夏の車旅、7ヵ国目。
今回は、最後に行ったフランスでの様子を写真と共にお伝えします。
フランスで滞在していた家
今回フランスに行ったのは、友達(ニュージランド人とフランス人夫婦)に会うためでした。
この友達は、冬にNZに行っていた際にお世話になった家の持ち主です。
また、かわいいアヒルの子達の飼い主でもあります。
今回フランスで滞在した家は
友達夫婦が住むNZのご近所さんが持っている家だそうで
友達の奥さんがご近所さんの子どもにピアノレッスンをする代わりに、10日間ほど貸してもらったそうです。
NZとフランス、どっちにも家持ってるとか、、、すごいな。
こちらが、フランスで滞在した家。
、、、とは言っても、私たちは家が少々埃っぽくて汚かったので変わらず車の中で寝泊まりしていたんですが。
3階建ての木造で、ものすごく大きかったです。
写真は、友達夫婦の9歳の娘(ロッククライミング、マウンテンバイク、柔道大好きなアクティブ娘)が家をクライミングしてる様子です。
ザイルは付けているものの、見ていて結構ヒヤヒヤしました、、、。
家のある村の様子。
写真は、既に潰れてもぬけの殻となったBoulangerie(=パン屋さん)。
今は商店はなく、ただ家だけ。
村と言うよりは集落と言った方が近いかな?
この小さな集落には、4ヵ所山からの湧き水を引いてきた水道が!
昔水道がなかった時代の名残と思われます。
ものすごく冷たくて、美味しいお水でした。
暑い日はここを湯船に見立てて水浴び(!)したり
ビールを冷やすのにも使われていました。
家の周りに住み着いた三毛猫。
残念ながら、モフモフはさせてはくれませんでしたが
すごく近くまで寄ってきてくれました。
ゲーム中に現れたデカい青虫。色が鮮やかすぎる、、、!
フランスでは、いろんなゲームをして遊びました。
写真は、屋外で遊ぶ「Palette」というゲームで
正方形の石のボードの上にコイン型の鉄を投げて得点を競い合います。
夕食が出来るまでの間、好みのお酒を片手にほぼ毎日このゲームで遊んでました。
こちらは、「Tarot」というフランスのカードゲーム。
発音は「タロット」ですが、日本で言う「タロット・カード」とは全く違うカードゲームです。
こっちのゲームは主に夕食後、お酒を飲みながら夜遅くまでプレイしてました。
このゲーム、NZに居る時に教えてもらってからめちゃくちゃハマってしまいました。
お土産として家にも1セット買ってきたんですが
問題は、このゲームは5人でやるのが一番面白いという点。
フランスのカードゲームが出来る友達なんか、ドイツの田舎にはいないよぉぉぉ(泣)
晴れた日は、山にキノコ狩りにも行きました。
写真は、撮ってきたキノコで作ったオムレツ。
村の屋外映画鑑賞会
私たちが滞在中、村(=集落)の行事でスクリーンを使った屋外での映画観賞会が行われたので参加してきました。
映画鑑賞前は、みんなで料理を持ち寄っての立食ディナー。
フランスはワイン派が多いのかと思いきや、みんな結構ビール飲んでました。
夏だからかな。
映画は、外が暗くなってくる夜の9時頃から上映開始。
観たのは、「不機嫌なママにメルシィ!」という2013年のフランス映画。
フランス人俳優ギヨーム・ガリエンヌが、母親に女の子のように育てられた自分の幼少時代を基に作った映画で
劇中では監督自らも主人公とママの2役を演じています。
フランスでは大ヒットした感動コメディ映画だそうです。
、、、いや、おもしろかったんですよ?
おもしろかったんですが、、、
全編フランス語+字幕なしで、何がどうなってるかの細かい部分が皆目わからん。
ドイツで鍛えられた「分からない言葉で映画を観る能力」は割と高い方だとは思うんですが、、、。
映画が終わった後に、フランス語の話せる友達にいちいち内容を確認しなきゃいけませんでした。
そして映画鑑賞後、友達の9歳の娘からは
「劇中で、男の人が1人ベッドの中で腰を振ってたの、、、あれってどういう意味?」
というまさかの質問を受ける羽目に。
えぇっ、、、。
9歳の女の子に、男の1人プレイをどう説明しろというのか。
「あれは、、、何だろうね。フランス語だしよく分かんなかったw」
と適当にはぐらかしてしまいましたが、何と答えるのが正解だったのか、、、。
山登り
せっかく山に来ているので、山登りにも2回行きました。
歩いて2時間かかるという湖目指して出発!
道中バッタがめっちゃいっぱいいて、歩くたびに足にバチバチ当たってました、、、。
ロッククライミング、マウンテンバイク、柔道を嗜む友達の娘は
山登りがイヤでイヤで仕方がないようで、ずーっと文句言いながら登ってました。
いやキミ、絶対私より体力あるやろ、、、!!
途中の橋で記念写真。
なんか1人だけジャンプ上手すぎて逆に恥ずかしい、、、///
この川は氷河から流れ出ているので、色が灰色です。
この地点で標高2000m以上。
森林限界を超えているため、木は生えていません。
ちょっと休憩。
結局、2時間進んでみても目指していた湖は見つからず。
なんでやねん。
日も暮れ始めていたのと、一緒に来ていた女性が盛大に足をくじいてしまったので
今日は一旦引き返すことに。
問題発生:一緒に来ていた女性が山で足をくじいた
足をくじいてしまった女性は他の女性陣と共にかなり後ろの方を歩いていたので
男性陣は引き返してレスキューに向かいます。
女性は右足を相当酷くくじいてしまったようで
歩けなくなってしまった女性を旦那がおぶって、途中にあった山小屋まで引き返しました。
女性の足はバルーンのように腫れ、相当痛い模様。
以下、山小屋での修羅場:
旦那:「ここまでなら車で来れる道あったよね?ちょっと車取ってくる。」
山小屋の店員(以下店員):「ここは国立公園内なので、許可のない車は通行できません。」
友達:「えっ、そうなんですか?でも、ここから歩いて下るとあと1時間はありますよね?けが人がいて緊急事態なんですけど、、、。」
店員:「でも、規則は規則ですから。」
友達:チラッ(店員さんの使っているであろう車が停めてあるのを見て)
友達:「あの車、使わせてもらう訳にはいきませんか?」
店員:「ちょっと無理です。」
店員:「山を下るには、歩いて下るかドクターヘリを呼ぶしかありません。」
一同:「えっ、ヘリ、、、。」
足をくじいた女性:「ヘリは嫌ぁぁぁぁ(絶叫&号泣)」
駐車場までの1時間の下り坂を、けが人をおぶって行くのもさすがに難しいし
足をくじいた女性はなぜかヘリだけは使いたくないと号泣。
その後の対応がなかなか決まらず。
結局、フランス人に詳しい友達の指示により店員さんを30分ほどおだて続け
店員さんが車を出して、女性を駐車場まで乗せて行ってくれました。
ありがたや、、、!
その後女性は落ち込んではいましたが病院に行くことは拒み続け、滞在期間中ずっと足を引きずって過ごしていました。
フランスから電車でロンドンに帰る日も、足引きずっていました。
かなり頑固な女性ではありましたが、、、周囲も何かと気を使ったりで大変でした。
スキーリゾート街での祭り
別の日、近くにあるスキーリゾート街でお祭りがあったので行ってきました。
クレープやソーセージなどの屋台や、手作りの物を売る出店。
また子ども向けのアトラクションがたくさんありました。
こちらは、プロテクターの入った衣装を着てのSUMO。
まさか、アルプスで相撲に出会うとは、、、!
友達の娘に「一緒にやろうよ!」と誘われましたが、丁寧にお断りしました。
今思うと、ちょっと楽しそうだったなぁ、、、←
こっちはただの砂遊びなんですが、職業体験的な要素が入ってて面白い。
ヨーヨー釣りのような。
こういうのはどこにでもありますね。
こちらは、道路の傾斜と水を使ったスライダー。
助走をつけてスライダーに飛び込みます。
コレ、見ている分には面白かったんですが、、、
何が気に入らなかったって
滑りを良くするために水+普通の食器洗剤を使っていた所。
写真に見える泡は、食器洗剤から出た泡です。
スライダーの入り口にホースで水を出している人がいて
その人の手には普通にスーパーで売られている食器洗剤のボトルが、、、。
そして、足元には空になった大量の食器洗剤ボトル。
6本くらいありました。
子どもが突っ込んで滑るのに食器洗剤はどうかと思うし
そんなに大量の洗剤を道路に流すのはいかがなものか、、、。
苦情とか、来ないのかな。
その他お祭りには、この地方の民族衣装を着ている人もいました。
そしてなぜか羊も。
子どもに触られ疲れた感がにじみ出てます。
途中寄った街のパン屋には「これでもか!」と思う程のバゲットが。
パレードでもあったのか、路上にはワラで作ったミニオンズも。
山くだり
また別の日には、少し離れた山岳リゾート地にも出かけました。
もう、山づくし。せっかくのアルプスなので。
(ちなみに、先日足をくじいた女性は家でお留守番でした。)
人がたくさんいたんですが
ちっちゃい黒い帽子を被った男性が異様に多かったです。
↑こんなの。
老いも若きも、男性はみんなコレ被っててビビりました。
どうやらここは、ユダヤ教徒に人気のあるリゾート地のようです。
この場所では
冬はスキー、夏はマウンテンバイクが楽しめます。
私と旦那はただ山の景色を楽しみたいだけだったので
ケーブルカーに乗って上まで行き、そこから歩いて山を下ってくることに。
ケーブルカーから降りて、頂上のすぐ近くに見えた山。
氷河がはっきりと見えます。
遠くにはヨーロッパの最高峰モンブランも見えました。
真夏でも雪を被ってます。
山を下ってる途中で見たマウンテンバイカー。
多くの人がワイルドな下りを楽しんでました。
マウンテンバイク好きな友達は、マウンテンバイクを借りて下りもやったみたいですが
私は以前、同じ友達と行った初めてのマウンテンバイクで大コケした経験があるのでマウンテンバイクは謹んで辞退いたしました。
というわけで
「マウンテンバイクで下るよりは楽勝!」と軽い気持ちで歩いて山を下り始めたわけなんですが、、、
山くだりって、山登りよりキツイ。
他の人と同じ道を嫌うヒッピーな旦那()が
「これ、正規のルートじゃないよね、、、!?」っていうような道も何もない所から下り始めたので傾斜は急だし、つるつるの土+小石の道が滑る滑る、、、。
2時間の下りで、太ももの前側に大ダメージ。
翌日かなり筋肉痛に見舞われました。
歩きでもマウンテンバイクでも、山くだりは嫌いだ、、、。
ドイツへの帰り道
そんなこんなで1週間ほど経ち、友達とはお別れ。
帰りはスイスを通れば早かったんですが
スイスの高速道路料金をケチって、フランスとスイスの国境を走る「ジュラ山脈」を通って帰りました。
ジュラ山脈特有の地層丸だしの山、、、の前にかかる霧。
森の中もなんだか幻想的でした。
帰りに立ち寄った骨董品屋さん。
古ーいものがたくさんありました。
戦争中に使われていたと思しき、錆びた鉄のヘルメットとかも置いてあって、なんかちょっと怖かった。
これはもう完全にホラーです。
チャッキーかよ。びっくりしたわ、、、(泣)
フランスを出る前にもう1回、本場のエクレアを試してみましたが、、、
やっぱり日本で売ってるエクレアの方が美味しかったです。←
分かりにくいですが、フランスとドイツの国境。
検問所も何もなく、危うく見落とす所だった。
ドイツは、安定の雨。
この天気の悪さ、もうさすがとしか言いようがありません。
ドイツに帰ってきて一発目に食べたボックヴルスト。
これを食べてちょっとほっこりしてしまった自分を殴りたい、、、!
まとめ
今回は、フランスに行った時の様子を写真とともにお伝えしました。
ドイツのお隣さんではありますが、実はフランスに行くのは今回が初めてでした。
(シャルルドゴール空港は除く。)
以前結婚祝いでパリ旅行をプレゼントされたんですが
その後にパリでテロが多発したので、旦那が嫌がって結局行かず、、、。
なので、今回やっとフランスに来れて良かったです。
ドイツのお隣さんとはいえ、フランスはドイツとは全く違いました。
食べ物も、文化も、人も。
今回はフランスの一部しか見れていないので
次回はぜひ花の都・パリに行ってみたいものです。
さて
スウェーデンからフランスまで、7ヵ国を巡った約1ヵ月の夏休みも終わりました。
(ニートに夏休みも何もないんですけどね、、、まぁ、一応。)
ドイツは気温も徐々に下がり始め、木々の緑も若干疲れた感じに色あせてきました。
たくさんの、干し草ロール。 pic.twitter.com/IWwJAQEBwV
— あかね@はてなブログ (@akane1033) 2017年8月15日
次回は
このブログが開設1年を迎えたので、そのことについて書きます。
おわり!