昨日、ベッドの中でふと眠る前に
「そういえば、今年に入ってから日本人と喋ってないなぁ、、、」
ということに気づいて絶望した、という話です。
ハンブルクに住んでいた時は、ほぼ毎日日本語使ってた
ドイツ第2の大都市・ハンブルクに住んでいた去年までは
ドイツに住んでいながら、ほとんど毎日日本語を話していました。
これは、私がハンブルクの日本食レストランで働いていたからなんですが。
お客さんとはほぼドイツ語か英語での会話だったんですが
従業員の90%は日本人だったので、従業員の間では日常的に日本語で話していました。
日本語を全く使わなくなったわけではないけど、、、
こうして今、日本語でブログを書いているし
ニュースなどの情報は、大体日本語のネットニュースを読みます。
ドイツ語が完璧でないことに加え、ドイツのテレビ番組もあまり好きじゃないので
You Tubeの動画や音楽などで日本語も聞いています。
(ドイツのテレビはとにかく重くて暗く、私が好きな日本のお笑い番組のような放送がほとんどない。)
日本にいる家族や友人とはちょくちょくLINEやFacebookで連絡は取っているし
日本語でTwitterもやっているので、全く日本語を使っていないという訳ではないんですが、、、
それでも
今年に入ってから日本語を「話す」ということを全くしていないことに気がつきました。
Skypeや電話も、今年に入ってからは日本人とはまだしてないし、、、。
ニュージーランドでは日本人は見たけれど
去年の年末に仕事を辞め、3月末までニュージーランドに行っていました。
その時は
例えばNZの首都ウェリントンや、途中で行ったオーストラリアのブリズベンで日本人とすれ違うことはありました。
海外の街を歩いていても、日本語は自然と耳に入ってきます。
それでも
ただ海外で、日本人同士だからという理由だけで、道端で突然おしゃべりが始まるなんていう運命的(?)なこともありませんでした。
ドイツに帰ってきてからは、日本人すら見てない
3月末にニュージーランドから帰ってきてすぐ、ドイツの田舎に引っ越しました。
ドイツの真ん中らへんにある「ハルツ山地」という地域に引っ越したんですが
私が住んでいるのは人口1万3千人ほどの小さな街です。
このドイツの小さな田舎街に4月から住んでいますが
住んでみた感じ、この街に日本人は私しかいません。(もしいたら、連絡プリーズ。)
もちろん日本食レストランはないし、アジア系のスーパーすらない。
一応くっそ不味くて食べた後にお腹が痛くなるような中華料理屋が1軒あって、そこでアジア人の女性が1人働いているのは見ましたが、、、
アジア人すら、ほぼほぼ見ない。
日本人いなさ過ぎて、道を歩いているだけでジロジロ見られる
小さな田舎街と言えど、おととしに始まった難民問題の影響か中東系の方は見かけます。
元々ドイツにたくさんいるトルコ系の方も。
日本食レストランはなくてもケバブ屋さんは2つもあるし、なんとシシャ(水タバコ)のバーまであります。
ただ、アジア人は珍しいんでしょうね。
道を歩いてたりスーパーで買い物をしているだけで、宇宙人でも見るようなものすごい目で見られることが日常茶飯事となりました。
好奇の目というか、、、。
アジア人が近所のスーパーできゅうり選んでるのが珍しいのは分かりますが
もうちょっと私に分からないようにチラチラ見ればいいものの、、、みんな結構がっつり見てきます。
田舎街なので、元々保守的なところもあるんだとは思いますが
ドイツ人特有のあのニコリともしない無表情でジーっと見られると、なんだか悪いことしてるみたいな気持ちになります。(きゅうり選んでるだけなのに、、、!)
もしかして:恐れられてる?
例えば
鳥取に金髪・青い目の外人がいるようなものなのでしょうか。(鳥取の人、ごめんなさい。)
地元の人からしても
見慣れない異質な外人を目の前に、どう接していいのか分からず怖いのだと思います。
「こんなとこで、このアジア人何してるの、、、?」とか
「そもそもこいつドイツ語話せんのか、、、?」とか思われてるのかな。
例えば
お店で商品をレジに持って行ってもレジの人の表情が固かったり、そっけなかったりします。
いやいや、前の人とはめっちゃ笑顔で世間話してましたやん、、、!
ドイツ人の接客態度が悪いのはしょっちゅうなので、考えすぎかな、、、。
変な態度をされても出来るだけ明るく笑顔で、聞き取りやすいドイツ語で話し返すようにはしているんですが
特に年配の方はなかなか打ち解けてくれません、、、。
若い人は、すごく感じがいい方が多いのですが。
海外に住んでいたら、日本語を話さないのは普通?
そもそも海外に住んでいたら日本語を話さない方が普通なのかもしれない、とは思います。
以前ニュージーランドに1年留学していた時も
日本人のいない田舎に居たので、ほぼほぼ日本語は話さずに過ごしていました。
ただ
ドイツでの生活は、期限付きの留学とは違います。
一応、これからもずっとドイツで暮らす予定です。(今のところ)
ハンブルクに住んでいた時は
なかなかドイツ人の友達が出来ず、数少ない日本人の友達が救いでした。
そして今
ドイツの片田舎で日本人のいない環境に置かれているわけですが
正直言って、ものすごく怖い。
ドイツにいても私は日本人。日本人との関わりが無くなることで自分のアイデンティティが失われそうで怖い
ドイツに40年以上住んでいる日本人を知っていますが
その方はドイツの社会に素晴らしく溶け込んでいる一方、日本語に関する知識を徐々に忘れてしまっているようです。(歳が歳、ということもあると思いますが。)
漢字なんかは、もうほとんど書けないんだとか。
かと言って、ドイツ語がドイツ人並みにパーフェクトに話せるかというとそこまででもなく、、、。
もし私も、このまま日本人と話す機会が極端に少なくなって、日本語を上手く使うことが出来なくなったら、、、
なんだか自分のアイデンティティを喪失してしまうようで怖い。
まとめ
今回は
「今年に入って日本人と一度も話していないことに気づき、絶望した話」について書きました。
いろいろ書きましたが
日本人がドイツの田舎街にいないのはもはやどうしようもないので
まずは現地の人に私という日本人の存在を慣れさせることから始めたいと思います。
そして突然ですが
来月5月に2週間ほど日本に帰る予定です!やっほーい!
日本行きのことがあったので
「久しぶりに日本語を話すけど、ちゃんと上手く話せるんだろうか、、、?」
という不安もあり、今回の記事を書きました。
日本語にドイツ語や英語が混ざってルー大柴ばりの外国かぶれな話し方になったら嫌なので、、、(汗)
おわり!