ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

バスカーでヒッピーな旦那のライフスタイルについて行けるのか!?めんどくさがり屋インドア女子の奮闘記

「プレゼントを返してくれ」と言う人は一体何がしたいのか

生まれてこのかた30年。
 
先日ドイツで、今まで一度も会ったことのないタイプの人に出会いました。
 
そう、「あげたプレゼント返してくれ」って言う人に。

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、、、まぁ、誰かっつーと
旦那のお父さん(私の義父)なんですけどね。

最近、義父の暴走が止まらない。
 

義両親がうちに遊びに来た

事の起こりは、先日義両親がうちに遊びに来た時。
 
旦那は義父のこと扱いづらいと思っているので
ウェルカムだったかっつーと、まぁあんまりウェルカムではなかったんですが、、、。

↑こんな変な義父なので。
たった一泊だけの滞在だったんですが、ものすごく疲れた、、、。
 
しかも義父、なぜかうちのトースター壊していくし。
 
しかも、今回が2回目。

前回はトーストを焦がし、うちのキッチンをモクモクにして火災報知機を鳴らすという離れワザをやってのけた義父ですが
 
今回は、義父がトースターを使った後からトースターを使うたびに焦げ臭くなるように。
 
そしてなぜかトースターのバネの部分が壊れて、トースターが飛び出なくなった。

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↑この部分が、壊れた。
 
もうちょっと、なんなの?
前世でトースターと因果関係でもあったの?
 
 
、、、で、話が脱線しましたが。
 
とにかく
義両親がうちに遊びに来た時に、事は起こりました。
 

プレゼントを返してくれと言う義父

その時私は自室でブログを書いていたんですが。
 
そこにそそくさ〜と義父がやって来て、言うわけです。
『この前あげたモバイルバッテリー、使ってる?』
って。
 
確かに一昨年前のクリスマス、義父にモバイルバッテリーをもらいました。
こんなやつ。かなりデカくて大容量。
 
「うん、使ってるよ〜。この前3ヶ月東南アジアに行った時にも持って行ったし。」

旅行中は特にあると便利ですよね、モバイルバッテリー。
私だけでなく旦那も使ってたし、東南アジアでも大活躍でした。
 
そしたら義父が
『自分も同じの買おうかと思っててさー。ちょっと型番調べたいから見せてもらってもいい?』
って言うわけです。
 
「あ、いいよ〜」
なんつって、棚からポータブルチャージャーを取り出し義父に渡しました。
 
そしたら義父は、ひとしきりポータブルチャージャーを確認して一言。
『やっぱいいよね~、これ。
ねぇ、もし良かったらこのポータブルチャージャー返してくれない?
何ならお金払って買うから売ってくんない?』
 

ん???

人はこんな時、一体どのように言い返せばいいのか。
 
「あ、う〜ん、べっつにいいんじゃないかなぁ、、、?
というか、お金とかそんな、いらないし、、、てか元々義父がくれた物だし、持って行きたいなら持って行っていい、、、よ?(旦那〜たすけて〜)」
 
みたいな感じに、返事したのではないかと思います。
 
なんていうか、、、ビックリしました。
いや、そういうこともあるのかなーとは思うんですけど。
 
でもほらコレ、プレゼントとして貰ったものだし?
 
しかも私達が欲しいって言ったわけじゃなくて、義父が自主的に選んでくれたプレゼント。
 
私も旦那も、それまではポータブルチャージャー使う習慣とかあんまりなかったんですけど
あったらあったで便利だし、今ではそれなりに必需品というか。特に旅行中。
 
でも義父は、それを「返してくれ」って言うわけです。
 

おかしくねぇ?

いや、別にいいんですけど。
 
元々は義父が買ったものだし
自分でも欲しくなっちゃう位、いいものくれたんだなーって。
 
でもやっぱ
「それってどうなの?」
とは思いましたよね。
 
しかも「お金払うから返して」とか、尚更ちょっと違うような、、、。
 
その時は結局旦那が
「いやいや、プレゼントとしてくれたんじゃないの?自分達も結構使うし、自分用に新しいの買うのはダメなの?」
っつって事なきを得たんですが、、、。
 
それでもなんか、モヤモヤ。
 

過去に何回も同じようなことがあった

で、思い返してみると
義父とは過去にも同じようなことが何回もあったんですよね。
 
すっかり忘れてたんですけど。
 
たとえば、CDMDラジオプレーヤー。
 
6年ほど前、旦那と私がドイツに住み始めた頃は家に何もなくて
旦那の家族が処分に困っているいらないものをいろいろと恵んでくれたんですよね。
 
旦那が子どもの頃に使ってたベッドとか、シーツとか。
新しいの買ったからもう使ってないポットとか。
 
そういった物の中に、そのCDMDラジオプレーヤーはありました。
こんなの。
Bluetoothのスピーカーが浸透したこの世の中において、今や完全に絶滅器具危惧種な、コレ。
 
MDなんてもちろんドイツに持ってきてなかったし、その頃から音楽はiPodで聞いていたし、何ならCDの聞けるパソコンもあったので
「いらない」
と旦那は言ったんですよね。そのCDMDラジオプレイヤーに対し。
 
『でも、あればいいインテリアにもなるし~!持っていきなよ~!』
だの何だの言って、結局義父がうちに置いていったわけなんですが。
処分に相当困ってたっぽい。
 
で、いらなかったけど置いていかれたからにはどこかに収納する必要があったので
キッチンの出窓に置いたんですよね。とりあえずの形で。
 
そしたらまぁ、その後は割と大活躍というか。
 
私がドイツ語の勉強のためにラジオ聴いたり
料理中に音楽聴いたり
旦那が焼いたCDのクオリティチェックのために使ったり。
 
そのCDMDラジオプレーヤーとは、約5年の歳月を共にしました。
 
で、ある日。
 
うちに遊びに来た義父が言うわけですよ。
『やっぱりあのCDMDラジオプレーヤー、返して。』
と。
 
なんかもう、その頃には愛着もあって生活の一部になってたし
「いやぁでもこれ、結構使うんだよねー」なんて、ちょっと粘ったりしてみたんですど。
 
ダメでしたねー。
義父の粘り勝ち。 
 
結局5年を共にしたCDMDラジオプレーヤーは、義父にドナドナされました。
 

まだある、義父に返したプレゼント

あとは、旦那の物なんですけど。
 
いつか義父にポータブルレコーダーをもらったらしくて。
 
ポータブルレコーダーっつうのは、その名の通り持ち運びできるレコーダーなんですけど。
こんなの。
ボイスレコーダーとも言いますね。
 
旦那はミュージシャンなので、曲作りに使う音を外で録音するのに使ってました。
 
オーストラリアに行った時は、変な鳴き声の鳥を録音したり。
日本に行った時は、駅の雑踏の音を録音したりしてましたねー。
 
ポータブルレコーダーも義父に『返してくれ』と言われたため、もう手元にはありません。
 
あとは旦那が義父にもらったアンプなんかも、返してくれと言われたみたいです。
(こちらは特に使ってなかったのでいいんですが。) 
 

最後に:「プレゼントを返してくれ」と言う人は一体何がしたいのか

 プレゼントっつったらまぁ、だいたい行きっぱなしなものじゃないですか。
 
誰かに物を贈る時、そのプレゼントが自分の元に帰ってくるなんて想像しないですよね?
 
だから義父が「プレゼントを返してくれ」と言った時
「君は一体何がしたいのか」と思いました。
 
私達を喜ばせるために、そのプレゼントをくれたのではなかったのか。
 
そのプレゼントは、「僕の物だけど一時的に保管しておいてね!」的な意味でくれたのか。
 
それとも、カップルが別れた時に「俺の貢いだ指輪やバッグ返せや!」っていうアレと同じような感じなのか。
 
まー、よく分からない。
 
とりあえず
「今後義父から貰うものは信用できないな、、、」と思った出来事でした。
 
おわり!