ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

ドイツ在住6年、29歳。2015年に8年付き合ったドイツ人スリートミュージシャンと結婚しました。ヒッピーな旦那のライフスタイルについていくため、日々奮闘中。2017年4月、ハンブルクからハルツ山地というドイツの田舎に引っ越しました。

目に見えないレールを外れた私が考える、人生のレールを外れることについて

はてなブログで最近「人生のレール」についての話が話題になってますね。

 

話題になっている記事はこちら:

www.ishidanohanashi.com

【追記】

石田祐希さんという方が「大学辞めて起業する!人生のレールから外れてやる!」というようなことを書いた記事でしたが

後日確認したら、この記事のみならずブログごと消滅ていました。

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 Twitterはまだやっているようですが、鍵がかけられていました。

Tweets with replies by 石田祐希 (@yuki1y1m) | Twitter

 

人生のレールから外れたその後、どうなったのか気になっていたんですが、、、残念です。

【追記おわり】 

 

石田さんの記事から派生して

私が購読しているコーヒーさんのブログも「人生のレール」について書かれていました。

www.blog-ialoha.com

 

私も「下書き」という名のブログのネタ帳を漁っていたら同じようなトピックで書き始めていた記事があったので

今回の記事では「目に見えないレール」ついて、掘り下げて書いていきます。

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オーストラリアのバイロンベイにて。

 

ちょっと長い(5500字超え)ですが、お付き合いくだされば嬉しいです。

 

 

目に見えないレールとは

日本に生まれ育つと

「目に見えないレール」

というものの存在を無意識のうちに感じながら生きていると思います。

 

言い換えると

「目に見えない社会からの圧力」

という事になります。

 

私はそのレールの存在が恐くて、いつもビクビク怯えていました。

 

誰から教わったわけでもないのに

「外れたらまずいんだろうな」とか

「先生に怒られるんだろうな」とか

「お母さんに怒られるんだろうな」とか。

いつもそんな風に思っていました。

 

とにかく

日本人として、周囲の期待を裏切らないように。

 

そのレールから外れないように、いつも自然と良い子ぶっていたところはあると思います。

 

目に見えないレールの上にあるもの

日本に生まれ

裕福でもないけど、貧乏でもない家庭で育ち

田舎でも、都会でもない街で

小学校に通い

中学校に通い

高校に通い

大学に通い

就職する。

そして定年までずっと働く。

 

親を悲しませないように。

周囲をがっかりさせないように。

  

私の思うレールには、こんな人生が乗っています。

(もちろん、レールの上の人生では海外に移住とかもしません。

 

私がレールを脱線するまで

人によりレールの解釈は異なると思いますが

就職した会社を半年で辞めた時点で「あ、レールから外れたな」と思いました。

 

以下に、私がレールを外れるまでを書いてみました。

 

特に何も考えてずに生きてきた

中学校まではね、まあ義務教育なので普通に行きましたが 

高校・大学の進学に際しても特に何も考えていませんでした。

 

というか、何も考えてなくてもすべてちゃんと決まりました。

だって、みんなそうするし。

 

高校時代も、特に将来のことなどは考えず

友達とポケモンするために学校行ってた、みたいなトコあります。

 

大学を選ぶ際は、一応英語が好きだったので英米文学科に進み、思う存分英語を勉強しました。

(大学はFランでしたが。)

 

そしてやってきた就職活動

大学4年生(私は1年休学して留学したので大学5年生でしたが)

ついに、噂に聞いていた就職活動が始まりました。

 

「これで私の今後30年の人生が決まるのかぁ、、、」

とかは考えず。

 

というか、就活に際しても特に何も考えず。

 

いや、それなりに考えてはいたんでしょうが

考えていたことは他の大勢の就活生と一緒。

 

自分の好きなことをしたい

お金を稼げる仕事がしたい

 

まあ、せいぜいこんなもんでしょうか。

 

「じゃあ自分の好きなことって何?」

ってなった時に

自己分析とか始めるんですよね、就活ってね。

 

いままで特に何も考えずにここまで来たのに、突然自分の好きなことって、、、

そんなにすぐ分かるものなのだろうか?いや、分からない。(←反語)

 

大体大学4年から自己分析はじめて、それで好きなことが見つかったとして

それで食べていけるのか?いや、いけない。(←反語)

 

大体の人は時すでに遅しだと思います。

 

「いやそんな事ないわ!」っていう立派な方もたくさんいらっしゃるんでしょうが

私の場合は完全に、大学5年の時には時すでに遅しでした。

もう、ずいぶん遅かった。

 

英語が大好きで勉強してきたけど、いざ就職となったら何をするのか。

 

英語を使える仕事?

翻訳士?通訳士?

 

そんなのはもちろん、それ専用の勉強をしていないとなれません。

 

しまった。

と思った時には後の祭り。

 

とりあえず就職はした

そんなんでも、ちゃんと就職はできるんですよね。

なーんのスキルもなくても、とりあえず就職は出来る。

 

選ばなければ。

 

就活中は何社も何社も受け、何社も何社も落ちました。

数なんてもう、覚えてない。

 

最終的に1社から内定が出たので、そこに就職することにしました。

自分で選んだと言えばそうですが、ここまで来るともう強制的にそこに就職せざるを得ないですよね。 

 

もちろん、大好きだった英語とはほぼ関係のない仕事でした。

 

就職し、半年で辞めた

会社がブラックっぽかったのもありますが

当時の彼氏(現在の旦那)と一緒に住むため、ドイツに移住するために半年で会社を辞めました。

 

その辺の経緯はこの記事↓の最後の方に書きましたので、興味のある方はどうぞ。

 

辞めると分かっていてなぜ就職したのか?

今の旦那と付き合い始めた時点で、将来海外に移住することだけは何となく分かっていました。

 

旦那の生活は全く日本向きではないし

目に見えないレールで言えば、めっちゃはみ出してる人だから。

 

それでもなぜ就職したか?といえば

もちろんお金のためもありますが

たぶん一番は「親のため」。

 

ちゃんと大学を卒業し、新卒で就職することによって親が喜ぶと思っていました。

周囲にもがっかりされないだろうと思っていました。 

 

私の両親はありがたいことにすごく寛容だったので

きっと就職しなくても受け止めてくれていた可能性が高いですが、、、それでも。

 

私の頭の中の見えないレール

「大学まで行かせてもらったんだから、さすがに就職だけはしなさい!」

って言われました。しつこい位に。

 

レールから外れるのが怖かった

昔から憧れていた海外生活ですが、それを決めるまではとても悩みました。

 

せっかく新卒ブランドのおかげで就職できたのに

辞めて今後の生活はどうするのか。

親や親戚が悲しむんじゃないか。

そもそもお金はどうするのか。

 

などなど。

 

今までの人生で何も考えずにヨリドコロとしていたレールの上を外れるのが、ものすごく怖かった。

 

それでもレールから外れた理由

もし私が1人だったら、絶対にレールからは外れなかったでしょう。

 もし私が1人だったら、新卒で就職した会社で今でも働いていたのではないかと思います。

 

そんな典型的思考停止レールの上人間だった私をレールの外にひっぱり出したのは、旦那。

 

旦那はヒッピーで、自分の好きなことしかしない。

会社で働いた事なんか1回もない。って人ですが

 

その生き方にものすごく魅力を感じた。

そして

その生き方を実践している旦那に、すごく魅力を感じた。

 

「自分がそうなりたいか?」と聞かれれば疑問ですが

そういう「自由な生き方」に興味を持ったのは確かです。

 

実際レールから外れた時の、周りからの反応

私の両親はそれはそれは寛大で、何でも私の好きなようにさせてくれました。

 

ドイツ人と付き合い始めた時も

ドイツに移住するために会社を半年で辞めた時も。

 

そのことに関しては、感謝してもしきれません。

 

ただ、全ての人が私のすることに賛成ではありませんでした。

 

2015年にドイツ人の旦那と結婚した際に

「なぜあかねは日本人と結婚しないんだ?」

「なぜあかねは日本に住まないんだ?

と言っていた親戚がいたと聞きました。

 

私も両親も特に気にはしていませんが

そういう風に思われていることに若干のショックを受けた半面、親戚のその気持ちも分かる自分がいました。

 

レールの上にいれば、大丈夫。

レールの上にいれば、安全。

 

そんな気持ちが、その親戚にはあったんだと思います。

つまり私のことを心配してくれているんだな、と。

 

特に高齢の方はレールの上で生きてきた実績のようなものがあるから

目に見えないレールの上を歩くことに対しては、若い人よりも賛成な方が多いのではないかと思います。

 

実際レールから外れてみて

レールの上で何も考えずに過ごしてきた私にとって

レールのない人生は戸惑うことが多く、最初は大変でした。

 

以前のように「これやっとけば大丈夫!」みたいな指針もなく

これからこんな海外の地で、人生どうすんの!?

と、結構激しく途方に暮れたりもしました。

 

でも、別に何とかなってます。

 

裕福ではないけど、貧乏ではない。

そして、幸せ。

 

レールがなくても、意外となんとかなるもんです。

 

レールを外れている人は意外とたくさんいる

一旦レールを外れてみると、レールを外れた仲間というのは意外とたくさんいます。

 

「類は友を呼ぶ」的な感じですかね。

 

例を挙げると長くなりそうなので割愛しますが

みんななんとか生きてるし、結構楽しそうにしてます。

 

社会からの圧力を気にしなくていいのは、結構開放感のあることです。

社会からの保証がないのは相当こわい事ではあります、が。

 

レールの上に乗り続けることは悪い事なのか?

私はレールから外れましたが

レールの上の人生が、つまらないとは思いません。

 

私自身、レールに乗り続けていたとしてもきっと楽しくやっていたと思います。

レールの上の人生の方が自分には合っているんじゃないか、とも 時々思います。

 

レールの上に戻れるかどうかは、また別として。

一旦レールから外れた人に対しての社会の風当たりって、かなりキビシイですよね、、、。

 

とりあえず今の所はレールの外で、旦那とうまくやっていく予定です。

 

レールの上の人生を歩むことのメリット

レールから外れたからこそ言いたい、レールの上を歩み続けることのメリット。

 

生活に対し不安に思わなくてもいい

とりあえずレールに乗っていさえすればお金に困ることはありません。

税金健康保険年金なんかも全部面倒見てもらえます。

 

そういうことを全部自分でやるのは超めんどかなりのストレスになります。

 

昔からの友達とずっと一緒にいられる

個人的に、これはすごく良い事だと思います。

 

同じレールの上を歩いてきた友達というのは、同じ悩みを共有していたりで話も合いますよね。

 

私は海外に住み始めてから、日本にいる友達とだんだん話が噛み合わなくなってきてしまいました。

 

生活が違えば、話がかみ合わなくなることも当たり前なんですが、、、

 

以前は仲が良かった友達が日本で別の友達と楽しくやっているのに、自分はその輪にはもう入れない。

 

海外に出て日本にいる友達と疎遠になるのは、距離的な問題よりも「人生が違いすぎることによって話が合わなくなる」という問題の方が大きいです。

 

でもって、いざ海外に出て現地の人と友達になろうと思っても

彼らはまた別のレールの上を歩いていたりもするので、海外で友達を作るのも難しいんですよね、、、。

 

人生のレールを外れた私から、レールを外れたいと思っている人へ

レールから抜け出したい人というのは

レールの上にいる事の普遍性や楽さに疑問を感じているんじゃないかと考えます。

 

レールの上にいれば、何も考えなくて済むから。

 

でも

何も考えないことの、何が悪いんでしょうか。

 

誰かに決めてもらうのなんて楽でしょうがないんだし、

それの何がいけないのか。

 

そんなの、考えたい人に任せておけばいいんじゃないの?

 

ただ、それでも

「自分の人生は自分で決めたい!」

「先が分かり切った人生なんて嫌だ!」

という方には、レールを外れることも貴重な経験になるでしょう。

 

全ての方に、おすすめは出来ませんが。

 

最後に

私は大学生のとき比較文化論の授業が大好きで、授業で出てきた言葉をノートにメモって持ち歩いていたんですが

下の文は、そのノートからの抜粋です。 

 

この世界に希望をもつためには、批判し続けるということこそが必要だという確信を、私はますます強めています。世界の現実は必然的なものではなく人間の力で動かしていけるものであることを知る。私は希望をもっています。現在の社会をそのまま受け入れるのではなく、変えようと努力する。学問の世界でも、新しい視点は古い世界やシステムを批判していくことから生まれるものです。必要なのは、それを続ける強い意志なのです。

 

エドワード・サイード

引用:新聞記事より抜粋

 

とても興味深い主張ですよね。

 

この文は当時、それなりに感銘を受けてノートにメモったんですが

サイードさんの言いたい事はつまりレールを外れろ!って事なのかなと、今となっては思います。

 

まとめ

今回は

「目に見えないレール」について、レールから外れた私の見解を書きました。

 

ところで

私の座右の銘「人に迷惑をかけない」なんですが

 

もうみんな、いい大人。

 

何かやりたいことがあって、それが社会からはハミ出すようなことでも

人に迷惑をかけないで脱線する分には、思う存分やってみればいいんじゃないかな。(←適当)

 

私もまだレールははみ出し途中、略してハミ中なので、タイソウなことは言えませんが。

 

レールを外れることにはメリットもデメリットも伴うけど、人間って慣れる生き物だし。

大変なのは、たぶん最初だけ。

 

レールを外れたい人は、やってみたら意外となんとかなるよ。

外れたくない人は、それはそれで楽でいいと思うな。

 

うーん。こんな感じ?

 

全然上手くまとまりませんでしたが、長くなりましたのでこの辺で。

 

読んでくださってありがとうございました!

 

おわり!