ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

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壮絶な脱ステを乗り越えた私のアトピー論【その1】脱ステに至るまでのアトピー遍歴

「今まで人生で一番辛かった時期は?」

 

そう聞かれたら、私は真っ先に

「脱ステしていた時期」だと答えるでしょう。

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私は小さい時からアトピーに悩まされてきました。

 

そして、21歳の時に脱ステ(脱ステロイド)しました。

 

アトピーは現代病とも言われ、原因が分かっていないために完治する方法も発見されていません。

 

それゆえ

アトピーに関しては様々な意見があります。

 

今回は

壮絶な脱ステを乗り越えた上での

私なりの経験や意見を書いていきます。

 

※この記事は、脱ステを勧めるものではありません。

あくまでも私の体験を書いています。 

脱ステを考えている方には言いたい。ちょっと待てと。

脱ステは、想像以上に辛いです。

 

 

用語の説明

知っている人も知らない人も、まずはおさらい。

アトピーとは?

知らない人はあまり居ないかもしれませんが。

 

アトピー性皮膚炎(アトピーせいひふえん、英語: atopic dermatitis)とは、アレルギー反応と関連があるもののうち皮膚炎症湿疹など)を伴うもので過敏症の一種。アトピーという名前は「特定されていない」「奇妙な」という意味のギリシャ語「アトポス」(atopos - a=否定、topos=由来)から由来し、1923年コカ (Arthur F. Coca) とクック (Robert A. Cooke) という学者が名づけた。

皮膚に関する現代病の代表格。原因は解明されておらず、かゆみを伴う湿疹が、反復的に症状として生じる。

 

引用:アトピー性皮膚炎 - Wikipedia

 

アトピーは現代病と言われており、名前の由来にもある通り原因はいまだに分かっていません。

 

症状は人それぞれ。十人十色。

 

ぱっと見アトピーだとは分からない人から

ぱっと見アトピーの人まで様々です。

 

脱ステとは?

こちらは知らない方も多いと思います。

 

「脱ステロイド」の略で、脱ステ

 

ステロイドという薬を日常的に使っていた人が、薬(ステロイド)断ちをするという意味です。

 

アトピーの人以外使うのかな、この言葉。

 

ステロイド

こちらはかなり一般的に使われていますね。

 

ステロイドは副腎皮質ホルモン剤とも呼ばれます。

 

副腎皮質ホルモン(ふくじんひしつホルモン、英語: Corticosteroid)は、副腎皮質より産生されるホルモンの総称である。炎症の制御、炭水化物代謝タンパク質異化血液電解質のレベル、免疫反応など広範囲の生理学系に関わっている。

 

引用:副腎皮質ホルモン - Wikipedia

 

副腎皮質ホルモンは、普通であれば自分の副腎皮質から生産されます。

その働きを助ける、または代わりを成すものが「副腎皮質ホルモン剤」、つまりステロイドです。

 

化学物質の一種で、筋肉増強剤として使われています。

 

マッチョになりたい人が使っていたりもしますね。ボディービルダーとか。

 

スポーツ選手の間でもよく使われるようですが

オリンピックなどで使うとドーピング違反で出場停止処分です。

 

アトピー患者に処方される薬はその中でも「ステロイド性抗炎症剤」と呼ばれています。

アトピー患者にもっとも一般的に処方される薬です。

 

症状がひどい場合は飲み薬注射などもあるようですが

一般的には塗り薬を処方されます。

 

私のアトピー遍歴

物心ついた時にはアトピーと診断されていました。

 

一応のアレルギーテストを受けて

ハウスダストアレルギーだと診断されました。

 

できれば自宅の床をカーペットからフローリングに。

羽毛布団は使わないように。

ぬいぐるみも極力避けて。

 

こんなことを言われました。

 

近所のかかりつけの皮膚科医には「13歳までに治らないと一生治らない」と言われましたが

特に治ることはなく13歳を迎え、現在に至っています。

 

というか

完治のための治療法とか、ないしね。 

 

脱ステ前まで行ってきた治療

治療というほどのことはしていません。

 

しいて言えば

皮膚科の先生が言った通りのことをしていました。

 

皮膚科に行き、ステロイドを処方してもらい

薬がなくなったらまた皮膚科に行く、ということを延々繰り返していました。

 

ステロイドという薬

ステロイドは、本当にすごい薬です。

 

脱ステというとアンチ・ステロイド派(派閥とか、あれば)だと思われがちですが、そんなことは(ちょっとしか)ありません。

 

ステロイドのすべてが素晴らしいとは到底思いませんが

それでも非常に優れた薬です。

 

アトピーのみならず

喘息や膠原病、その他さまざまな病気に使われているので

お世話になっている方も多いのではないでしょうか。

 

アトピーに関して言えば

どんなに皮膚が荒れていても

どんなに皮膚が痒くても

3日塗っていれば、すべすべの肌になります。

 

その効果、本当にすごい。

 

私も特に思春期の頃は、毎日欠かさず塗っていました。

 

アトピー肌って、すごく醜いんですよね。

「なんで自分だけこんな肌なんだろう、、、」と、すごく悩みます。

 

でも、ステロイドを塗れば、大丈夫。

 

普通の子と同じきれいな肌になって

耐えがたい痒みから解放される。

 

いま考えると

ステロイドのおかげで、肌に対してそこまでコンプレックスを持つことなく生活できていたんだと思います。

 

ステロイドの副作用

毎日ステロイドを使っていた時は知りませんでした。

 

ステロイドには多くの副作用があります。

(副作用についてはここでは書きません。気になる方はググってください。本当にたくさんあります。)

 

自分が使う薬なんだから、知らないのは自分が悪かった。

悪かったけど

副作用について特に何も言わなかった皮膚科の先生もね、どうかと思う。

 

かかりつけだった皮膚科について

その皮膚科には長いこと通っていました。

 

皮膚科に行ってもいつもすることは同じ。

 

「最近はどんな感じ?」と、皮膚の症状を見せて

薬を処方してもらって終わりです。

 

私は皮膚科を憎んでいる

その皮膚科は、いつも混雑していました。

 

きっと9割方アトピー患者だったんじゃないかと思います。

 

アトピーは、発症の原因が分からないため

完治を目指すのは非常に難しい病気です。

 

歳をとるにつれて治る人や、環境を変えると治る人もいます。

 

完治する人も居るには居ますが

その治る原因さえも、なんだかさっぱり分かっていない。

 

つまりアトピーに関しては何も解明されてないので

皮膚科医だって治すことが出来ない。

 

つまり 

アトピーには対処療法しかありません。

医学書にもきっと「アトピーにはステロイドで対処療法」とか書いてあるはずです。

 

それは分かってるんです。

もうアトピーの名前の由来からして「特定されていない」っていう位なんだから

そりゃ皮膚科医だってお手上げ状態でしょう。

 

それでも、もう1度言いますが

副作用を説明せずに長期にわたり処方し続けるのは、どうかと思います。

 

ステロイドは、特に長期使用は勧められていません。

 

ステロイド外用剤を何ヶ月も長期連用すると、副腎機能の低下により体内で作られる副腎皮質ホルモン(抗炎症作用を持つ、天然のステロイド成分)が減少してしまい、従来身体が備えていた抗炎症作用を発揮できない状態になっています。

 

引用:薬局でよく聞く!ステロイド外用剤の誤解|教えて薬剤師さん|ヒフノコトサイト|田辺三菱製薬

 

私は完全に長期連用していました。

長期も長期。

思い出せるだけでも10年は自分で体に塗っていた記憶があります。

 

その間ずっと同じ皮膚科に通っていましたが、特に何か言われたことはありません。

 

アトピー患者というのは

医者にとってすごく簡単な金づるなんだと思います。

 

とりあえずステロイド出して終わり。

ステロイドがなくなれば、痒くて辛くて、また戻ってくる。

 

薬物中毒のような状態ですね。

 

それを知識のある医者が無視していた。

というか

その状態を医者が意図的に作っていたとしか思えません。

 

そのことを考えると

今でもハラワタ煮えくり返りそうなくらい怒りがこみ上げてきます。

 

もしもっと早めにステロイドの副作用を知っていたなら

私の脱ステの苦しみも少しはマシだったんじゃないかと思います。

 

使い続けたステロイド

中学、高校、大学と

とにかく肌に何か現れたらステロイドを塗るようになっていました。

 

インターネットで何でも調べられる時代ですが

その毎日使っている薬について調べようという気さえ起きなかった。

 

だって、専門医である皮膚科医がこれ塗れって言うんだから。

 

生まれた時からどうやら肌は弱いみたいだけど

この魔法の薬を塗っていれば、普通の人と同じように生活できるんだから。

 

ステロイドを塗ることが、普通になりすぎていました。

 

次につづきます

長くなったので次に続きます。

 

次回は「私の脱ステ体験記」について書きます。

 

おわり!

 

次の記事はこちらから

【その2】私の脱ステ体験記(閲覧注意)↓

【その3】脱ステ後のアトピー論と、おこなってきた治療法↓

【その4】ステロイドとの付き合い方↓