昨日の試合でクロアチアが3-0でメッシ率いるアルゼンチンを下しました。
1試合目でナイジェリアに2-0で勝利していたクロアチアは、2試合の勝利で勝ち点を6に伸ばしグループD最初のグループリーグ突破国となりました。
一方、優勝候補国のメッシ率いるアルゼンチンは、2試合終了時点でクロアチアに1敗・アイスランドに1引き分けで勝ち点1。
そんな絶体絶命のアルゼンチンに、グループリーグ突破の可能性はあるのか？
というわけで、今回の記事では
アルゼンチンがグループリーグを突破するための必要条件 について考えていきます。
- アルゼンチンがグループリーグを突破するための必要条件とは？
- アルゼンチがナイジェリアに勝利した場合のグループリーグ突破条件
- アルゼンチがナイジェリアに引き分けた場合のグループリーグ突破条件
- まとめ
- 追記：6月23日2:23
アルゼンチンがグループリーグを突破するための必要条件とは？
今回のW杯で未だに勝利を掴めていないアルゼンチンにとって、グループリーグでの最後の試合となるナイジェリア戦に勝利することがグループリーグを突破の絶対条件 となります。
ただ、グループDの他の試合の結果次第（今夜行われる2節ナイジェリアvsアイスランドと、3節のアイスランドvsクロアチア）では、もしアルゼンチンがナイジェリアに勝ったとしてもグループリーグを突破できない可能性は大いにあります。
現在ナイジェリアはクロアチアに1敗、そしてアイスランドはアルゼンチンに1引き分け中。
つまりアルゼンチンにとっては、特にアイスランドの動向が気になるところ。
以下では実際にアルゼンチンがナイジェリアに勝利することを前提とした、アルゼンチンがグループリーグを突破する可能性 について考えていきます。
アルゼンチがナイジェリアに勝利した場合のグループリーグ突破条件
可能性1：アイスランドがこれからの2試合を2敗した場合
アルゼンチンが今一番望むのがこの結果なのではないかと思います。
つまり今日の2節の試合でアイスランドがナイジェリアに負け、同じく3節でクロアチアに負けた場合。
この場合、各国の勝ち点は：
-
クロアチア：9
-
アルゼンチン：4
-
ナイジェリア：3
-
アイスランド：1
となり、アルゼンチンのグループリーグ突破が決まります。
ちなみに
逆にアイスランドがこれからの2試合を2勝してしまった場合、各国の勝ち点は
-
アイスランド：7
-
クロアチア：6
-
アルゼンチン：4
-
ナイジェリア：0
となり、アルゼンチンはナイジェリアに勝ったとしてもグループリーグ敗退となります。
可能性2：アイスランドが1敗1引き分け、または2引き分けで終えた場合
もしアイスランドがこれからの2試合を1敗1引き分けで終えた場合、各国の勝ち点は以下のようになります。
-
クロアチア：9または7
-
アルゼンチン：4
-
アイスランド：2
-
ナイジェリア：3または1
またアイスランドが2引き分けした場合：
-
クロアチア：7
-
アルゼンチン：4
-
アイスランド：3
-
ナイジェリア：1
可能性1と2が示すのはつまり、アイスランドが2試合で1度も勝利できなければ、アルゼンチンはステージ2へ行ける ということです。
もちろん、アルゼンチンがナイジェリアに勝たなくてはいけないのは変わりませんが。
ちなみに
アイスランドがこれからの2試合を1勝1引き分けで終えた場合。
-
クロアチア：7または6
-
アイスランド：5
-
アルゼンチン：4
-
ナイジェリア：1または0
各国の勝ち点は以上の通りとなり、アイスランドがグループ突破でアルゼンチンは敗退となります。
つまりアイスランドが1勝でもすると、アルゼンチンがグループリーグを突破できる確率はグッと下がる ということです。
可能性3：アイスランドが1勝1敗で終えた場合
ただアイスランドが1勝した場合でも、アルゼンチンにチャンスがある場合があります。
それが、もしアイスランドがこれから行われる試合に1勝1敗した場合。
その場合、各国の勝ち点は以下のようになります。
-
クロアチア：9または6
-
アルゼンチン：4
-
アイスランド：4
-
ナイジェリア：3または0
クロアチアがグループリーグ突破でナイジェリアが敗退というのは変わりませんが、アルゼンチンとアイスランドは勝ち点4で並びます。
勝ち点が並んだ場合、全試合での得失点差が多い方がグループリーグ突破 となります。
2試合終了時点でのアルゼンチンの総得失点差は、得点1の失点4で-3。
一方、1試合終了時点でのアイスランドの得失点差は、得点1の失点1で0。
もしこれからグループDで行われる3試合が全て1-0で終わった場合。
-
アルゼンチン：-2
-
アイスランド：0
以上の総得失点差によりグループリーグ突破はアイスランド、アルゼンチンは敗退となります。
つまりアイスランドがこれからの2試合で1勝1敗した場合、アルゼンチンは最後のナイジェリア戦で最低でも3ゴールを決めなければいけない ということになります。
勝ち点も総得失点差も並んだ場合、次は全試合での得点数の合計 が優劣を決める対象となります。
もしアルゼンチンがナイジェリア戦で3得点を決めれば両チームの総得失点差は0となり、また得点数の合計はアルゼンチン4、アイスランド2となりアルゼンチンがグループリーグを制することが出来ます。
ただこれは、アイスランドが2試合で1勝1敗、1得点しか決めなかった場合の話です。
もしアイスランドが2試合で1勝1敗、1得点以上決めるような場合は、その都度アルゼンチンがナイジェリア戦で決めなければいけないゴール数が上がっていきます。
1試合で3点決めるのもキツイのに、それ以上となるとかなり条件が厳しいのは言わずもがなですね、、、。
アルゼンチがナイジェリアに引き分けた場合のグループリーグ突破条件
ちなみに、アルゼンチンがナイジェリア戦で引き分けに終わった場合でも、アルゼンチンがグループリーグを突破する可能性は1つだけ残されています。
それは、アイスランドがナイジェリアに引き分け、クロアチアに負けた場合。
- クロアチア：9
-
アルゼンチン：2
-
アイスランド：2
-
ナイジェリア：2
この場合、アルゼンチン・アイスランド・ナイジェリアの3国が勝ち点2で並びます。
こうなったらグループリーグ突破国は全試合の総得失点差で決まりますが、この場合もアルゼンチンはナイジェリア戦で最低でも3得点は決めなくてはいけないことになります。
ただ引き分けで3点以上という状況はなかなかないので、アルゼンチンがナイジェリアと引き分けでグループリーグを突破する可能性は低いかと。
ちなみに
アルゼンチンがナイジェリアに引き分け、アイスランドが2敗した場合。
-
クロアチア：9
-
ナイジェリア：4
-
アルゼンチン：2
-
アイスランド：1
クロアチアとナイジェリアがグループリーグ突破となり、アルゼンチンとアイスランドが敗退となります。
まとめ
アルゼンチンがグループリーグを突破するための必要条件 は、以下の通りです。
-
アルゼンチンがナイジェリアに勝利
なおかつ
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アイスランドが2敗
-
アイスランドが1敗1引き分け
-
アイスランドが2引き分け
-
アイスランドが1勝1敗で、かつアルゼンチンがナイジェリア戦で3得点以上*1
以上のいずれかの場合なら、アルゼンチンにもまだチャンスはあります。
逆を言うと：
-
アイスランドが2勝
-
アイスランドが1勝1引き分け
-
アイスランドが1勝1引き分けで、かつアルゼンチンのナイジェリア戦での得点数が3点以下
この場合はたとえナイジェリアに勝利したとしても、アルゼンチンはグループリーグ敗退 となります。
何度も言いますが、これらの必要条件はアルゼンチンがナイジェリア戦に勝った場合のみです。
アルゼンチンがナイジェリアに負けてしまえば、その時点でアルゼンチンの帰国が決定します。
また、もしアルゼンチンがナイジェリアと引き分けたとしても
-
アイスランドがナイジェリアに引き分け、クロアチアに負け、更にアルゼンチンがナイジェリア戦で最低でも3得点以上*2
の場合にのみ、アルゼンチンにもチャンスは残されています。（可能性は低いですが）
今日の夜中12時（日本時間）から行われるナイジェリアvsアイスランドの試合結果はアルゼンチンにとっても非常に重要ですが、今日の試合結果だけではもう1組のグループＤ勝者は決まりません。
グループDの3節、アルゼンチンvsナイジェリアとアイスランドvsクロアチアは、6月27日（水）の夜中3時（日本時間）からの同時試合となります。
優勝候補であり、また世界最高峰のプレーヤー・メッシ有するアルゼンチンの行方は、6月27日に行われる第3節にかかっています。
mask-arade(マスカレード)
追記：6月23日2:23
ナイジェリアvsアイスランドは、2-0でナイジェリアの勝利となりました！
このことから考えられる今後の展開は
どのチームにもまだグループリーグを勝ち上がる可能性はありますが、とにかくどのチームも次の試合に勝つ必要があります。
グループDの第3節は、激しい戦いとなりそうですね！
おわり！
