カンボジアに行くには、短期間の滞在でもビザが必ず必要です。
ビザの申請方法は
- カンボジア大使館で直接申請
- カンボジア大使館に書類を郵送
- E-visa(ネット申請)
- 空港でアライバルビザ取得
などの方法がありますが
空港でアライバルビザを取るのが、どの方法よりも早く安く簡単に出来ます。
私達もプノンペン空港でビザを取得したのですが
今回の記事ではカンボジアの空港でアライバルビザを取得する方法 をまとめます。
※空港でのビザ申請は、プノンペン空港の他にシェムリアップ空港でも出来ます。
必要書類
空港でアライバルビザを取得するには、以下の5点(+1)が必要です。
パスポート
入国時のパスポート残存有効期限が6ヶ月以上のもの。
証明写真1枚
証明写真はなくてもその場でお金(2米ドル)を払えば撮ってもらえるようですが、手元にあった方がお金もかからないし手続きもスムーズに進みます。
必要な写真のサイズは4×6cmですが、多少サイズが違っていても受け付けてもらえました。
30米ドル(観光ビザの場合)
30日間の観光ビザを申請する場合、1人30USD(約3200円) (2018年2月現在)の料金がかかります。
ビザ料金は米ドル払いなので、注意してください。
事前に日本から米ドルを両替して持ってくる他、アライバルビザの受付付近には両替所やATMもあります。
日本円や、海外のATMからお金を引き出せるカードがあると便利です。
カンボジアで泊まる場所の住所
書類にはカンボジア国内での滞在先住所を書く欄があります。
その日泊まるホテルやゲストハウス・ホステルの住所のメモを用意しておいてください。
泊まる場所がまだ決まっていない場合でも、事前にどこか適当なホテルの住所をメモしておくとスムーズです。
乗ってきた飛行機のフライトナンバー
ボールペン
こちらもなくても大丈夫ですが
書類を記入する場所には限られた数のボールペンしかないので、自分用に1本用意があるとスムーズです。
アライバルビザ取得までの流れ
1.空港に着いたらまずは「Visa on arrival」へ
飛行機でカンボジアの空港に到着したら、まずは看板に従い「Visa on arrival」へ向かいます。
2.アライバルビザ申請用紙に記入
ビザ申請カウンター付近にアライバルビザ申請用紙(Application form visa on arrival)が用意してあるので、窓口に向かう前に記入を済ませます。
※ビザ申請用紙は、飛行機内で配られる場合もあります。
アライバルビザ申請用紙の内容・書き方
こちらが2018年2月時点でのアライバルビザ申請書です。
- 苗字(Family name)
- 名前(Given name)
- 性別
- 出生地(Place of birth)→パスポートに記載されている出生地
- 生年月日(Date of Birth)→日、月、年の順
- 国籍(Nationality)
- パスポート番号(Passport No)
- 職業(Profession)
- パスポートの発行年月日(Date of passport issue)
- パスポートの有効期間満了日(Date of passport expiry)
- 入国したカンボジアの都市名(Port of Entry)
- カンボジア行きの飛行機に乗った場所(From)
- フライト番号(Flight/Vessel/Vehicle No)
- 現住所(Permanent address)→現在住んでいる国の住所
- メールアドレス(Email)
- カンボジア国内での住所(Address in Cambodia)→その日泊まる宿の住所
- 一緒に旅行している12歳以下の子供の名前・生年月日(12歳以下の子供がいる場合のみ)
- 旅行の目的(Pourpose of travel)→観光であれば「Holiday」でOK
- 滞在期間(Length of stay)→滞在日数が決まっていればその日数を、決まっていなければ「30 days」と書きます。(観光ビザの場合)
- ビザの種類(1つ選択)
→観光ビザ(Tourist visa)・ビジネスビザ(Ordinary visa)・公用ビザ(Official visa)・公務ビザ(Special visa)・外交ビザ(Diplomatic visa)・敬ビザ(Courtesy visa)の6種類がありますが、普通の旅行であれば「Tourist visa(観光ビザ)」を選択。- 日付(Date)→書類を書いた日の日付
- 署名(Signature)
2,5.お金の両替
まだ米ドルを持っていない場合、受付に並ぶ前に近くにある両替所又はATMで米ドルを入手します。
3.アライバルビザ申請窓口へ
アライバルビザ申請用紙の記入が終わったら、書いた書類とパスポート、証明写真を持ってビザ申請窓口に並びます。
混み具合にもよりますが、私の時は3分ほど並びました。
パスポートを含めたすべての書類をを受付に提出し、手続きが完了するまで待ちます。
4.ビザ発給窓口へ
手続きが完了するとビザ発給窓口(プノンペン空港の場合、ビザ申請窓口のすぐ右側)で名前が呼ばれるので、ここでビザの付いたパスポートを受け取りビザ申請料30USDを支払います。
こちらも混み具合にもよりますが、私の時は書類を渡してから5分ほどで名前が呼ばれました。
日本人観光客には慣れているのか、私は旦那(ドイツ人)と比べて比較的早く手続きが終わりました。
ビザ受け取り後の流れ
無事にビザを発給してもらったら、Passport controlへ進みます。
列に並ぶ前に、出入国カードの記入を忘れずに。
出入国カードは、Passport control付近にあります。
※出入国カードは、飛行機内で配られることもあります。
ビザが付いたパスポートと記入済みの出入国カードを持って、係員のいるPassort controlで1人ずつチェックを受けます。
その後、預け入れの荷物をコンベアから取って到着となります。
カンボジア観光ビザの期限
カンボジア観光ビザの滞在可能日数は30日、ビザの有効期限は3ヶ月です。
観光ビザは、1回に限り30日の延長も可能です。
カンボジアでのオーバーステイについて
カンボジアでのオーバーステイ(ビザの期間を超えての不法滞在)は、その他の国に比べれば比較的罪が軽いです。
プノンペン空港のビザ窓口で見た情報によると、カンボジアでのオーバーステイには:
- オーバーステイに1日につき10米ドル(約1070円)
- 30日以上オーバーステイした場合には、1日10米ドル+7日以内に出国
という罰が課せられます。
オーバーステイがお金で解決するのには驚きですが
決して安い金額ではないしブラックリストに載る可能性もあるので、オーバーステイはしない方が無難です。
まとめ
今回の記事では
カンボジア空港でのアライバルビザ(観光ビザ)申請方法 についてまとめました。
注意すべきは
カンボジアは他の国と異なり入国には必ずビザが必要という点。
(例えばタイなら30日間、ベトナムなら15日間はビザを申請しないで観光できます。)
カンボジア大使館やオンラインでのEビザ申請も出来ますが、それらの方法と比較すると空港でビザを取得した方が、早く安く簡単にビザを取得することが出来ます。
空港でのアライバルビザ申請には、以下の書類が必要です:
- パスポート
- 証明写真1枚
- 30米ドル
- カンボジアでの宿の住所
- 乗ってきた飛行機のフライトナンバー
おわり!
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