前回の記事では
クロアチアの海で見つけたおいしいものについて書いたんですが↓
今回は別角度から。
もう1つ、海で見つけたものがあったので書いていきます。
それは暑い夏の日だった
2年前の夏。
連日30度を超える暑い日が続いていたクロアチア。
天気はもちろん晴れ。
快晴に次ぐ快晴。
休暇も終わりに近づき、その日は徐々にドイツ方面に向かっていました。
車で移動していたんですが
私たちの車の冷房、壊れてた。
直射日光の当たる、冷房の効かない車内ってね
もうきっつい。暑すぎる。
その時は幸い海沿いを走っていたので
5分おきに車を止めて海にダイブしてました。
5分おきはウソです。ちょっと盛りました。
暑いのでちょっと海へ
旦那はちょっと引くぐらい人ごみが嫌い。
特に観光客がビーチに所狭しと並んでいる様子なんかが耐えられないそうで(←典型的ヒッピー体質)
あまり人のいない場所を見つけては
車を止めて泳ぎに行ってました。
本日何回目かの熱波にやられ、向かった先がこちら
ビーチでもないし、海にダイブするにはちょっと向かない場所でしたが
なんせ人がいない穴場スポットでした。
旦那が海で何か見つけたようです
ここから海に入って水浴びを楽しんでいると
水中で旦那がこんな物を見つけてきました。
箱。
手に乗るサイズの小さめの箱がわらわらと。
なんだこれは?
箱を開けてみました。
まあ箱だからね、開けてみました。すると
えっ?
うわぁぁぁぁぁぁ!!
クロアチアの海で見つけた恐ろしい落とし物
コレ、映画とかで見たことあるやつじゃない?
見たことあるから大体予想がついちゃうけど
コレ、タマじゃない?
まじかよぉぉ
全部で10箱ぐらいありました。
そして
中身全部ぎっしり詰まってた。
あのさ、こうゆうのってさ
決して一般人の手に渡ってはいけないものだと思うの。
なんでこんな綺麗な海の中に?
とりあえず写真撮影
で、びっくりして
一応写真とかとるじゃないですか。そこはね。
爆発するんじゃねぇかとかビクビクしながらも
人生に2度もないであろうこのご対面の記念写真を撮りました。
偶然現れた警察
私たちが大興奮して
アホ丸出しで写真撮影をしているその時
偶然、現地の警察が通りかかりました。
偶然。
こんな偶然あるぅ?
もしかしてどっかで監視してたんじゃないのぉ??
ってぐらいの偶然。
警察に引き渡しました
偶然通りかかった警察。
あんまり英語が話せないみたいで、身振り手振りを交えて見つけた経緯なんかを説明して、すべてお引き取り願いました。
だってさ、こんなの持って帰ってもさ
国境で見つかったら普通にヤバいし。
普通に牢屋行き確定。
一応旦那のパスポートを確認していましたが、別に私たちを疑っていた訳ではないようです。
私たち、どっからどーみても観光客だもんね。
当然、警察が偶然通りかからなかったとしても警察には電話していたわけなんですが
そんな手間が省けてラッキーでした。
それにしてもホント、警察はどっから現れたのか。
ところで
気になるのがこの落とし物の出どころ。
通じない英語で頑張って聞きましたが、警察も分からないみたいでした。
ただ
見つけた箱のいくつかに文字の書いてある紙がついていたので、それを警察に見せました。
何語で書いてあるのかも分かりませんが、、、読める方いたらなんて書いてあるのか教えてください。
警察によると
これはクロアチア紛争かボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で使われたものの残りなんじゃないか、という事でした。
ユーゴスラビア紛争
上記の2つを含めた紛争は、「ユーゴスラビア紛争」と呼ばれるそうです。
ユーゴスラビア紛争(ユーゴスラビアふんそう)は、ユーゴスラビア連邦解体の過程で起こった内戦である。1991年から2000年まで主要な紛争が継続した。
ユーゴスラビアって、名前は知ってるけどよく分からなかったので調べてみました。
ユーゴスラビアとは、2006年まで実在していた国だそうです。
国というか、連邦。
社会主義国の集まりだったようですが、1991年から「オレ達、民主化すっから!」っていう国がどんどん独立していって、ユーゴスラビア連邦は崩壊したそうです。
で、最後の国が独立したのが2006年。
参照:http://www.kyoritsu-wu.ac.jp/nichukou/sub/sub_gensya/World/East_Europe/Yugo/outline.htm
ユーゴスラビア連邦から国が独立する際にゴタゴタが起こってユーゴスラビア紛争となったようです。
クロアチア紛争が起こったのが1991年から1995年
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が起こったのが1992年から1995年なので、結構最近の話ですね。
残る謎
この「落とし物」を見つけたときは興奮していたので全然疑問に思いませんでしたが
今この記事書きながらふと疑問に思ったことが。
そもそもこの地域で紛争が終わったのが19年前。(私たちが銃弾を見つけたのは2014年)
人類の戦いの歴史からすると結構最近の部類に入りますが、それでも19年経ってるわけです。
保存状態、良すぎない?
「落とし物」を見つけた岩場は奥まっていて、そんなに波の立たない感じではありましたが
この、海が奥まってる所で見つけたんですが、
ゆっても19年。
海が大シケの事もあっただろうし、
嵐やタイフーンが来たこともあったでしょう。
だってさ、箱なんかうっすい段ボールみたいな感じで。
段ボールって、いっても紙だからね?
さすがに19年も海の中に浸かってたらフニャフニャに、、、
保存状態、良すぎない?
だってさ、19年だよ?
19年も塩水に浸けられたら、そりゃ金属だって錆びたり、、、
保存状態、良すぎない?
こんな事ってありえる?
こうなると
これは紛争時代の忘れ物ではないという可能性も微レ存。(←1回使ってみたかった)
マフィア説
そうなるともう闇の組織の仕業っていう風に考えちゃいますよね。
だってこんなの使うのなんて、警察かマフィア位なもんじゃない?
警察が海の中にタマを隠す(または置き忘れる)なんて事そうそうないだろうから
そうなってくると濃厚になる、クロアチアン・マフィア説。
もしくは大御所、イタリアン・マフィアという可能性もあります。
イタリアって、この海の反対側だからね。
同じ海、共有してるから。
もしかしてだけど
という事はつまり
これ事件に巻き込まれてた可能性も微レ存?(←もう1回使ってみたかった)
こわっっっ
真相は闇の中
あれから2年。
なぜクロアチアの海に銃弾が入った箱があったのか
真相は分からないままです。
とにかく
何もなくて本当に良かったー。
夫婦で海に沈められていた可能性も、微レ存あったのだから。(←使うのハマった)
おわり!