ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

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【絵日記】W杯の楽しみ方は人それぞれ?【サッカー愛とドイツ国旗】

ロシアW杯で盛り上がるドイツですが
先日、お隣さんとこんなことがありました。
 

絵日記「W杯の楽しみ方は人それぞれ?」

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サッカー嫌いなドイツ人は意外と多い

私は、ドイツに住み始めてからW杯を楽しみに観るようになりました。
 
だって、ドイツ強いんだもの。
(今回のW杯は、初戦でメキシコに負けてしまいましたが、、、)
 
そんな私にとってとても意外だったのが
サッカー嫌いなドイツ人が意外と多いということ。
 
「ドイツは世界王者なのに、、、?あなたもサッカー観ないの、、、!?」
と驚くほど、ブンデスリーガはおろかW杯さえ観ない人が周りに多い。
 
そりゃどの国にもサッカー嫌いはいるでしょうがなんかもったいない感じがして。
 
ただ
「サッカーが強い国出身のドイツ人だからこそ、あえてサッカーは嫌い」
という人も多いのかなという印象です。
 
サッカーの熱狂的なファンも多いドイツだからこそあえてサッカー嫌いを公言することによって他の人と差別化を図っているという人は多い。
 
「人とは違うオレ、イケてる!」
と考えている人が多いのかな。
 
まぁそれ自体はドイツ人に限ったことではないし、別にいいんですけどね。
 

お隣の家に住む若い夫婦もサッカー嫌いだった

で、お隣の家に住む若いご夫婦(20代半ばくらい)もサッカーは全く観ないそうで。
 
ご主人曰く
「大の男が20人も揃ってボールを追いかける様は、なんとも無様!」
なんだとか。
 
サッカーに対し、かなり嫌悪感を持っている感じでした。
 
お隣さんと立ち話をしたのがちょうどドイツvsメキシコの日だったのですが、
私達は試合をものすごく楽しみにしていたので「そういう人もいるのか、、、!」とちょっとビックリしました。
 

ところが後日、、、

で、後日。
 
ドイツ戦があった2〜3日後だったと思いますが、出掛ける時にふとお隣さんの車を見ると
今まではなかったドイツの旗が、車に付いてた。
 
それを同時に見た私と旦那は、ちょっとだけ立ち止まってそのドイツ国旗がなびく車を見入ってしまいました。
 
(あれ、サッカー嫌いって言ってなかったっけ、、、?)と。
 
サッカー嫌いでもデコレーションとして車に国旗を飾ることは出来ますが
それでもドイツでは国旗=サッカーという印象が非常に強いのです
 

W杯時にドイツで流行るもの

近年、サッカーの世界大会がある度にドイツで流行るものがあります。
 
それが、お隣さんも付けていたコレ。

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画像引用:amazon.de

車の窓に取り付けることができるドイツ国旗です。
旗自体は窓の外に出ていて、車が走ると旗がなびきます。
 
あと、サイドミラーに付けるこんなのもあります。

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画像引用:amazon.de
 
前回のW杯の時もしょっちゅう見かけましたが、今回もちょくちょく見かけます。
 
道行く多くの車がドイツ国旗をなびかせて走る姿は圧巻ですが
ただこれ、W杯期間中にだけに見られる光景なんです。
 
W杯終わるとみんな取っちゃうみたいで、めっきり見かけなくなります。
 

ドイツ人がドイツ国旗を掲げるということ

例えばアメリカに行くと、どの家にも星条旗が掲げてあったりします。
 
最初アメリカに行った時は驚きましたが
アメリカでは愛国心の象徴として(またデコレーションとして)国旗を掲げることがとても一般的なのでしょう。
 
一方、ドイツ。
 
ドイツではつい最近まで、一般人が国旗を掲げることは非常に稀なことでした。
 
国旗を掲げる=愛国心の象徴とみなされる場合が多いですが
ドイツではナチスが愛国心を煽り立て人種差別政策を行った反省から、過度に愛国心を示すことは長い間ご法度とされてきました。
 
別に法律で禁止されているわけではないのですが
それでもドイツ人は特にナチスについて反省する心が強く、一般人がデコレーションとして家に国旗を飾ることは忌み嫌われていたようです。
 
そんな中、ドイツ人の国旗に対する感情を変えたのが2006年に行われたドイツW杯。
 
この頃から「サッカー関連の行事であれば国旗を掲げてもOK」 というのが、人々の間で暗黙の了解となったようです。
 
もっとも最近では、W杯以外でも国旗を掲げる家は増えてきましたが
それでも、依然として多くの人が国際的なサッカー行事(特にW杯)の時のみ、ドイツ国旗を家や車に掲げています。
 

日本もドイツと似ているのかも

考えてみると、日本人が国旗に対して持つ感情もドイツ人のそれと似ているのかもしれませんね。
 
日本でも、特に意味なく国旗を家の外や車にくっ付けたりはしない人が多いのではないでしょうか。
 
国旗を掲げることを、人によっては「右翼的な行動だ」と思う人もいますよね。
 
旭日旗はもちろんダメですが、日章旗もなんとなくデコレーションとしては使わないような、、、。
 
その辺の「国旗」に関する考え方は、もしかしたら敗戦国ならではなのかもしれませんね。
 

まとめ

というわけで、今回の記事では
お隣さんのサッカー嫌いについての絵日記と、それに関連してドイツにおけるサッカーと国旗の関係性について書きました。
 
ドイツでは国旗=サッカーのイメージが強いのですが、サッカー嫌いなお隣さんが車に国旗を飾っていてビックリした という話でした。
 
実はサッカーが好きなのか
それとも「サッカーは嫌いだけどドイツ代表は応援している」のか
ただ単にデコレーションとして飾っているのか
はたまた、息子くん(3歳くらい)にねだられて買ったのか、、、。
 
お隣さんが車に国旗を飾る真相は分かりませんが
ドイツ人の国旗に対する意識が変わってきているのかもしれないなぁと思った出来事でした。
 
 (それでもきっと、ドイツはアメリカのように国旗をバンバン掲げるようにはならないだろうけども、、、。)
 
 
さて、今夜(日本だと明日の早朝)はドイツの2試合目、スウェーデン戦です!
 
前回大会のチャンピオンがグループリーグで敗退してしまうのか?
それともここから持ち直していくのか?
非常に重要な一戦となりますね~!
 
楽しみだけど、ちょっとドキドキもする、、、!
 
なんせ優勝候補だったアルゼンチンさえも、崖っぷちに立たされますから、、、。

ワールドカップには魔物、住んでるわぁ、、、。
 
おわり!