日本だと恋人同士なイメージの強いクリスマスですが、ドイツでのクリスマスは家族と家で祝うのが通例です。
日本で言う正月のような感じ。
今回の記事では
ドイツ人旦那の家族の間で毎年問題になる「クリスマスどこでやるのか?」問題について書きます。
メンバー紹介
←私
ドイツ人と結婚した日本人。
←旦那
ドイツ人ストリートミュージシャンの旦那。
家族の昼ドラ展開に巻き込まれるのを避けるべく、クリスマスは毎年海外に逃亡することが多い。
←義両親
ドイツ人旦那の両親。私の義父と義母。
最近のクリスマスは、子どもが3人いて賑やかな義母の姉の家族と一緒に祝うことが多い。
←おばあちゃん
旦那のおばあちゃん。義父と叔母さんのお母さん。
御年94歳。
義父と叔母さんの強めな性格は、このおばあちゃんから来ているとみて間違いない。
←叔母さん
旦那の叔母さん。義父の妹。
歯医者を経営する独身キャリアウーマン。そしてお金持ち。
最近のクリスマスは、義両親に見捨てられた(?)おばあちゃんや旦那妹、従姉妹と過ごすことが多い。
←旦那の妹
ドイツ人旦那の妹。30半ばの自由人。
素敵な彼氏がいたが、最近別れてしまった。
最近将来について悩むあまりに病み気味なことが多い。
ドイツのクリスマス
クリスマス本番は12月24日ですが
クリスマスのお祝いは23日~26日くらいまで続くことが多いです。
ドイツのクリスマスは家族と過ごすもので
クリスマス期間中は家族親戚が集まって一緒に過ごします。
クリスマスは休日で、仕事はお休み。
お店やレストランもほぼほぼ閉まっています。
そんな3~4日間続くクリスマスの期間中、家族で一体何をするかというと
みんなで一緒に朝ごはんを食べ、昼ご飯を食べ、コーヒーと一緒にケーキを食べ、夜ご飯を食べ、、、。
さらに食事の合間にも、クリスマス特有の甘いお菓子を食べます。
とにかく、食べる。
イブの日は教会に行ったり、たまにみんなで散歩に出かけたりもしますが
お店なんかは根こそぎ閉まっているので、大体家の中でまったりと過ごします。
ちなみに、プレゼントはすべてクリスマスツリーの下に置かれます。
「サンタさんが夜枕元に、、、」という風習はなく、それぞれがそれぞれに用意したプレゼントを、モミの木の下でみんなで一緒に開けます。
義実家でのクリスマス
旦那の家族とのクリスマスは大体
上に書いた7人のメンバーで、家が広くて年老いたおばあちゃんも住んでいる義両親の家でやることが多かったのですが、、、。
義父と叔母さんの仲が悪い
旦那のお父さん(私にとっての義父)と、旦那の叔母さん(義父の妹)の仲が悪いんですよね。
仲が悪いというか、性格が似てるあまりに衝突が多い。
とにかく2人とも我が強く、どっちも「自分が1番正しい!」と思ってて自分の意見を曲げないので
家族が一緒になって予定を決めていくクリスマスは特に、毎年モメます。
「教会はどこに行くのか?誰が行くのか?どうやって行くのか?」
「プレゼントはどのタイミングで開けるのか?」
「ご飯は何を食べるのか?誰が作るのか?」
「誰がどの部屋で寝るのか?」
そんな些細な事でも、なぜか揉めにモメ、
クリスマス期間の最終日近くなると必ず誰かが泣くという。
のんびりと平和な家族出身の私からは到底理解できないし
クリスマスなんて毎年のことだから慣れとか、習慣とか、そういうのがあってもおかしくないと思うんですが、、、。
とにかく
義父と叔母さんの意見の不一致がきっけけで、家族全員を巻き込んだ一大スペクタクルが毎年(というか、顔を合わせるたび毎回)巻き起こるという、そんな義実家。
クリスマスから逃亡する旦那と義実家のクリスマス
そんな実家の混乱を嫌って、旦那はクリスマス前に海外逃亡することが多いです。
去年はニュージランドに逃亡しました。
↑去年の記事。
義実家にはまだ孫がいないので、実質旦那と旦那の妹が子どものポジションなんですが
子どもが1人居ないと、義家族のクリスマスも変わるようで。
旦那がクリスマスに寄りつかないもんだから
義両親は最近、義母姉の家族とクリスマスを過ごしています。
義母姉の家は孫が3人もいるので、その子たちに会いに行っているようです。
私たちがなかなか孫を産まないので「孫の代わり()」ってことらしいです。
一方旦那の叔母さんは
義両親の「孫代わり」に負けた(?)おばあちゃんや旦那の妹などのメンバーと、叔母さんの家でクリスマスを祝っているようです。
毎年巻き起こる「クリスマスどこでやるのか?」問題
ドイツの普通の家庭では、多分「今年はクリスマスどこでやるの!?」なんて話はあんまり出ないと思います。
日本の正月もそうですが、一族がどこに集まってお祝いをするのかは大体決まってることが多いですよね。
義実家での「今年はどこでクリスマスを過ごすのか?」という問題は、毎年一応家族で話し合われています。
夏が終わった9月くらいから徐々にクリスマスの話題が増えて
最近では、口を開けば大体クリスマスの話。
今年は義両親家でみんな一緒にクリスマスをやることになりそう
旦那は今年もクリスマス前に国外逃亡する気マンマンだったんですが
叔母さんに説得されたようです。
というのも
おばあちゃんが、もう歳。(御年94歳。)
あと何回一緒にクリスマスを祝えるか分からない。
もしかしたら、今年が最後のチャンスかもしれない。
そんな理由があり、今年は家族みんなでクリスマスを祝うことになりそうです。
(めーんどくさいなぁー!)
私が旦那実家でクリスマスを過ごすのは、今年が3回目。
6年ドイツに居て3回目なので、半分は海外に高飛びしていたことになります。
ドイツのクリスマスの雰囲気は特別なので、楽しみなところもあるんですが
それでもまぁちょっとめんどくさい。
特に家族のゴタゴタに遭遇するのが。
ドイツ語がよく分からなくて一体何が問題になってるのか分からないことも多いし
そもそも元部外者なので、家族の間にある雰囲気とか、問題とか、タブーとか、その辺が良く分からない。
誰かが泣き出しても、私にはどうすることもできない。
それでも
それでも若干、楽しみでもあるんですよね。
言ってることがちぐはぐなんですが。
ブログを書いてる影響で
「家族のこのドラマ、もしかしてブログのネタになるんじゃ!?」
ということを考えながら義家族の混乱を見るのは、なんかちょっと楽しくもあります。
以前は特に悩みを打ち明ける場もなくモヤモヤしたもんですが
こういうどーでもいいことを書ける場があるのは、ドイツの田舎暮らしの私には非常に貴重です。
まとめ
今回は
旦那の実家で毎年起こる「クリスマスどこでやるのか」問題について書きました。
どーでもいいことを書きました。
すみません、ホント。
そして、読んでくださってありがとうございます。
義実家でのクリスマスドラマに向けての私のストラテジーは
もうとにかく「関わらない」ことに尽きます。
その場にはいるけど、特に意見を言わない。
元々部外者だし「ドイツ語ワカリマセン」で、押し通すつもり!w
元々蚊帳の外に置かれることが多い存在なので
その位置を保ちつつ、傍観者としてドイツの1家族のドラマを観察してこようと思います。
なんかもうホント、くだらない些細なことで言い争いになってみんな感情的になったりするので、そういう場面を見て笑ってしまうこともあるんですが、、、。
笑っちゃ、ダメですね。
とりあえずの目先の問題は、クリスマスプレゼントをどうするかですね。
ホント、どうしよっかなぁー、、、。
おわり!