ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

バスカーでヒッピーな旦那のライフスタイルについて行けるのか!?めんどくさがり屋インドア女子の奮闘記

③Netflixドラマ「ダーク」シーズン1の謎・伏線をネタバレ解説&考察!【原発・タイムスリップ・33年周期】

ドイツ発ネトフリドラマ「ダーク」シーズン1に出てくる解決/未解決の謎・伏線 を解説しています。
 
 第3回目の今回は主に
  • ヴィンデン電子力発電所
  • タイムスリップ
  • 33年周期
についての謎・伏線をまとめていきます。
 
 
 前回までの記事はこちらから:
①ミハエル自殺の謎・フードを被った謎の男↓

②ヴィンデンで起こる失踪事件↓

 
 
※がっつりネタバレ有りです。
 
ネタバレなしのあらすじ・感想・登場人物の相関図はこちらの記事から↓

 
※本記事内の特に注釈のない写真は「ダーク」公式Twitterより引用しています。
※ドイツ語版を英語字幕で観たので、物語内の物事やセリフの日本語訳がオリジナルと多少異なるかもです。
 

洞窟内にある鉄の扉と、原発が隠しているもの

2話でウルリッヒにより発見された、ヴィンデン洞窟内にある鉄の扉。
 
放射線のマークが付いているため原発に繋がっていると思われる扉ですが
この扉を作ったのは、1986年の若きアレクサンダー・ティーデマン。
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写真引用:DarkWiki
金属工としての教育を受けていた彼は原発で働き出した際、所長でありレジーナの母クラウディアの命令で洞窟内にこの扉を作りました。
 
ではなぜ、洞窟内に不自然な鉄の扉が必要だったのか?
 
理由は
洞窟内に置かれた核廃棄物を隠すため。
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原発の創設者ベルント・ドップラーから2代目所長のクラウディア・ティーデマン、そして現在の所長アレクサンダー・ティーデマンに至るまで受け継がれて来たヴィンデン原発の秘密。
 
それは大量の核廃棄物だったのです。
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所長がクラウディアになった1986年にはヴィンデン洞窟に隠されていた核廃棄物ですが
ミッケルが行方不明になった後、警察の捜査を恐れた原発所長アレクサンダー・ティーデマンが黄色いドラム缶を洞窟からトラックの中に移動させています。
 

秘密にされている1986年のヴィンデン原発事故

ヴィンデン原発に多くの核廃棄物を生んだ原因となったのは
1986年夏に原発内で起きた事故。
 
ただしこの事故に関しては、原発内でのトップシークレットとなっています。
 
この事故について知っているのは歴代所長と事故が起こった夜に働いていたヘルゲを含む数人の従業員のみで、全員が高額の口止め料をもらっている様子。
 
1986年というとちょうどチェルノブイリ原発での事故があった年なので
ヴィンデン原発としてもこの事故は隠すしかなかったのでしょう。
 
事故原因に関して、初代所長ベルントはクラウディアにこのように説明しています。
 
「ボリュームコントロールシステムの不具合によって水素ガスが爆発し、それによって放射線物質が流れ出た。」
 
彼は同時に「流れ出た放射線物質の量が少なかったのでラッキーだった」とも言っていますが
クラウディアはこの原発事故は放射線物質を発生させただけでなく、ヴィンデン洞窟に「何か」を引き起こす原因にもなったと考えている様子。
 
1986年のこの事故が実際に洞窟に何をしたか、詳しい説明はありませんが
原発事故が洞窟内にタイムトンネルを貫通させる引き金となった ということではないかと予想されます。
 

洞窟内のタイムトンネルは誰が作ったものなのか?

物語の序盤から怪しい雰囲気を醸し出していたヴィンデン洞窟。
 
「この洞窟がどうやらタイムスリップの鍵らしい」というのは薄々分かっていましたが
そのことがはっきりしたのは、6話目でヨナスが未来の自分に手引きされタイムスリップした時。
 
未来のヨナスが、父ミハエルの手書きの地図にこっそりと書き残したメモ。
そのメモを頼りに洞窟内を進むと、そこには赤いロープが。
 
そのロープを頼りに更に洞窟内を進んで行くと、「sic mundus creatus est」と書かれた小さな扉。
 
その扉の奥に進むと、道が左右二手に分かれている。
ヨナスは右の道を進み、すると辿り着いたのが33年前の1986年。
 
ちなみに
後日ヘルゲを追って同じルートを辿り最後に左の道を進んだウルリッヒは、1986年から更に33年前の1953年にタイムスリップしています。
 
2019年、1986年、1953年。
 
ヴィンデン洞窟はなぜ、33年間隔のこれらの時代に繋がっているのか? 
 
そして
一体誰が、何の目的で作ったものなのか?
 
というかそもそも、タイムトンネルって人間に作れるものなの!?
 

sic mundus creatus estとは?

ヴィンデン洞窟にあるタイムトンネル内の時代を区切る小さな扉に書かれた文字
sic mundus creatus est。
 
この言葉はラテン語で、直訳すると
「かくて世界は創造された」 となります。
 
この言葉の出処は
神秘主義的な哲学・思想であるヘルメス主義に関連するとされる短いテクスト「エメラルド・タブレット」
 
エメラルド・タブレットは、ノアの背中にタトゥーとして記されていたり
1986年にタイムスリップしたミッケルが病院内でエメラルド・タブレットのポスターを見つけたりと、物語中に何度か登場するものです。
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このタトゥーがあるからといって、ノアが扉を作ったという理由にはなりませんが、、、
彼は何か、秘密を知っていそうですね。
 
「sic mundus creatus est」という言葉と、それが書かれたエメラルド・タブレット。
また神秘主義的な思想であるヘルメス主義は、物語内のタイムスリップの秘密と何か深い関係にあるのは間違いなさそうです。
 

タイムスリップについて

現在分かっているタイムスリップの方法

  • 洞窟内にあるタイムトンネル
  • 未来のヨナスや老クラウディアが持つ謎の装置
  • 子供部屋に置かれた椅子(ただし未完成で、タイムスリップは出来るが使うと死ぬ)
  • 地下室に突然現れる穴(ワームホール) 
 
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ヴィンデン洞窟内にあるタイムトンネルは、見つけることが出来れば誰でもタイムスリップ可能なようです。
 
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引用:DarkWiki
未来のヨナスや老クラウディアが持つ謎の装置(詳細後述)は実際にタイムスリップしている描写はありませんが
物語の内容と「ワームホールを発生させることが出来る」という点から、タイムスリップも可能だと思われます。
 
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1986年の地下室にある子供部屋の椅子(ノアが製作中のタイムマシン)でもタイムスリップは出来ますが
既に3人の少年(エリック・ヤシン・マッツ)が犠牲になっているので、方法としてカウントしていいものかどうか、、、。
 
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地下室に突然現れるワームホールでタイムスリップしたのは、今のところ最終回のヨナスと幼いヘルゲのみ。
 
地下室のワームホールは、未来のヨナスがヴィンデン洞窟で謎の装置を使い大きなワームホールを作り出した際に出てきているのですが、、、これが1回きりの現象なのかは不明。
 

自由にタイムスリップできると思われる人

  • 未来のヨナス
  • ヘルゲ・ドップラー
  • ノア
  • 2019年のヨナス(要:洞窟内の地図)
  • 老クラウディア
 

たまたまタイムスリップした人

  • ミッケル/ミハエル(洞窟から?:2019→1986)
  • マッツ・ニールセン(子供部屋の椅子から、その後死去:1986→2019)
  • エリック(子供部屋の椅子から、その後死去:2019→1953)
  • ヤシン(子供部屋の椅子から、その後死去:2019→1953)
  • グレッチェン(クラウディアの犬、洞窟から:1953→1986)
  • ウルリッヒ・ニールセン(洞窟から:2019→1953)
 
ヨナスが父ミハエルのアトリエで見つけた、ヴィンデン洞窟の地図。
 
たくさんの書き込みがされていることから、彼(ミッケル)は自分の時代に帰ろうと長い間洞窟内を探し回っていたのだと推測されますが、、、。
 
結局、ミッケルは元いた2019年に帰るためのタイムトンネルを見つけることは出来なかったようです。
 

タイムスリップについて知っていると思われる人

  • イネス・カーンヴァルト(ミッケルが「未来から来た」と話したため)
  • ペーター・ドップラー(マッツの遺体がワームホールから落ちてきたのを目撃)
  • トロンテ・ニールセン(ペーターと共にマッツの遺体を見た)
  • シャルロッテ・ドップラー(1953年でウルリッヒが逮捕されたという記事を発見)
  • バルトシュ・ティーデマン(ノアとの会話で話題が出るので知ってる?)
 

ヴィンデンの街で起こる不思議な現象

ミッケルの失踪以降、ヴィンデンの街では時代に関係なく超常的な現象が起こるようになります。
 
例えば
突然街中の電気(車のライトまでも)がチカチカしたり、地震のような揺れが起きたり。
 
または空から大量の鳥の死骸が落ちてきたり。
 
このような不思議な現象は
誰かが洞窟内のタイムトンネルやワームホールを通ってタイムスリップをした時に起こるのではないかと考えられます。
 
  • 1話:2019年11月4日、ドラッグを取りに来たバルトシュ達が洞窟の前で一悶着してる時。洞窟の中から変な音+懐中電灯がチカチカ
    →この時にマッツの遺体がワームホールを通って1986年から2019年にやって来た?
  • 1話:2019年11月4日または5日、ミッケル失踪後、ウルリッヒが洞窟前を捜索中。洞窟の中から変な音
    →この時にミッケルが2019年から1986年にタイムスリップ?
  • 2話後半:2019年11月5日、ミッケル失踪翌日の夜。街中の電気がチカチカ+空から大量の鳥の死骸が降ってくる
    →この時に大人ヘルゲが子供部屋の椅子で殺害したエリックの死体を1986年から1953年に運んだ?
  • 3話中盤:1986年11月5日、ミッケルが病院で手当てを受けた夜。警察官エゴン・ティーデマンがパトカーで見回り中に空から大量の鳥+街中の電気がチカチカする
    →時代は違うが上と同時刻のため、同じ理由と思われる。
  • 6話後半:2019年11月8日21:17。街中の電気チカチカ
    →2019年のヨナスが初めてタイムトラベル。1986年へ。
  • 7話後半:2019年11月9日夜。1986年も同時に起こる。街中の電気チカチカ
    →ヨナスが1986年から2019年へ帰ってくる/老ヘルゲとウルリッヒがそれぞれ1986年と1953年にタイムスリップ/またはヤシンの遺体が1963年へ。
  • 8話中盤:1953年11月10日。描写はないが、幼いヘルゲがウルリッヒに箱に入った鳥の死体を見せ「空から降ってきた」と言う
    →時代は違うが、上と同じ理由と思われる。
  • 10話:11月12日、すべての時代。街中の電気チカチカ+地震のような揺れ
    →未来のヨナスが2019年でタイムトンネルを壊そうとしている時。
 
、、、すべてのタイムスリップ時に超常現象が起こるわけではなさそうですが
2019年のヨナスが初めてタイムスリップした時未来のヨナスがタイムトンネルを壊そうとしたタイミングで起きているのは確実なので、街で起こる不思議な現象がタイムトラベルに関係しているのは間違いないでしょう。
 

鳥と羊の大量死について

鳥の死因

誰かがタイムスリップした時に空から降ってくることのある、大量の鳥の死骸。
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これらの鳥の死因は
電気機器による電磁界が鳥の知覚器官を阻害したことにより、方角を失って地面に落ちた時にできた頭蓋骨損傷。
 
 、、、ということですが
タイムスリップ時に大量死が起こることからワームホールが発するエネルギーが関係している と考えられます。
 

羊の死因

鳥と同様、1986年には羊の大量死も警察官もエゴン・ティーデマンにより確認されています。
 
羊の死因は、心停止。
 
羊は繊細な生き物で数頭が引き起こしたパニックが群れ全体に広がり死に繋がったと考えられるようですが、パニックの原因は不明。
 

鳥と羊の死骸の共通点

そして不思議なことに
両生物の死骸とも、鼓膜が破れていました。
 
これは子供部屋の椅子で殺害された少年達が耳を損傷していた理由と同じなのではないか と考えられます。
 
2話でマッツの解剖を行なった解剖医は「体に激しい回転がかかると、耳の中にある耳石(体のバランスを取るための部分)が混乱を起こす。この少年の遺体のすべての耳石は、あるべき場所になかった。」と言っていますが
これと同じようなことが大気中でも起こっており、変化に敏感な鳥や羊の大量死に繋がったのではないか と。
 
そうなると羊の死因に関しても「大気中の変化が羊の耳に混乱を起こし、それが群れのパニックを引き起こした」と考えることができます。
 

鳥にある白い斑点の謎

空から大量に降ってくる鳥にはお腹の部分に白い斑点が付いていますが、これはこの鳥の元々の柄ではないようです。
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この白い斑点は
チェルノブイリの事故(1986年)後に現れた突然変異 だと、解剖医は判断しています。
 
確かに2019年のみならず、1986年に子供の頃のシャルロッテが見つけた鳥にも白い斑点を見ることが出来ますが
1953年の幼いヘルゲが見つけた同じ種類の鳥の死骸には、この白い斑点がありませんでした。
 
、、、多くの住民は知りませんが
チェルノブイリの事故とヴィンデン原発での事故は同じ年(1986年)に起こっているため、この鳥の白い斑点の原因はチェルノブイリではなくヴィンデン原発事故の影響で起こった可能性が高いです。
 

なぜ「33年周期」なのか

この物語は
  • 現在の2019年
  • その33年前の1986年
  • そのまた33年前の1953年
という33年おきの3つの時代が舞台となっています。
 
ではなぜ33年なのか?
 
これについては、5話でシャルロッテが説明を行なっています。
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「1年というのは本当は365日ではなく、微妙にズレが生じている。しかしそのズレも33年後には修正されて元どおりになる。星も、惑星も、宇宙全体が33年後には全く同じ位置に戻る。」
 
これはLunar-Solar Cycleと呼ばれる天文学的な事実で
この天文学的事実を象徴するように、33年前にヴィンデンで起きた失踪事件が繰り返されているようです。
 
シャルロッテの祖父で「時間の旅」著者のH.G.タンハウスは
「この33という数字は天文学的のみならず、どこでも見かけるそれ以上に重要な数字だ」と話しています。
 
例えば
  • イエス・キリストは全部で33の奇跡を起こした
  • カトリックの「連祷の天使」は33人
  • ダンテの「神曲」煉獄篇と天国篇はそれぞれ33歌
  • 反キリストが活動を始めたのも33歳の時
、、、などなど。 
 
ちなみに 
1986年に起きた羊の大量死の際も羊は33匹殺されていましたが、、、これも33年周期を示唆しているんでしょうか。
 
ところで、この「33年周期」で謎なのは
いつの時点を中心にして33年なのか? ということですよね。
 
ヴィンデンが囚われている「33年周期」は「2019・1986・1953」で、なぜその他の年ではないのか。
 
私はヴィンデン原発で事故が起こった1986年 が、ダーク33年周期の中心なのではないかと考えます。
 
この原発事故によりタイムトンネル/ワームホールが開き、不思議な33年周期も始まったのではないかと、、、。
 

「時間の旅」という本

未来のヨナスや老ヘルゲも持っていた「時間の旅」という謎の本。
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1986年、クラウディアが原発所長に就任した際にヘルゲがプレゼントしたのもこの本でした。
 
たった500部しか刷られなかったというこの本の著者は、H.G.タンハウス という人物。
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【左】1953年 【右】1986年
 
ヴィンデンの街の時計屋さんで、警察官シャルロッテ・ドップラーの祖父です。
 
この本には永劫回帰というドイツの哲学者ニーチェの思想や、シャルロッテも説明していたルナ・ソーラーサイクル・33年周期についても書かれている、、、らしい。
 
H.G.タンハウスがこの本を出版したのは1986年あたりだと思われますが
本の随筆を始めるずっと前、1953年に彼は未来のクラウディアからこの本を受け取っています。
 
ちなみに
ウルリッヒが1953年にタイムスリップした際にジャケットとスマホを忘れていったのも、若かりし頃のH.G.タンハウスの店。
 
この時ウルリッヒが忘れていったスマホが、後に謎の装置の修復に使われることになります。
 

タイムスリップに使われる謎の装置

未来のヨナスや老クラウディアが常に持ち歩いている、ハードケースに入った謎の装置。
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引用:DarkWiki
これは33年前と33年後にワームホールを作り出す装置
この装置があれば自在にタイムスリップが出来るようです。
 
未来のヨナスはこの装置があれば現存するワームホール(洞窟内にあるタイムトンネル)を閉じることも可能 だと考えており
実際最終話ではこの装置を使いワームホールを閉じようとしています。
 
この装置は前述「時間の旅」著者のH.G.タンハウスが作成したものですが
元々は未来から来た老クラウディアが1953年のH.G.タンハウスの元に設計図を持ち込み作成を依頼したものです。
 
その設計図を基に彼は1986年にこの装置を完成させますが、うまく起動させることが出来ずにいました。
 
そこに未来のヨナス使い古されてはいるけど全く同じ装置を修理のために持ち込みますが
タンハウスはその古い装置を元に、新しい装置を起動させる方法を発見します。
 
(その際に使われたのが、ウルリッヒが2019年から1953年に持ち込んだスマートフォン。
 
タンハウスはこの装置について
「装置を起動させることによりヒッグス機構を生み出しセシウムの量を増やすが、そこにスマホで電磁パルスを発生させることにより破裂してブラックホールを作る」
と説明していますが、同じことが原発事故でも起こったとしています。
 
(知識のない私に「何のこっちゃ?」ってな話ですが、、、)
 
なおこの装置を使用するにはCs-137(放射性セシウム同位体)という放射線物質が必要で
この物質を手に入れるため、未来のヨナスは放射性廃棄物の放置されたトラックに忍び込んでいます。
 

未来は変えられるのか?

8話、タンハウスとの会話の中で未来のヨナスは(ワームホールを破壊することで)未来を変えたがっているということが分かりますが
タンハウスは「すべては既に決まっており個人が変えることは出来ない」 という専門家たちの意見を述べます。
 
「ワームホールが存在する限りそこには完成した時間のループがあり続け、その中のものはすべて互いに依存し合っている」
 
「過去はただ未来に作用するだけでなく、未来も過去に作用する」
 
「それは『タマゴが先か、ニワトリが先か?』という問題に似ている。どちらが先にあったのか、誰も言うことができない」
 
タンハウスが自身の著書「時間の旅」を随筆するずっと前から受け取っていたり
自分では起動することの出来なかった装置を、未来で使われている自分が作った同じ装置を見ることで起動させることが出来るようになったり。
 
これらが示しているのはつまり未来は変えることが出来ないということであり
このことは後の物語(ウルリッヒが幼いヘルゲを殺そうとするが出来なかったり、老ヘルゲが1986年の自分を止めることが出来なかったり)が証明しているようにも思われます。
 
、、、が。
 
果たしてヨナスは未来を変えることが出来るのか?
というのが、今後の物語のカギとなりそうです。
 

まとめ

というわけで、今回の記事では主に
 
  • 1986年のヴィンデン原発での事故と、それによって発生した核廃棄物
  • タイムスリップの謎(タイムスリップにより未来は変えられるのか?)
  • 33年周期
 、、、などの謎・伏線について迫ってみました。
 
特にタイムスリップと原子力発電所の関係なんかは面白いですよね~。
(まだ分からないことだらけですが。)
 
原発事故なんかは、絶対に福島での出来事から発想を得てそうだし。
 
あとは
タイムスリップが可能になることによって起こるパラドックスなんかも非常に興味深い。
 
「タマゴが先かニワトリが先か?」問題とか。
 
タイムスリップが可能な社会では、どうやら過去は変わらないものらしいですが、、、
果たしてこの先、シーズン2ではどうなっていくのか。
 
ヨナスは未来を変えることが出来るのか!?
という点に、今後も注目していきたいです。
 
なんかめっちゃ暗い雰囲気のドラマなのに、ヒーローものみたいな感じがあるな、、、。
 
さてそして次回の記事では
過去3記事で紹介しきれなかった謎や伏線 について、一気にまとめていきます。

 
 
おわり!