現在タイのバンコクにいます。
2日前の話なんですが
旦那の靴が盗難に遭いました。
バンコクを船で移動した時のこと
バンコクに着いて最初の3日間は、お気に入りのカオサンロード周辺エリアに滞在してたんですが
バンコクのまだ行ったことのないエリアも開拓しようと、4日目に船でチャオプラヤー川を南に移動しました。
こっから、ここまで。
ちなみに、本筋とは関係ないですけど
チャオプラヤー川を行くこのフェリー、すごくおススメです。
チャオプラヤー川は、まぁ汚い川なんですが
川岸にお寺とかが結構建ってて、景色が良い感じ。
どこまで乗っても値段が15バーツ(約50円)と安いのも素晴らしい。
(時間と場所によってはかなり混むけどな。)
、、、とまぁ、そんなこんなで
素敵な船旅を終え、目的の船着き場に到着しました。
船には30分ほど乗っていたのですが
船着き場に着くなり旦那が「トイレに行きたい」と言い出した。
船着き場にちょうどトイレがあったので、旦那はそちらに向かい。
私は近くのベンチで荷物番をしてました。
事件は船着き場のトイレで起きた
で、荷物番をしながらしばらく待ってたんですが
旦那がなかなかトイレから帰ってこない。
ウ○コでもしてるのか?と思って待っていると
旦那が靴下でトイレから戻ってきた。
ちょっと意味がわからずボーッと見ていると、旦那が一言。
「靴が盗まれたっぽい」と。
現場のトイレ
旦那の靴が盗まれたのは、こちらのトイレ。
外にあるトイレとしてはめずらしく、土足禁止だったんですよね。
ここで旦那は履いていたスニーカーを脱ぎ、備え付けてあったサンダルに履き替えたそうなんですが
用を足していざトイレを出ようとしたら、スニーカーがなくなっていたんだとか。
ゴッダム。
地元の方々が心配して来てくれた
船着き場にはトイレの他にもレストランやお店やさんがあって、ちょっとした商店街のようになっていたんですが
靴も履かず靴下だけで歩いてくる白人男性を見て驚いたのか、地元の方々が事情を聞きに来てくれました。
ただ
観光客があまりいない地域だったので、英語が全く通じなかった。
しょうがないので、真っ先に来てくれたレストランの客のおっちゃんに身振り手振りで「トイレで靴が盗まれた」という旨を説明。
するとおっちゃんは、船着き場の防犯担当者と思しき人の部屋に旦那を連れて行きました。
地元の方々による捜索
その部屋ではどうやら、この辺りに設置されている防犯カメラ の映像を管理しているようでした。
防犯担当者はすぐにトイレの入り口を写した防犯カメラの映像を確認し
旦那の靴を履いて去っていく30代〜40代くらいの痩せ型の男を発見。
彼はすぐさま他のカメラ映像も確認し
あっという間に犯人と思しき男が犯行後どの方面に向かったのかまで割り出してしまいました。
、、、タイ市民の捜査力、すごない?
まだ靴盗まれてから10分も経ってないのに、この展開の速さ。
右京さんもビックリ。
そんでもって
結構汚い感じの商店街だったのにまさかこんなにたくさん防犯カメラが仕込まれているなんて。
夢にも思わなかった。
で、靴盗まれてから10分後には犯人の鮮明な画像なんかも手に入っちゃったんですが。
旦那が
「警察に行った方がいいかな?」
って言ったら、防犯担当の男性が
「犯人は必ず見つけるから、ちょっと待ってて!」
だって。
(英語は通じなかったから、身振り手振りで。)
え、マジ、、、?
まぁそう言われたら私達は為すすべもないので
1番最初に助けてくれたおっちゃんに請われるままレストランに座り、そこでなんとなくガパオライスを注文して食べることに。
で、「ガパオライス美味しいね〜」
なんて話しながら、待つこと約30分。
警備担当とは別の男性が
旦那の靴を高々と掲げて戻って来た。
靴、見つかる
靴が盗まれてから約40分後。
なんと旦那の靴が戻って来ました。
いや、まさか戻ってくるとは思わなかったよね、、、。
でももちろん、旦那は大喜び。
最近買った、お気に入りの靴だったし。
(ただ犯人が足が大きい人だったのか、スニーカーのかかとは潰され中が若干広がっていた。)
商店街の人たちも「いや〜良かったね〜!」ってな感じで大盛り上がりでした。
その後
「その後、犯人はどうなったの?」
って地元の人に聞いてみたんですが、言葉が通じなくて結局どうなったのかは分からずじまい。
ただ旦那が手を拳にしてクロスさせて「お縄のポーズ」をしてみるとみんな大きく頷いていたので、もしかしたら警察に引き渡されたのかな、、、?
とにかく靴が見つかったので宿に向かおうと
親切にしてくださった地元の方々にお礼を言い、レストランのおばちゃんにガパオライスの料金を払おうとしたんですが
なんとおばちゃん、ガパオライスの料金はいらないと言ってきた。
自分の商店街で盗難が起きたことに心を痛めてくださったんだと思いますが、、、
さすがにそれとガパオライスとは無関係だから、お金は払いました。
あと
いろいろと協力してくださった防犯担当者には少しばかりのお金を渡そうとしたんですが、これも拒否されました。
もーホント、どんだけ良い人達なの。
まとめ
今回の記事では
バンコクの船着き場のトイレで旦那の靴が盗まれた話 を書きました。
タイにはもう何度も来ていますが
何かが盗まれるという体験は初めてでした。
結局靴は戻ってきたから良かったものの、やっぱりちょっとビックリしましたねー。
でもそれよりも
地元の人の温かさに感動しました。
こんなどこの馬の骨とも分からないような観光客の私達に、いろいろと良くしてくださって。
本当に感謝しています。
ちなみに、この船着き場
なぜだかよく分からないけど寺の中にあったんですよね。
船着き場を降りてすぐの所には、でかいブッダも横たわってたし。
商店街の横には、ちょっとしたお寺の施設もありました。
お寺の中だから人が優しいってわけでもないんでしょうけどね。
だったら、お寺の中で盗難も起こらないわけだし。
(ちなみに、犯行現場のトイレはブッダのすぐ後ろにあった。)
でもなんだか、すごく不思議な場所でした。
旦那の靴が盗まれた原因としては
彼の靴が新しくて良い靴だったからではないかと考えています。
写真だとあんまり新しそうに見えませんが、、、。
これでも旦那の着ているもの・持っているものの中では1番新しくて高そうに見えるんです。
ナイキだし。
お金持ちそうな観光客が高そうなもの持ってたら、仏様の前ですら「魔がさす」ってこともあるのかな。
とにかく
旅行中はあまり高そうなものは身に着けない方がいいと改めて感じた出来事でした。
おまけ:
ブッダと猫。
おわり!