ドイツ人旦那の実家に泊まった時の出来事。
絵日記:ドイツ人義父(70代)の子どもっぽい態度
リフォーム狂な義父
元々少々変わり者なドイツ人旦那の父。
教師を引退してからというもの、何かに取り憑かれたように家中をリフォームしまくってるんですが
いろんな箇所を同時にやるもんだから結局どこも終わらず家全体が1つの工事現場みたいになってる という。
よく陽の当たるこちらの部屋は
増設したはいいものの、この状態のまま既に数年が経過。
家の中の階段も、新しくしたのはいいものの、、、
手すりや柵がないまま放置。
危なすぎて、息子は絶対に近づけられないわ。
、、、とまぁ家の中が工事現場状態なのに
最近は暖かくなってきたからと、朝から晩まで庭で何やらやっている義父。
先日は日本の『Kyoho(巨峰)』を庭に植えてました。
ドイツでも出来るのかしら。
夜は暗くなるまで外にいることが多く、最近は夜の8時くらいまでは庭に居ます。
(↑ドイツの春夏は日本より日が長い。)
上のマンガが起こった日も、義父は夜の8時まで庭でアレコレやってから家に戻って来ました。
(ちなみに
義父は仕事後は汚れた服を脱いでから家に入るので、家では基本半袖Tシャツ+パンツ一丁 でウロウロしてます。)
理不尽にキレる義父
夜の8時というとドイツではニュースが始まる時間なので、旦那と義母はすでに居間のテレビの前でくつろいでいました。
私はこの日は早めに息子を寝かしつけることに成功し、テレビは見てなかったんですが同じく居間でゆっくりしてました。
そこに半袖パンイチで入ってきた義父が、怒った調子で一言。
『寒いのになんで暖炉がついてないんだ!』
、、、確かにこの日は、日が暮れるにつれてぐっと寒くはなってきてました。
でも義父以外の私達は家の中にいたので別に寒くはなく、暖炉の必要も感じてませんでした。
「いやいや別に私達は寒くないから付けなかったんだけど。」
と言う義母に対し義父は
『でも外は寒いし、そろそろ俺が帰ってくるって分かってるだろ!』と、、、。
いやいや、そんな理不尽な。
へそを曲げて謎の行動に出る義父
「寒いなら今から暖炉付ければ?」
「てかお風呂入ってくればいいじゃん。」
「そもそも寒いならなんか着れば?」
、、、と旦那と義母からド正論で返され、ヘソを曲げた義父。
その後、旦那と義母はリビングのテレビでウエスタン映画を観てたんですが
なんということでしょう、義父はなぜか隣にあるキッチンで同じ番組をスマホで見ながら、夕食を立ち食いしはじめました。
※義実家では、夕食は各自好きな時に自分で用意して食べることになってる。
えぇっ、、、?
、、、こんな義父の謎の行動を、旦那と義母は「またかよ」的な感じでガン無視。
私は面白半分で見ていていたたまれなくなったので、キッチンでパンを立ち食いしてる義父に「同じ映画観てるのになんでこっち来ないの?」と声をかけました。
そしたら義父は
「ここで食べたいだけで、別に君たちのせいじゃないよ!」と。
あ、はい、、、うん。
悲報:義父(70代)が子供っぽすぎる
この時私が義父に持った感想は
あらやだ、子どもっぽい、、、。
ということ。
いやいやまず
自分が寒いからって、なぜ寒くない義母が暖炉つけててくれると思った?
100歩譲ってそういう習慣が義両親の間にあったとしても
そこでキレるのはおかしくねぇ?
そして
寒いなら服着ろ服!
春といえどここドイツで、しかも夜だよ?
半袖パンイチじゃさすがに寒いよ!
で、その正論に対し
なぜ寒いキッチンで同じ番組を観ながら立ち食いをするというような反抗的な行動を?
自分の思い通りにならないと不貞腐れる、幼稚園児かな君は?え?
、、、とまぁ思いましたよね。
家長としての威厳とは
義父は多分、アレなんですよね。
『自分はこの家の家長として、威厳を持って取り扱われるべきだ』
という考えを持ってるんですよね。
義父が『自分の考えや行動はすべて正しい』と思っているであろうことは、彼の行動や言葉の端々から伝わってくるんですが
旦那を含めた義家族は長いこと義父の謎行動に付き合わされ、どちらかと言うと義父の事をバカにしてる ような時もあります。
義父も人間ですし、間違いや勘違いもありますが。
でも彼は人の話を微塵も聞きやしないという頑固なところがあり
自分が信じている(けど間違ってる)正義を、特に家族に対しては平気で振りかざしてくる ようです。
義家族は義父のことが嫌いなわけではないんですが、旦那が子どもの頃からそんな感じだったようでかなりウンザリはしてるみたいで。
、、、普段は優しい義家族ですが、こういう入り組んだ事情は結婚して5年経った今でもよく理解できません。
まとめ
というわけで、今回の記事では
ドイツの義実家で起きた義父の反抗期(?) について、絵日記と共に書きました。
ちょっと話がズレますが。
そもそも、義父が何年もやってる家のリフォーム。
義父はこのリフォーム=仕事だと思ってる節があるんですよね。
家自体はそもそもリフォームの必要はあまりなかったんですけど
『いずれは旦那や旦那妹の物になる家だから俺がリフォームしてやってるんだぞ』みたいな、いらん使命感を持ってやってて。
老後の暇つぶしだとは思うんですが
一応、そういう大義名分を持ってやってるみたいで。
でもね
もうそんなの全然誰も頼んでないんですよね。
義父のやるリフォームって改悪も多いし。
その辺のことは、この記事↓に詳しく書きましたが。
老体にムチ打って毎日毎日、年金だの義母の蓄えだのを蝕みつつ大金かけて不必要なリフォームしてるわけですが
それを義父は『働き者の良き父の姿勢で、その事で私たちは義父に感謝すべきだ』と思ってるんですよね。
暖炉が付いてなくて怒ったのも、『俺が寒い思いして"仕事"してるのに!』という気持ちがあっての発言だと思います。
義父のこの永遠に終わらない改悪リフォーム地獄に関しては、割と何年も前から家族総出で止めてるんですけどね。
まぁ止まりゃしないですね。
残念ながら、誰が何言ってたって通じやしません。
今はまだこうやって笑い話で済んでますが、将来これが重大な問題にならないことを祈るばかりです、、、。
ていうか
孫の為に庭にプール作る前に、家の中の階段に早く手すりと柵を付けてくれ。
おわり!