ドイツ発ネトフリドラマ「ダーク(DARK)」シーズン1を観たんですが
やたらと謎・伏線が多くて、頭が大混乱。
、、、というわけで、この記事では
「ダーク」シーズン1に出てくる解決/未解決の謎・伏線を徹底的に解説 しています。
第2回目の今回は主に
- ヴィンデンで起こった少年達の失踪事件
- 謎の人物「ノア」と、ノアを取り巻く人物
- 物語終盤に失踪した住人
についての謎・伏線についてです。
前回の記事はこちらから:
①ミハエル自殺の謎・フードを被った謎の男↓
※がっつりネタバレ有りです。
ネタバレなしのあらすじ・感想・登場人物の相関図はこちらの記事から↓
- 失踪した少年達について
- ペーターの嘘と、彼がシャルロッテに伝えようとしていたこと
- 少年達を殺害した犯人とその理由
- 「子供部屋」はどこにあるのか?
- 子供部屋または遺体のそばにある1986年
- ノアの正体とは?
- ヘルゲ・ドップラーにまつわる謎
- ノアとバルトシュの関係
- 老クラウディアは一体何者?
- 未来について書かれたノートの謎
- タイムトラベルをコントロールしようとする2つのグループ
- 2019年の失踪者とその経緯
- まとめ
※本記事内の特に注釈のない写真は「ダーク」公式Twitterより引用しています。
※ドイツ語版を英語字幕で観たので、物語内の物事やセリフの日本語訳がオリジナルと多少異なるかもです。
失踪した少年達について
シーズン1では時代をまたぎ計4人の少年達(2019年:3人、1986年:1人)が行方不明になっています。
そのうちの1人であるミッケル・ニールセンは1986年にタイムスリップして生きていることが分かりますが
その他の3人の少年は、後に遺体となって発見されます。
少年達の共通点
失踪した少年達には、不可解な共通点がありました。
まず失踪した4人の少年全員に共通するのは
- ヴィンデンに住み、原発近くの森で行方不明になった
という点。
また遺体で見つかる少年3人の共通点としては
- どの遺体も目が焼かれ、外耳道と内耳を損傷し鼓膜が破れた状態で見つかっている
- 遺体には80年代の服や装飾品が付けられていた
という点が挙げられます。
少年達の遺体の行方
エリック・オーベンドルフ
1話ですでに行方不明となっていた赤髪・そばかすの不良少年エリック。
1話・2話では彼が謎の子供部屋に閉じ込められ、拷問椅子のようなものに座らされる描写があります。
その後、8話のはじめに1953年の原発建設予定地で少年2人の遺体が見つかりますが
遺体の外見から判断すると、そのうちの1人がエリックです。
遺体を検死した1953年の医師は、エリックの体にあったユニコーンが虹を吐いてる(?)デザインのタトゥーを見て「こんな変なタトゥーのデザインは見たことがない」と言いますが
これは遺体が生きた時代と発見された時代の違いによるものです。
ヤシン・フリーゼ
ドップラー家の次女エリザベスの彼氏(本人談)だったヤシンは
エリザベスが迷子になった翌日、朝1人で学校に行く際に「ノアの使い」なる人物に連れ去られました。
その後、8話のはじめに1953年の原発建設予定地で少年2人の遺体が見つかりますが
遺体の外見から判断すると、そのうちの1人がヤシンです。
遺体を検死した1953年の医師は「この遺体は地中海か、もしかしたらアラビア半島出身かもしれない」と分析しますが、確かにヤシンはそっち系の濃い顔をしています。
(1950年代のドイツでは、あまり見かけない顔つきだったのかも。)
マッツ・ニールセン
上記の2人とは異なり、33年前の1986年に失踪したウルリッヒの弟マッツ。
33年後の2019年も失踪したままでしたが
ミッケルが行方不明になった翌日に森で見つかった遺体が実はマッツのものだった ことが、第6話で警察官ウルリッヒにより明らかになります。
(マッツが着ていた「原発反対ロンT」と
ウルリッヒとマッツの母ヤナが思い出した「クリスマスにおもちゃを取り合ってマッツがアゴを怪我した」という話から。)
マッツの遺体が不可解だったのは
彼の体が33年前の失踪当時と同じ大きさ(10〜12歳)で、しかも死体は新しく死後16時間程度しか経っていなかったという点。
このことからマッツは1986年で殺されてから2019年にやって来たという推測ができますが
この点については第10話地下室にいたペーター・ドップラーの前に突然時空の歪み(ワームホール)が現れ、そこからマッツの遺体が落ちて来た ことで謎が一応解決されています。
(マッツの遺体はその後、ペーターとトロンテにより翌日の遺体発見現場である森の中まで運ばれた。後述。)
ちなみに
マッツの遺体が発見されたのは2019年11月4日ですが、彼が行方不明になったのは1986年11月5日の4週間前(3話のラジオより)なので
マッツは少なくとも1ヶ月は子供部屋に閉じ込められていたという計算になります。
ペーターの嘘と、彼がシャルロッテに伝えようとしていたこと
ミッケルが失踪した夜。
ペーター・ドップラーは「夜の11時まで診療所にいた」と言っていましたが
警察官の妻シャルロッテが見つけたワイルドライフ・カメラにより、それが嘘であることが明らかになります。
シャルロッテは夫がトランスジェンダーの娼婦ベルナデットの元に行ったと疑いますが、どうやらそれも違う様子。
引用:DarkWiki
またペーターは何度も妻シャルロッテに「何か」を伝えようとしますが、結局上手く伝えられないまま物語が進んでいきます。
、、、が。
ペーターのこれらの謎の行動については、最終話でようやく全てが明らかになります。
♢♢♢♢♢
ミッケルが失踪した夜。
ペーターはトランスジェンダーの娼婦ベルナデットの元に行こうと彼女のトレーラーが停めてある駐車場までは行きましたが、そこで思い直して以前は父ヘルゲが住んでいた森の中の小屋の傍にある地下室へ。
何かを思い悩んでいる様子のペーターは、自分の顔をビンタし祈りを捧げはじめます。
(自分の性の志向のことや家族のことで悩んでいた?)
するとそこに突然ワームホールが現れ、そこから目を焼かれた少年の遺体が降ってきます。
遺体が首から下げていたIDカードにより、それが33年前に行方不明となったマッツ・ニールセンであることが分かります。
ペーターはすぐに、マッツ(とウルリッヒ)の父トロンテに電話で連絡。
引用:DarkWiki
すぐに地下室に駆けつけたトロンテが息子の遺体を前に悲しみに暮れている所に、老クラウディア・ティーデマンが登場。
「説明することはたくさんあるけど、まずはマッツの遺体を発見されるべき場所に移さないと。」
、、、という所で回想は終わりますが
その後はペーターとトロンテがマッツの遺体を森の中に運び、ミッケル失踪翌日の遺体発見へ繋がります。
ミッケル失踪の翌日、トロンテが家でこっそり袖口に血のついたセーターを洗濯機に入れているシーンがありますが
このシーンも「マッツの遺体を運ぶ際にセーターの袖口に血が付いた」と考えれば筋が通ります。
少年達を殺害した犯人とその理由
3人の少年達はいずれも目を焼かれ、耳は壊された状態で殺害されていました。
直接死因についての言及はありませんが、状況から鑑みると
少年達を死に追いやったのは、彼らが全員監禁されていたであろう子供部屋の真ん中に置かれていた椅子 だと思われます。
彼らの目は椅子に取り付けられた金属部分に焼かれ
耳の損傷に関しては、この椅子が生み出す爆音か加圧・急降下または遠心などの激しい回転が原因のようです。
少年達をこの拷問椅子の上で死なせた犯人は、ノアと1986年のヘルゲ・ドップラー。
1986年のヘルゲ・ドップラー
2人の様子からすると、実際に殺害を実行し遺体を各時代に運んだのはヘルゲだと思われます。
なぜノアとヘルゲは、少年達を不可解な子供部屋の椅子の上で殺害しなくてはならなかったのか?
その理由は
タイムマシンを作るため。
この子供部屋は、ヴィンデン洞窟内にある3つの時代が交差する場所(タイムスリップの際に通る道)の真上にあります。
道が開く時に流れるエネルギーを受け止め強化してタイムスリップを可能にするのが、子供部屋の真ん中に置かれていた椅子のようです。
つまりあの椅子はタイムマシンの試作品で
ノアと若きヘルゲは、タイムマシンを完成させるために少年達を実験用のモルモットとして使っていた のでした。
、、、それにしても謎なのは
ノアのタイムマシンは完成したのか? という点。
タイムスリップは出来たとしても、その先で生きていられなければ完成したとは言えませんよね、、、。
もしかして
H.G.タンハウスが作ったワームホール作り出すあの謎の装置は、ノアのこの残酷な実験を元に作られたものだったりするのかな?
「子供部屋」はどこにあるのか?
2019年にシャルロッテが子供部屋にあった青地にキツネの描かれた壁紙の破片を見つけていることから
あの残酷な子供部屋は1986年当時ヘルゲが住んでいた山小屋のそばにある地下室 にあると推測されます。
子供部屋または遺体のそばにある1986年
ノアとヘルゲは、少年達を殺害した子供部屋や遺体の周辺に1886年の痕跡を強く残しています。
- 子供部屋にあるテレビで流される1986年の音楽
- 森で見つかった少年の遺体(マッツ)の傍に、1986年の曲が録音されたカセットのウォークマン
- 殺害された3人の少年の首にかけられた、1986年製の1ペニッヒと赤い紐で作られたネックレス
これらの物に、一体何の意味があるのか?
少年達に対する何かの洗脳?
それともノアは、周囲にタイムスリップの存在を知らせようとしていた?
ノアの正体とは?
どの時代にも現れる、ノアという存在。
どの時代でも基本的にキリスト教の司祭として現れていますが
会う人々に神への信仰を促すような言葉を伝える一方、ヘルゲに「神はいない」と反キリスト的なことを言うこともあったり。
彼の目的はキリスト教の布教ではなく
タイムトラベルをコントロールすること のようですが、、、。
そもそも
ノアとは一体何者なのか?
彼がタイムスリップを自由に操って時代間を移動できるのは確実なようですが
そもそも彼はどの時代に生まれた人なのか?
彼が物語の登場人物と何か関係があるとしたら、もしかして
ノアはトロンテ・ニールセンの父という可能性も?
トロンテの父は死んだことになっていますが
トロンテの母アグネスは、「夫の職業は司祭だった」と言っていたので、、、。
1953年のアグネスとトロンテ・ニールセン
ヘルゲ・ドップラーにまつわる謎
ヘルゲとノアの関係とは?
1953年ではまだ幼い子供だったヘルゲも、1986年にはノアと共に少年達を拉致・殺害する殺人鬼と成り果てます。
しかし本来の彼は、心に負った傷を司祭であるノアやキリストの教えに縋っているただの敬虔で純粋なクリスチャンのようです。
実際、9話の子供部屋で椅子を修理するシーンでは「神がこのようなことを望むはずがない」「もうやめたい」とノアに工具を向け良心の呵責に苦しむような場面もあります。
「ヘルゲはノアに上手いこと利用されている」というのがドラマを見た人の一般的な感想ですが
ではヘルゲとノアはそもそもどのようにして知り合ったのか?
1963年の時点でノアが司祭としてドップラー家に出入りをしていることから、彼らはこの頃からの知り合い・もしくは顔見知りだと思われますが、、、。
またヘルゲが残酷な少年殺しに加担するのも、タイムスリップの謎を知っているのもすべてノアの影響かと思われますが
なぜヘルゲはノアをそこまで信頼するのか?
「キリスト教徒だから」という理由は、犯罪に加担するには少々弱い気が、、、。
老ヘルゲが発する謎の言葉
2019年には認知症で介護施設にいるヘルゲですが
しょっちゅう施設抜け出してはヴィンデンの住人達に謎めいた言葉を残していきます。
「また起こる」
「もう遅い」
「彼を止めなくては」
「お前を知っている」
「過去を変えられる。未来も変えられる」
ヘルゲがうわ言のようにつぶやき続けるこれらの言葉は
彼が少年達の失踪事件の犯人であり、タイムスリップの謎について知っている ことを暗示しています。
ただ1つ、老ヘルゲのうわごとで分からない言葉が
「チクタク」。
「チクタク」といえば、時計。
時計といえば、「ダーク」内ではH.G.タンハウスですが、、、。
なにか関係があるのでしょうか。
ヘルゲ出生の秘密
9話でヘルゲの母グレタが司祭ノアに話すところによると
ヘルゲは彼女の夫ベルントの子ではないかもしれない ということのようです。
ヘルゲの母グレタ
グレタの夫であり初代原発所長のベルント(1953年)
引用:DarkWiki
「ヘルゲが生まれる前から彼に悪いことが起こるよう祈っていた」
「すべて私が悪い」
とグレタはノアに懺悔していることから、ヘルゲは夫以外の別の男性と関係を持ったことにより生まれた子のようです。
もしくは
「ヘルゲは愛によって生まれた子ではない」とも言っているので、もしかしたらグレタは性犯罪の被害に遭ったのかも。
いずれにせよ
血のつながった母グレタより、血の繋がらない父ベルントの方がヘルゲに優しいのはどういうことなの、、、。
というか、そういった背景があるからグレタはヘルゲに厳しいのか?
ヘルゲが原発で働いている理由
1986年にヘルゲが原発で働いているのは、どう考えても父ベルントのコネ ですよね。
ただ所長の息子なら、原発内のもっと重要な役職に就くことも出来たと思うんですが、、、。
まぁヘルゲはウルリッヒに殴られた後、精神的に若干おかしくなったようだし
それに元々頭のいい子ではなかった(クラウディアが家庭教師として付いていたが、簡単な計算問題をすべて間違えていた)ようなので、結果的に原発の掃除夫になったのだと考えられます。
ノアとバルトシュの関係
物語中盤から怪しい動きを見せる、ノアとバルトシュ。
最初はノアのことをドラッグのディーラーだと思っていたバルトシュですが、会う回数が増える度にそうではない感じに。
ノアはバルトシュに未来に何が起こるかを教え、それがすべて当たることで彼を信じさせたようです。
(なおこの手は老クラウディアもペーターとトロンテに使っており、その界隈ではよくある手法らしい。)
彼らが会うのは、いつも黒塗りの車の中。
ノアはバルトシュに「私の提案を受け入れてくれるか?」と聞き、バルトシュは頷きます。
、、、が、結局
シーズン1ではこの謎は明かされないまま終わります。
もしかしたらノアはバルトシュに、ヘルゲと同じようなことをさせようとしているのでしょうか、、、?
(ちなみに
「ノアとバルトシュが乗っていたあの車の運転は誰がしてたのか?」 というのも1つの謎。)
老クラウディアは一体何者?
第9話で突如として孫バルトシュの前に現れる、年老いたクラウディア・ティーデマン。
引用:DarkWiki
年齢的に、2019年の人と思われます。
バルトシュの母レジーナは、クラウディアは死んだと彼に伝えていたようですが、、、。
彼女は今まで一体どこに居たのか?
そしてタイムスリップについて、一体何を知っているのか?
また彼女がバルトシュに「レジーナに渡してくれ」と1枚の写真を渡した時、「これはあの夏の出来事以前に撮られた写真だ」と言いましたが
「あの夏の出来事」とは一体?
原発事故の起きた、1986年の夏のこと?
でもそのことは、彼女の娘レジーナは知らないはず、、、。
未来について書かれたノートの謎
物語中ノアはバルトシュに、クラウディアはトロンテとペーターにそれぞれ未来の予言めいたことを行なっています。
ノアはバルトシュに「死んだはずの祖母(クラウディア)が現れる」と告げたようだし
老クラウディアもペーターとトロンテに対し何かしらの予言を的中させ、2人はそれを信じているようです。
ノアと老クラウディアが予言を行う際に使われるのが
未来の事が書かれていると思われる謎のノート。
ノアが持っているものと、老クラウディアが持っているものの2つが存在しています。
ノアはこのノートを常に持ち歩いており、次に殺す子供なんかもこのノートを見て決めているらしい。
( 「次は誰を?」と聞く大人ヘルゲに、ノートを見てヨナスの名を告げるシーンがある。)
また老クラウディアのノートは、トロンテに渡っているようです。
未来についてが書いてあると思われるこのノートは、ページの半分が切り取られてしまっているようですが、、、
このノートはそもそも一体何なのか?
タイムスリップで未来を見た誰かが書いたものだとは思われますが、、、。
タイムトラベルをコントロールしようとする2つのグループ
ノア曰く、物語中では
「2つのグループがタイムトラベルをコントロールするために戦っている」んだとか。
「ノアは光、クラウディアは闇」「決してクラウディアを信用するな」とノアが言っていることから
ノアと老クラウディアは、タイムトラベルを巡って別のグループに所属しているようです。
そしてどうやら
未来のヨナスと老クラウディアは一緒のグループらしい。
未来のヨナスが2019年に来た理由が「ワームホールを壊すため」なので
ノア達のグループはそれを阻止しようとしているのか?
というかそもそも、タイムトラベルを人間がコントロール出来るのが驚きですが、、、
この辺のタイムトラベルに関する人間同士の争いについては、シーズン2でより詳しく取り上げられるのではないかと予想。
2019年の失踪者とその経緯
物語の終盤、2019年のヴィンデンでは少年達の失踪事件の他に3人の住人が行方不明となります。
ヘルゲ・ドップラー
認知症で施設にいる2019年の老ヘルゲですが
彼は突然すべてを思い出し、過去の自分を止めるために洞窟から1986年にタイムスリップします。
言葉で説得を試みるも上手く行かなかったため、若い頃の自分が運転する車に車ごと突っ込むという認知症患者らしからぬアクションを起こしますが、、、
結果この事故で2019年の老ヘルゲは亡くなり、1986年のヘルゲは生き延びました。
老ヘルゲは1986年で亡くなったままなので、2019年では当然行方不明の状態です。
ウルリッヒ・ニールセン
息子ミッケル、そして弟のマッツの失踪事件を捜査していた刑事ウルリッヒも、後に失踪者となります。
マッツ失踪について調べていたウルリッヒは、過去の自分を止めに行く老ヘルゲの後を追い洞窟へ入って行き1953年へとタイムスリップ。
そこで幼少期のヘルゲを発見。
「ヘルゲが居なければマッツやミッケル、そしてその他2人の少年は殺されずに済んだ」と考えたウルリッヒは、幼いヘルゲを殴り殺して未来を変えようとしたが失敗。
(ミッケルだけは殺されてないけど、ウルリッヒはそう思っている。)
ちなみに
ヘルゲの左頰の傷と潰れた左耳は、この時ウルリッヒにより負わされたものです。
その後ウルリッヒは警察官エゴン・ティーデマンに幼いヘルゲ誘拐と原発建設予定地で見つかった少年2人の殺害容疑をかけられ刑務所に入れられてしまい、現在へと戻ることが出来なくなってしまいます。
彼はその後精神病棟に移され、最低でも33年後の1986年まではそこで年老いていきます。
ヨナス・カーンヴァルト
未来から来た自分の手引きにより、タイムスリップが可能となった2019年のヨナス。
1986年からミッケルを連れ戻そうとしますが、過去を変える=自分の存在がなくなることだと未来の自分に諭され、一旦はミッケルを連れ戻すのを諦めます。
、、、が、その後10話で考えを変え再び1986年へ。
ところがそこにノアとヘルゲが現れ、あの子供部屋へと連行されてしまいます。
その後、未来のヨナスが洞窟内でタイムスリップの道を壊そうとしていると
ヨナスのいる子供部屋(1986年)に時空の歪みのような穴(ワームホール)が突如として出現。
その穴の中には、1953年の地下室にいるはずの幼いヘルゲが。
2人がその歪みを通して手を触れようとすると、、、
再びタイムスリップ!
幼いヘルゲは、ヨナスがいた1986年の子供部屋へ。
一方ヨナスは幼いヘルガがいた1953年の地下室、、、ではなく、 例の地下室だけど壁には物語の登場人物の写真が貼ってある場所へ。
ヨナスが外へ出ると
そこにあるはずの原発が吹っ飛んでなくなっており、ヴィンデンの街は廃墟と化している。
そこに現れる、トラックに乗った謎の集団。
手に持つ大きな銃をヨナスに向けています。
「ここはどこだ?」「今は何年だ?」
というヨナスに、謎の女が一言。
「未来へようこそ。」
そしてヨナスはそのまま銃で殴られ、気絶させられてしまうのでした、、、。
、、、というのが、「ダーク」シーズン1の終わり方なんですが。
33年周期の事を考えると、ヨナスが居るのは1952年なんでしょうか。
ということは、未来のヨナスの時代?
どっちみちヨナスは未来で囚われ、2019年には帰れない状況になってしまったのでした。
まとめ
というわけで、今回の記事では
ネットフリックスドラマ「ダーク」シーズン1の解決/未解決の謎・伏線 について書いていきました。
今回紹介したのは主にヴィンデンの街で起こる失踪事件の謎についてですが
これらはすべてタイムスリップと深く関係しています。
「タイムスリップをコントロールするための人々の争い」 というのが、シーズン2以降のダークの物語で重要になっていくのは確実だと思われますが、、、
でもその前に
そもそもなんでタイムスリップできるの!?
という謎を、次回の記事では掘り下げて書いていきます。
おわり!