ベトナム・ホーチミン市から船で2時間のところにあるビーチリーゾート、ブンタウに行ってきました。
ブンタウに2泊し、その後バイクで南ベトナムを見て回ったんですが
ブンタウ滞在中に泊まったホステル「Gekko Hostel」 がなかなか良かったので、今回はそのレビューです。
値段
「Gekko Hostel」の宿泊料は、8人部屋のドームで100.000ドン(約470円)でした。
ただ、繁盛期は人件費の関係で200.000ドン(約930円)に値上がりするようです。
良い点
清潔
バックパッカー宿ってちょっと小汚いイメージがあるんですが
「Gekko Hostel」は清掃が行き届いていて清潔でした。
特に水回り(トイレ・シャワー)が清潔だったのがポイント高い。
部屋ごとにトイレ・シャワーがある
2段ベッドが4つ、計8人が寝られるドームだったんですが
トイレ・シャワーは部屋ごとに付いていました。
私達が泊まった時は4人しか部屋に泊まっていなかったのもあり、誰かを待つことも待たせることもなくスムーズに洗面所を使う事ができました。
シャワーの水圧も強く、しっかりお湯が出たのも良かったです。
ベッド周りが快適
ベッドはドームらしく2段ベッドですが
マットレスがほどよく固くて寝心地が良かったです。
また各ベッドの枕元には、自分だけが使えるコンセントが数個付いていました。
これは地味に、すごく助かりました。
ドームだとコンセント奪い合い合戦が起こることもままありますが
そんな戦争が起こることもなくスマホ、パソコン、携帯充電器などを同時に充電できたのが良かったです。
個別のコインロッカー
バックパッカー宿で心配なのが、盗難。
多くの人が1つの部屋に寝泊まりするので、シャワー時や就寝時の貴重品管理は厳重に行いたいもの。
「Gekko Hostel」には、部屋ごとに自分専用の鍵付きロッカーがあります。
鍵さえ持ち歩けばいいので、ドームに泊まる際も安心です。
雰囲気が良い
1階には座る場所を含む共有スペースがあり、夜になると宿泊客が集まってきます。
共有スペースにはビリヤード台もあり、好きな時に無料で遊ぶことも出来ます。
「Gekko Hostel」の共有スペースは雰囲気も良く色々な人と話が出来るので、1人旅の人にもオススメ。
またホステルで売っているビールの種類も豊富で、現地のビールの他にサッポロビールも売ってました。
「Gekko Hostel」はホステルですが、現地で語学講師として働く人が長期滞在していたりもします。
居心地がいいからこそ、長く滞在している人も多いのでしょう。
無料の朝食サービス
ホステルとしてはめずらしく、無料の朝食サービスがあります。
朝食は7:30〜11:00の間。
パン+卵か、麺+卵が選べます。
こちらは、私の選んだ麺+卵。
パン+卵だと、フランスパンにバター+目玉焼きが付いてきます。
その他、コーヒーは12.000ドン(約56円)から頼めます。
コーヒーはもちろん、ベトナムコーヒー。
写真のミルク(コンデンスミルク)入りは、15.000ドン(約70円)でした。
スタッフがとても親切で協力的
「Gekko Hostel」受付。
受付にいたベトナム人女性・ジュディが非常に親切で協力的でした。
英語もペラペラで、旅行のプランや美味しいレストランなど、聞いたことは親身になって相談に乗ってくれました。
注意点
とても居心地の良い「Gekko Hostel」ですが、注意点も。
蚊
まぁ、蚊はどこにでもいるんですけどね、、、。
特に夜は、部屋のドアを開けっ放しにしないように気をつけます。
(冷房が付いているので、窓を開けなくても大丈夫です。)
また、夜共有スペースで過ごす際は虫除けを忘れずに。
繁盛期の値段
普段の宿泊料はドーム大人1人100.000ドン(約470円)ですが、土日や繁盛期は値段が変わります。
旧正月の休みの時期は、200.000ドン(約940円)と値段が変わっていました。
人件費の上乗せということですが単純に倍の値段がかかるので、選べるようであれば繁盛期は避けた方が賢明です。
なんとバイクもレンタル・購入出来ちゃう!
この「Gekko Hostel」。
ただ泊まるだけでもとても良いホステルなのですが
私達にとって1番ありだたかったのが、ホステルでバイクのレンタルを行っていたこと。
元々ブンタウでバイクを借りる予定だったんですが
新しい土地だとレンタルバイクもどこに行っていいものか全く分からないですよね。
「Gekko Hostel」ではバイクのレンタルも行なっている、、、というか、現地のバイク屋さんと連携してバイクを貸してくれます。
事前に借りたい期間やバイクの種類をジュディに伝えておくと、翌日にはホステルまでバイクを持ってきてもらえます。
バイクレンタルの値段も、通常は1日120.000ドン(約560円)なのですが
10日間という長い間借りていたので、1日100.000ドン(約470円)にまけてくれました。
実際に借りたバイク。
本当は125ccのセミオートマティックのバイクを借りたかったのですが
借りられた写真のバイクは110ccのもの。
ただ、このバイクはほぼ新品でとても乗りやすかったです。
大人2人+バックパック2つで1000kmくらい走りましたが、特に問題ありませんでした。
また、「Gekko Hostel」では中古バイクの販売 も行っています。
値段は270米ドル(約2万9千円)〜350米ドル(約3万7千円)ほどだそうです。
もしホーチミン市からベトナム横断旅行を予定している場合は、要返却のレンタルバイクよりはバイクを買って到着地で売ってしまった方が効率がいいです。
ベトナムでバイクに乗る際の注意
国際免許証は使えない
ベトナムでは、国際免許証が使えません。
よってベトナムの免許証がなければ50cc以上のバイクに乗るのは違法です。
、、、ただ、他の旅行者(特に欧米人)は免許なしでレンタルバイクに乗っています。
その辺は、自己判断で。
道路・交通状況
私たちが見た限りだと、道路の状態はそこまで悪くありません。
場所によってコンクリートに穴が空いている場所もありますが、特に大きな道では道路は整っていることが多いです。
ただ、問題なのは交通状況。
交通量が多いところが多く、逆走なども当たり前。
ルールはあるにはあるけど「何でもあり」な状況がほとんどなので、バイクを運転する際は注意が必要です。
特に、スピードは出しすぎない方がいいでしょう。
自分が気をつけていても、他の車両が突然道に飛び出してくることも多くあります。
また、ベトナムの道路では「大きなものが優先」という暗黙の了解があります。
つまり歩行者よりバイク、バイクより車、車よりバス・トラックが、道路上では優先となるようです。
特にバス・トラックはかなりのスピードで追い抜いてくるので注意が必要です。
交通警察
ベトナムには2種類の警官がいます。
緑色のユニフォームを着ているのが普通の警察で、肌色のユニフォームを着ているのが交通警察です。
私達は止められることはありませんでしたが、バイクに乗っている時に肌色のユニフォームの交通警察に止められることがあるようです。
免許不所持やスピード違反、ヘルメット不着用など、理由は様々。
聞いた話によると、ベトナムの警察は腐敗が激しいのだとか。
お金欲しさに、特に免許を持っていないことが多い外国人を止める警察官もいる、というような話を聞きました。
交通警察に止められた時は200.000ドン(約940円)ほどの袖の下を渡すことで見逃してもらえることが多いようです。
また警察に止められた時に注意点としては
- 財布に必要以上のお金を入れておかない。
必要があれば、財布を2つ作る。
(警察に「お金持ってません」というのを見せる用。所持金が多いと、袖の下も多く要求されることがあるようです。) - 警察に止められた際はすぐにバイクのキーを隠す。
(キーを人質?として取られないため。また、スマートホンなどの高価なものも見えるところに出さないように。)
というようなことを、ジュディや他の旅行者に教えてもらいました。
まとめ
今回の記事では
ベトナム・ブンタウのおすすめバックパッカー宿「Gekko Hostel」 について書きました。
夫婦で旅行していますが、安い部屋が見つからない時はホステルのドームに泊まることもあります。
バックパッカー宿って本当、珠玉混合というか、、、
素敵な所は本当に素敵なんですが、ヤバイ所は本当にヤバいです(汗)
なるべく安く旅をしようとしているバックパッカーが多く泊まる宿なので、一歩間違うとベッドバグ(南京虫)の付いたベッドに当たるなんていう悲惨なことも。
、、、私たちは幸いまだ南京虫の被害に合ったことはありませんが
ベッドバグは勘弁なので、出来る限り清潔なホステルを選びたいものです。
今回紹介した「Gekko Hostel」は、宿として優れているだけではなく英語が通じる親切なホストが居た点もとても良かったです。
特に、ベトナムのレンタバイク事情に疎い私達にも安くて良いバイクを提供してくれたのは助かりました。
ベトナムをバイク旅行する時は、交通量の多いホーチミン(サイゴン)市でバイクを借りるよりは、交通状況の穏やかなブンタウまで出てバイクを借りることをオススメします。
おわり!