のものが有名ですが
今回は、ネットでの評判が良かったの「J型トラベルネックピロー」を使ってみました。
言われてみれば、J型、、、?
こんな感じで使います。
J型ネックピローの良い点
- 首だけでなく、顎も支えてくれる
J型ネックピローは首だけでなく顎も支えてくれるので、首をもたせかけた時の安定感が増します。 - 素材がやわらかくて気持ちいい
空気を入れるタイプのネックピローと違い、クッションはフカフカ、素材も肌触りが良いので、触っているだけでも気持ちがいいです。 - 洗える
カバーは取り外せませんが、そのまま洗濯機で洗うことが出来ます。
洗っても、型崩れしませんでした。
J型ネックピローの悪い点
- かさばる
カバンなどに掛けられるようストラップは付いていますが、形が変則的なのでかさばっている感じは否めません。 - なで肩の人には向かない
形状的に肩にもたせかけて使うことになるので、なで肩だとずり落ちてしまいます。 - 穴が開いた
使い方が雑だったのか、行きのフライトで使っただけで継ぎ目がほころびて穴が開いてしまいました、、、(汗)
J型ネックピローの評価
合う人には、最高のネックピロー。
J型ネックピローも、旅行中毎日使用しました。
主に抱き枕(というか、ぬいぐるみ?)代わりとして使っていたんですが、触り心地がいいのでどこに居ても安らぎながら寝ることが出来ました。
ただ、個人的には「U字型のピローでも良かったかな?」とは思いました。
U字型だと、座っている時に腰の周りに付けて使えるのがいいんですよね、、、。
不思議な形をしているので、自分にベストな使い方を発見できれば、最高のネックピローになるのではないかと思いました。
番外編
その他、飛行機の中で快適に過ごすためのグッズを紹介します。
アイマスク
おすすめ度:★★★★★
耳栓、ネックピローと並んで機内の定番商品であるアイマスク。
私は毎回持ち込んでいます。
機内ではなくてはならない必需品だし、旅行中の快眠にも欠かせません。
アイマスクを選ぶ際に重要なのは、「肌触り」と「紐の長さを調節出来るか」という2点に尽きます。
スリッパ
おすすめ度:★☆☆☆☆
スリッパを機内に持ち込む方は多いかと思いますが、私は座っている時は靴下のまま過ごすので使っていません。
脱ぎ着しやすい靴と替えの温かい靴下(あと、ある程度靴下が汚れることに関しての寛大な心)があれば、スリッパはなくても快適に過ごせます。
着圧ソックス
おすすめ度:★☆☆☆☆
私はあまり足がむくまない方ですが、長時間飛行機に乗ると足がだるくなる時があります。
「もし着圧ソックスで足のだるさが解消されるなら、、、!」と思い、今回初めて機内に持ち込んでみました。
使った感想としては、「違いがよく分からない」です。
飛行機に乗っても、足がだるくなる時とならない時があるのでそのせいかもしれませんが、、、。
あと
履きっぱなしも良くないということで、乗り換えの時などは脱いでいたんですが
「効果が薄いわりに、脱ぎ着がめんどくさい」
という点が1番のネックになりました。
足がむくんでしょうがない、という方には素晴らしい商品だとは思いますが
私にはそこまで違いが感じられませんでした。
(記憶の中の着圧ソックスの存在感が薄すぎて、帰りの飛行機では機内に持ち込むことすら忘れました、、、)
まとめ
今回は
機内で快適に過ごすためのグッズのレビューを書きました。
飛行機という、非日常的なものに乗るときはいつもワクワクするんですが
いざ乗ってみると疲れて疲れてしょうがない。
そんな現実とのギャップを埋めるのが、上記のグッズだと思います。
特にシリコン耳栓は空の旅以外でもおすすめなので、ぜひ使ってみてください。
おわり!