日本と同じく、ドイツにも2年に1度「車検」があります。
うちの車は今年の12月が車検なんですが
今回は、車検の際に修理工場でヒドイ対応をされてムカついた話です。
ちょっとだけ、胸くそ悪い話になります。
ドイツの車検制度
ドイツの車検の際の修理は、日本と同じく自分でやることも出来ますが
TÜV(Technischer Überwachungs-Verein、ドイツ技術検査協会)という車検を取り仕切る検査機関に任せることが多いです。
ちなみに、TÜV(トゥフ)と読みます。
車検通るか不安、、、
旦那の車は古く、かなりガタが来ています。
買ったのも中古で4000ユーロ(約53万円)だったので
まぁ値段相応っちゃ相応。
でも、これまでもかなり修理に手を加えているし
まだまだ順調には走ります。
ついこの間も、約600km離れたスイスまでの道を行って帰ってきたばかり。
ある程度の修理は覚悟していますが
この車は旦那にとって非常に重要なので、車検は通ってほしい、、、。
1軒目の修理工場
というわけで
車検は12月ですが、少し早めに住んでいる田舎街のTÜV提携の修理工場で修理の予約を取りました。
予約した日。
旦那が時間通り11時に修理工場に行くと、50代半ばの男性の修理工が対応してくれました。
彼は旦那を見、旦那の車を見、車の登録用紙を見て、1言。
「この車、キャンピングカーとして登録できないから。」
うちの車はキャンピングカーとして登録されている
旦那の車は、見た目は普通のバンなんですが
「キャンピングカー」として登録されています。
旦那の車。
実際にキャンピングカーとして使ってるというのもあるんですが
キャンピングカーとして登録すると、保険料が安いんですよね。
なので、この車を買った時
キャンピングカーとして登録するため、1ヵ月ほどかけて中を改装しました。
ベッド付けたり、キッチン付けたり。
その後
当時住んでいたハンブルクにあるTÜVの修理工場で無事キャンピングカーとして登録することが出来て、現在に至ります。
なぜキャンピングカーとして登録できないのか?
それにもかかわらず、1軒目に行った修理工場では
「キャンピングカーとして登録できない。」
と言われました。
『いやいや、現にキャンピングカーとして登録されてるんですよ。
ハンブルクにある、あなたと同じTÜVの修理工場で登録してもらったんですから。』
と旦那が説明しても、通じず。
車のチェックもしてくれず、修理を断られた
結局
「この車はキャンピングカーとして登録できないから。だから修理もしない。」
という謎理論で、修理まで断られました。
いやいや、意味が分からない。
キャンピングカーうんぬんは置いといても
車検のための修理はどのみち必要なのに、車のチェックもなしに修理断るとかおかしくない!?
それがあなたの仕事じゃないの!?
そして
その50代半ばの修理工の態度がとても高圧的で、不親切だったようです。
実際に修理工場に行ったのは旦那だけだったんですが
『自分の何が気に入らなかったのか。
勤め人っぽくない長髪が気に食わなかったのか。
それとも、オンボロのバンをキャンピングカーとして使っていることが気に食わないのか。
だから車のチェックもせずに修理を断ったのか。』
と、家に帰ってきてからもものすごく怒っていました。
TÜVに電話
その修理工の態度があまりにも悪かったので、家に帰ってきてすぐ、修理工場の管理をしているTÜVに電話しました。
電話に出たのは、このあたりの修理工場を管轄しているという男性社員。
いわば、修理工の上司です。
この上司は、すごくいい人でした。
ドイツのことなので謝りはしないですが、すごく同情的に話を聞いてくれました。
「キャンピングカーとして登録できない」と言われたことについては
「ちょうど最近、1週間前に、キャンピングカーの登録条件が法律で変わったんですよ。」ということでした。
どうやら1週間前に
キッチンのコンロを車に内蔵していないと、キャンピングカーとして登録できない
と言う風に法律が変わったようです。
確かに、うちの車にはコンロは載せてあるものの
コンロが車に内蔵されているわけではありません。
うちの車にあるのは、移動できるタイプのコンロ。
2年前に車検を受けた時はこれで大丈夫だったんですが
どうやら、法律が変わったみたいです。
しかも1週間前に。
とにかく
修理工は、なぜ法律が変わったという理由を言ってくれなかったのか
というのが不思議でしょうがない。
「1週間前に法律が変わったので、キャンピングカーとしては登録できないんですよ~」
と一言言ってくれれば、旦那も理解できたのに。
、、、まぁそれは置いといて。
電話に出た上司の男性は
新たに別の、隣町の修理工場に予約を入れ直してくれました。
さらに
隣町の修理工場には事情を話して、今回の車検ではキャンピングカーとして登録できるように伝えてもくれました。
よ、良かった、、、!ありがとう!
午後、隣町の修理工場へ
予約は同じ日の午後3時半だったんですが
旦那は予約の10分前には隣町の修理工場に着きました。
ただ
前のお客さんが長引いていたのか、その後20分ほど待たされたようですが。
まぁ、それはしょうがないですよね。
そんな事もある。
問題は、その後の修理工の対応。
予約の時間から10分経って現れた、これまた50代半ばくらいの修理工は
開口一番にこう言ったそうです。
「あんたのせいで、家に帰るのが遅くなる。」、と。
は?
いやいや、そもそもまだ営業時間内だし。
飛び込みできたならまだしも、ちゃんと予約して来たし。
しかも旦那は予約の10分前には工場にいたから10分のタイムロスは、旦那の前のお客さんの対応が長引いたせいなわけで。
意味が分からない。
まったく、意味が分からない。
続いて、その修理工は言いました。
「いや実際、同僚(1軒目に行った工場の修理工)が正しいからね。」
と。
え?
なにそれ?
「旦那の車はキャンピングカーとして登録できない」という事を言いたかったのか知らないけど
その言いぐさは、ない。
あなたの上司から、電話受けてますよね?
あなたの上司と話して、キャンピングカーの件は解決したはずなんですけど?
あなたの仕事は車の修理をすることであって、キャンピングカーうんぬんはもう関係ないよね??
その修理工もまた態度が悪く、旦那は諦めて修理工場を後にしました。
最後に
怒りに任せて書いてしまいました。
読みづらかったらすみません。
隣町の修理工は多分、1軒目の修理工と友達だったんでしょうね。
それで電話でもして、なにやら報告かなんかされていたんでしょう。
旦那はただ車を修理したかっただけなのに、なぜここまで個人的に攻撃されなくてはいけないのか。
隣町の修理工場から帰ってきた旦那はその後、再び同じ上司に電話をしました。
上司もお手上げなようで
「今度はもう少し大きな街の修理工場に行くように」と勧められました。
田舎だから、なのかな。
確かに、以前住んでた大都市ハンブルクに比べたらコンサバな人が多い気はしてたけど。
前は、ご近所さんとこんなこともあったし。
確かに、旦那も私も普通と言われるような見た目も生活もしてない。
車だって、めちゃくちゃ青いし。
なぜ今回こんな目にあったのかは分からないけど
もしそれが私たちが彼らにとっての普通ではないからという理由なら、ほんとクソくらえと思う。
田舎に引っ越してきて、初めての車検。
ハンブルクの修理工場はどこも忙しくて、予約を取るにも何週間か待たなきゃいけなかったけど
今回予約を取るときは本当にスムーズで、電話した次の日には予約取れました。
「いや~!さすが田舎はいいねぇ!」
なんて旦那と話してたんですが、、、。
そして、今回だけじゃなくて
車の修理に関しては、これまでも結構いろんなヒドイ目に合っている私達。
いらない部品注文されて、料金に上乗せされたり
やらなくていいって所を勝手に修理されて、その分料金が増えてたり。(しかも直してほしかった所は直ってない。)
車検、どうなるんだろうか、、、。
今後どうなるかはまだ分かりませんが
誰か知り合いが行っている修理工場を紹介してもらうのが一番安全なのかな。
おわり!