ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

ドイツ在住6年、29歳。2015年に8年付き合ったドイツ人スリートミュージシャンと結婚しました。ヒッピーな旦那のライフスタイルについていくため、日々奮闘中。2017年4月、ハンブルクからハルツ山地というドイツの田舎に引っ越しました。

【Veganとは?】ヴィーガンについて違和感を感じること

ドイツに住み始めて5年半になりますが

日本に比べるとドイツにはベジタリアンヴィーガンの方が非常に多いです。

 

ドイツのマクドナルドには、日本にはない「ベジバーガー」なるメニューもあります。

 

私に1番近い所だと、旦那の同僚がヴィーガンです。

 

仕事の関係でうちに泊まりに来ることも多いので、彼と関わることも多く

最近は彼のためにヴィーガン料理なんかもよく作ります。

 

今回は

日本ではまだあまり馴染みのないヴィーガンについてと、ヴィーガンについて違和感をことをまとめました。

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ベジタリアンとは?

参照:菜食主義 - Wikipedia

 

まずはベジタリアンについて。

 

ベジタリアンは英語の単語で、日本語では菜食主義ですね。

その名の通り、植物性の食品による食生活を行うことを指します。

 

菜食主義と言うと動物製品全般を食べないイメージですが

乳製品や卵は食べてOKとか、魚は食べてOKとか、人によって解釈は異なるようです。

 

私の周りのベジタリアンは主に

「肉と魚は食べないが、乳製品(牛乳、チーズやバター)と卵は食べてOK」という人が多いです。

 

甲殻類(エビ・カニなど)は意見の分かれるところですが

ただ単にアレルギーで食べないという人も多いので何とも、、、。

 

旦那も以前行っていましたが

日本発祥のマクロビオティックも菜食主義の一部です。

 

ヴィーガンとは?

 ヴィーガニズム(: veganism)または絶対菜食主義(ぜったいさいしょくしゅぎ)は、動物製品の使用を行わない生活様式である。

 

参照:ヴィーガニズム - Wikipedia

 

ヴィーガンビーガンとも呼ばれるヴィーガニズム。

 

ベジタリアン肉や魚は食べないが卵や乳製品は食べることが多いのに対し

ヴィーガンは日本語では絶対菜食主義と呼ばれ、動物製品を全く食べない人たちのことを指します。

 

ヴィーガンは、肉や魚、卵や乳製品はもちろん、はちみつなども食べません。

 

また、ヴィーガンには大きく分けて2つの種類があります。

エシカル・ヴィーガニズムが動物の商品化を否定し、あらゆる目的での動物製品の使用を拒否するのに対し、ダイエタリー・ヴィーガニズム (純菜食主義) は食事から動物製品を排除するだけにとどまる。

 

参照:ヴィーガニズム - Wikipedia

 

ダイエタリー・ヴィーガニズムがただ単に「動物製品を食べない」という食に関しての絶対菜食主義なのに対し

エシカル・ヴィーガニズムは食事だけでなく、倫理的観念からあらゆる目的での動物の使用を拒否します。

 

エシカル・ヴィーガニズムを日本語で説明するなら

「人間は、動物を搾取することなく生きるべきだという主義」

ということになります。

 

旦那の同僚も、倫理的な理由でヴィーガンとなった「エシカル・ヴィーガニズム」です。

 

エシカル・ヴィーガニズムは動物製品を食べないのはもちろんのこと

靴や洋服、布団、車のシートなどにに使われる皮、ウール、シルク

また動物由来の原材料を使った着色料や化粧品などもなるべく避けるようにしています。

 

せっけん、保湿クリーム、歯磨き粉、シャンプーなどにも動物性の原材料が使われていることが多く(コラーゲンから分離されたグリセリンなど)

倫理的な理由でのヴィーガンは、このような商品は極力買いません。

 

カメラフィルムなんかにも、動物由来の成分が使われているそうです。

知らなかった、、、!

 

ヴィーガンである旦那の同僚は

革靴のような靴もプラスチック製で

服もシャンプーもすべて動物製品不使用のヴィーガン製品を使っています。

 

彼はチョコレートが大好きなんですが

当然ミルク入りのチョコは買いません。

 

ポテチなども、原材料をよく見てみると動物性の原材料が入っていることが多く

彼はそのあたりの原材料名にもすごく詳しいです。

 

ベジタリアンやヴィーガンになる理由

人が菜食をするのは

  • 健康のため
  • 道徳上の理由から
  • 宗教上の理由から

と、いろいろな理由があります。

 

宗教では、特に仏教ヒンドゥー教などで菜食を実践している宗派が多いようです。

 

また、私が見た限りではファッションとしてベジタリアンをやっている人も少なくありません。

 

ドイツ人の20代のベジタリアンの女の子に

「なぜベジタリアンになったの?」と聞いてみたところ

「まだティーンエイジャーで生意気だった頃に『自分は特別な存在だ』ということを周りに示すためにベジタリアンになって、そのままその習慣が続いているのよ」

というような回答をもらったこともあります。

 

ドイツでは特に若い子にベジタリアンが多いんですが

 ティーンエイジャーの間では「ベジタリアンはかっこいい」と思われている節があります。

 

ヴィーガンについて違和感を感じること

まず最初に言いたいのは

ベジタリアンでもヴィーガンでも、本人がやりたければやればいい

ということ。

 

それを踏まえて、ここではヴィーガンについて私個人の意見を書きます。

 

ヴィーガンだと社会生活が上手くいかないことがある

旦那はストリートミュージシャンで、基本的には1人で仕事をしますが

週末や休みの期間にマンドリン奏者でヴィーガンの同僚と一緒に演奏します。

 

ストリートだけでなく、時にはコンサートやパーティーなどで演奏することも。

 

その際

コンサートやパーティーの主催者や、ストリートで演奏を見て好きになってくれた方から食べ物を頂くことも珍しくありません。

 

以前、ストリートで演奏を見たレストランの経営者が旦那のバンドを気に入ってくれたようで

「自分の経営するレストランで演奏してくれないか」と依頼を受けました。

 

ちょうど夜ご飯の時間だったこともあり、経営者の方が気を使ってくださって

旦那と同僚にご飯をふるまってくれました。

 

その時のメニューが焼いたチキンと、ヨーグルトソースのかかったサラダ。

 

ヴィーガンの同僚は、食べられないメニューです。

 

結局旦那の同僚は、サラダのドレッシングがかかってない所だけを食べていました。

 

ベジタリアンやヴィーガンの多いドイツのことなので、レストランの方が事前に聞いてくれても良かったかな?とも思いますが

そもそもレストランの経営者の方は、良かれと思って料理を用意してくれました。

 

その好意を無駄にするようで、その時は一緒に居て非常に気まずい思いをしました。

 

ヴィーガンだという理由で社会生活が上手くいかないのは

仕事上の話だけでなく日常生活でもあることです。

 

例えば、普通に友達とご飯を食べに行く場合。

 

行くお店を間違えれば

隣で友達がステーキを食べている間、ヴィーガンの人はずーっとフライドポテトをかじっていることになります。

 

ベジタリアンやヴィーガンは、大きな都市では浸透していてベジタリアン専門店などもありますが

特にドイツの地方ではいまだに肉をメインとした料理が多く、食べられるものはフライドポテトか動物性の原材料が入っていないドレッシングをかけたサラダくらいしかありません。

 

ヴィーガンの人は好きでやっているのでいいのかもしれませんが

注文のたびに「これには動物性の食品は入っていますか?」と聞き続けているようでは、楽しい場もしらけてしまいます。

 

ヴィーガンになったからといって、健康になるとは限らない

健康のためにベジタリアンやヴィーガンになる人は多いですが

菜食になったからと言って健康になる訳ではありません。

 

動物性の食品にしか含まれていない栄養素や、動物性食品から摂取した方が効率の良い栄養素というのもあります。

 

特に言われているのが、植物性の食品ではビタミンB12を取ることが出来ないということ。

 

もちろん

ベジタリアンやヴィーガンもきちんバランスを考えて行えば、体にいいこともたくさんあります。

 

ただ

ビタミンB12以外にも、ヴィーガンの人は雑食な人以上に食事の栄養バランスに気を使う必要があります。

 

「健康上の理由から菜食を実践することは、一番ひどい方法です。病苦など、つまり単純に健康上の理由から菜食主義を実践する人はたいてい失敗することにわたしは気づきました。菜食主義を貫くには、倫理的な原理が必要なのです。」

 

引用:ヴィーガニズム - Wikipedia

 

上記は自身も菜食であったマハトマ・ガンジーの言葉ですが

彼の言葉は、ベジタリアンやヴィーガンを貫くことがいかに難しいかを物語っているようです。

 

ヴィーガンになるということは、とても贅沢なことだと思う

暖かくなると、ニュースで熊の被害について見かけることが多いですよね。

 

倫理的にヴィーガンを実践する人たちにとっては

「人間は動物を搾取することなく生きるべきだ」

という主張があるので、熊を殺すこと自体に反対の立場です。

 

「そもそも熊が人里に降りてくるのは、人間が熊の住む山を奪ったからだ」

という主張も分からなくもありません。

 

ただ、実際に熊の出没する場所に住む人達からしたら、たまったもんじゃない。

 

実際に熊から山を奪ったのは「私」じゃないのに

熊の脅威と共に生きていかなくてはならないのですから。

 

狩猟については日本の国内でも賛否のある問題ですが

とにかくいま生きている人間を守るために何か行動を起こすという点では、私は賛成の立場です。

(もちろん、ハンターによる誤射や不法投棄などには反対ですが。)

 

ヴィーガンの精神に反対な訳ではありませんが

例えば危険な動物の住む地域に住んでいたり

現代のように食べ物が豊富にない、昔の時代のことを考えると

ヴィーガンはとても贅沢なことだと思わざるを得ません。

 

まとめ

今回は

ヴィーガンについてと、ヴィーガンについて個人的に思うことをまとめました。

 

もう一度言いますが

ベジタリアンでもヴィーガンでも、本人がやりたければやればいいと思います。

 

ただ私は

ベジタリアンやヴィーガン違和感を感じるので、完全に菜食になることはないと思います。

 

健康のために、期間的に菜食を行うことはあると思いますが。

 

特に強迫観念のようにヴィーガンにしがみつくのは社会生活の妨げになるし

ドイツのベジタリアンショップなどで手に入る「ヴィーガン用肉」「ヴィーガンチーズ」や「ヴィーガンヨーグルト」「ヴィーガンアイス」などの商品はとても不自然で、違和感を感じます。

 

みなさんは、どう思われますか?

 

おわり!