知らない番号から電話がかかってきた
(この番号登録されてないな、、、誰だろ?)
ハロォ?
ああAkane?Fなんだけど。
旦那の友達のFだった
ああ、F!ハロォ!(旦那の友達が、私に一体何の用だ、、、?)
最近どお?
ああ、うん、良い感じよ。
そっか。
(要件は、、、何だ?)
要件
ところで、ちょっと聞きたい事があるんだけど。
どうしたの?
さっきダニエル(旦那)には聞いたんだけどさ。
あのさ、日本では「キントゥーギー」っていう壊れた食器とか器を直す方法があるんでしょ?それがすごく素敵だと思って。
へ?
気に入ってる食器とかさ、壊れると悲しいじゃん?
そういう時にキントゥーギー?って方法を使うとすごく綺麗に治せるらしいんだけど。
なんかウルーシー?とかいうのを使うらしいんだけど。知ってる?
ウルーシー、、、「漆」のことかな?木から取れるやつ?
そう、、、かな?多分。使ったことある?
いや、漆は使ったことないなぁ、、、。(漆って日常生活でそうそう使わんし、、、。)
で、キントゥーギーには漆が必要らしいんだけど、、、何の話か、分かる?
いや、全然。漆は分かるけど、ちょっと何の話かさっぱり、、、。
今コンピューターの前に居る?ちょっとキントゥーギーを調べてみて欲しいんだけど。
えーっと、つづりはカー、イー、エヌ、テー、、、
KINTSUGI、、、きんつぎ?
そう、それだと思う。
(きんつぎ、、、金継ぎ、、、これっぽいな。)
あったよ。漆で割れた食器を治すやつ。
おお!あったか!それ、やったことある?
いやぁ、やったこともないし名前も初めて聞いたわ、、、。
そっかぁー。いや、それがすごく素敵だと思ってさ。(日本人である)Akaneなら知ってると思ったんだけど。
もし金継ぎについて知ってる人いたら、教えてほしいな!
彼はどうやら「金継ぎ」について知りたかったらしい
最初は何が言いたいのかさっぱり分かりませんでした。
キントゥーギー?
割れた食器?漆??
でも彼はどうやら「金継ぎ」というものについて、日本人である私に聞きたかったらしい。
金継ぎ(きんつぎ)とは、割れや欠け、ヒビなどの陶磁器の破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法である。金繕い(きんつくろい)とも言う。
引用:Wekipedia
By Haragayato
↑こういうのを「金継ぎ」というらしいです。
画像見ると、こういうの見たことある、、、。。
海外では有名だったりする、、、のか?
海外でも“金継ぎ”は、和名そのままに“KINTSUGI”として知られています。
日本独特の美意識の結晶、素晴らしい伝統技術・芸術として評価を受け、注目を浴びています。YouTubeには外国人による“金継ぎ“の紹介動画が数多くアップされるばかりか、日本国内には“金継ぎ”エキスパートとして活躍している外国人も在住している程です。
引用:キナノリ
え、そうなの!?
名前さえ知らなかった、、、。
海外で知られてるぐらいだから、もしかしたら日本人はみんな知ってたりするんでしょうか、、、。
日本の美しい文化について聞かれた時に答えられないと、なんだか悲しい
旦那の友人Fも、私が日本人だからこそわざわざ電話まで掛けてきました。
「日本人なんだから、当然知っているだろう」と。
でも、知らない。
日本人なのに、自国の文化さえ知らない。
こういった事が以前もありました。
身近な所だと、旦那が口に出す「葛湯」や「梅醤番茶」も知らなかったし
つい先日は別の友人に
「Yasujiro Ozuは知っているか?」と尋ねられました。
んん、、、誰?
調べてみたら、有名な日本の映画監督のようですね、、、。
まとめ:日本人として海外に出るということ
今回の記事では
日本文化について外国人に聞かれた時、答えられないのは悲しいという話を書きました。
私は学生の頃、海外に出ることに憧れていました。
なので、大学でも好きな英語を勉強し続けました。
それが間違っていた、とは思いませんが
今となっては自分の国・日本についてもっと勉強しておくべきだったと非常に後悔しています。
本当によく聞かれるんですよね、日本のこと。
日本の文化は、海外でも広く受け入れられています。
寿司などの食文化のみならず、アニメや漫画などのサブカル文化や伝統的な文化も。
それこそHOKUSAIなんかはドイツでも知名度が高いです。
私が大好きな日本と言う国について、海外の方が興味を持ってくれるのは非常に嬉しい。
ただ、彼らの日本に対する質問に答えられないのは、日本人として本当に悲しい。
、、、まぁ、あんまりマニアックすぎる質問にはさすがに答えられませんが。
海外で特に有名な日本文化、というのもありますし。(マクロビオティックとか。)
将来海外に行く予定のある人は今からでもぜひ日本の文化について学んで欲しい。
そして出来れば、日本的なことの1つや2つ出来ると何かと役に立ちます。
(和楽器とか、着物の着付けとか、お茶の作法とか。)
海外に出たからこそ分かった、日本文化の素晴らしさもあります。
私もまだまだ勉強中です。
おわり!