妊娠検査薬で妊娠が発覚した際
まず最初に行うのが産婦人科の予約ではないでしょうか。
私が初めて妊娠したのはドイツでしたが
「妊娠が分かったらまずは産婦人科に行く」 というのは、ドイツでも同じこと。
ただ、日本とドイツだと病院を取り巻く制度や環境が異なるため
妊娠が分かっていざ産婦人科を予約しようにも、なかなか上手く行きませんでした、、、。
というわけで、今回の記事では
ドイツでの産婦人科選びで大変だったこと について、絵日記で書いていきます。
妊娠中お世話になる産婦人科が決まるまで、とにかくいろいろあったので、、、
全4回のシリーズでお送りしていきます。
今回は主にドイツでの産婦人科の種類について です。
記事の内容は、今回の妊娠の話ではなく前回妊娠した時の話ですが
せっかく描きためていたので、今のタイミングで公開します~。
絵日記:産婦人科の予約が出来ない!?
前回の妊娠が発覚したのは、生理予定日から4日後。
ドキドキしながら妊娠検査薬を買い求め、家のトイレで使ってみると
くっきりと陽性の線が現れました。
(ドイツで市販されている妊娠検査薬は、生理予定日当日から使えるものが多い。)
この時点で、妊娠4週目。
「善は急げ」ということで早速、家から一番近い産婦人科(Gynäkologe・ギュネコローゲ)をネットで調べて予約の電話をかけることに。
※TK=Techniker Krankenkasseという公的保険会社の略称。
予約の理由を聞かれ、健康保険の種類を答えたまでは良かったんですが、、、。
その後、予約できる日付の話に進むかと思いきや
なにやらよく分からないドイツ語でベラベラと説明しだした。
うーん、お手上げ。
仕方ないので、近くにいた旦那に電話を丸投げすることに。
そして結局
この病院で妊婦検診の予約を取ることは出来ませんでした。
なぜ妊婦検診の予約が取れなかったのか?
妊娠検査薬で陽性が出たのに、どうして妊娠検診の予約が取れないのか。
それは私が電話を掛けたのが、産婦人科は産婦人科でも
「Kreißsaal(クライスザール・分娩室)」という分娩専門の場所 だったから。
ネットで「産婦人科 〇〇(住んでいる街の名前)」で調べて
出てきた中で家から一番近い産婦人科に電話してみたらこのザマですよ、、、。
(と言っても、田舎なので産婦人科は2つしかないんですが。)
ドイツの産婦人科には種類がある
日本で妊娠・出産する場合。
妊娠中の健診から出産まで、同じ産婦人科で行うことが出来ますよね。
ハイリスク妊婦や里帰り出産の場合は途中で転院する場合もありますが
その場合でも、実際の分娩は「産婦人科」で行います。
一方、ドイツの場合。
婦人科系の病気や妊娠した際に行く「産婦人科」では、分娩を行うことは出来ません。
ドイツでは、妊娠中に行うすべての妊婦検診は「産婦人科(Gynäkologe)」で行いますが
実際の分娩は、主に大きな病院にある「分娩室(Kreißsaal)」で行います。
(もちろん自宅出産などの選択肢もありますが、基本的な話として。)
、、、私はそのことを全く知らなかったので
妊婦検診の予約の電話を「分娩室」の方にに掛けてしまったわけです。
そりゃ、妊婦検診の予約は取れませんわね、、、。
まとめ
というわけで、今回の記事では
ドイツにおける産婦人科の種類 について書いていきました。
日本では妊婦検診も分娩も「産婦人科」で行いますが
ドイツでは妊婦検診=産婦人科(Gynäkologe)、分娩=分娩室(Kreißsaal)で行うという制度の違いがあります。
妊娠しているかどうかの検査のために病院を予約する際は
分娩のみのKreißsaalではなく、妊婦検診(Schwangerschaftsvorsorge)を行うGynäkologeの方に電話をかけてくださいね。
ちなみに
分娩室に電話をしてしまった際、私は「開業している(産)婦人科に行け」と言われました。
(電話途中で代わったので、言われたのは旦那ですが。)
なぜ産婦人科の中でも「開業医」なのかというと
大学病院などの大きな病院では、初診は受け付けてもらえない可能性もある からだそうです。
医療器具の揃った大きな病院だと、もっと重症の患者を受け入れていて忙しいことも多いため
妊婦の場合まずは街の開業産婦人科で診てもらい、もし何か問題があるようなら大きな病院への紹介状を書いてもらう というのがスムーズな流れです。
おわり!
次の記事:
ドイツでの産婦人科選びで大変だったことその②↓
ドイツでの産婦人科選びで大変だったことその③↓