ジオキャッシング(Geocaching)という言葉を聞いたことがありますか?
私は今まで全く知らなかったんですが
先日うちに訪ねてきた旦那の叔父さんがジオキャッシャー(ジオキャッシング愛好家)でした。
叔父さんが「宝を探しに行く!」と言うので私もお供させてもらったんですが
初めてやったジオキャッシングが、すごく面白かった。
なので、今回の記事では
リアル宝探しゲーム・ジオキャッシングについて紹介します。
ジオキャッシングとは?
ジオキャッシング (geocaching) は、全地球測位システム(Global Positioning System, GPS)を利用した、地球規模で行なわれている宝探しゲームである。
ジオキャッシング(Geo Caching)とは
GPS機能を利用して世界中に隠された宝物を探す、リアル宝探しゲームです。
あるプレイヤーが隠した宝物を、ジオキャッシングのHPに登録された座標とヒントを頼りにGPSを使って探します。
世界中に300万個以上の宝物が隠されており、それはもちろん日本にもあります。
2000年にアメリカで誕生した新しいゲームであるが、GPSやインターネットといった現代技術と、主として自然の中で行なうアウトドアスポーツとしての要素が融合した画期的なゲームとして、世界中に多くの愛好者(ジオキャッシャー(geocacher) と呼ばれる)が存在する。
2000年にアメリカで誕生したということで、比較的新しいゲームですね。
GPSやネットの現代技術と、それを使って自然の中で(もちろん街中でも)宝探しが楽しめるという、聞いているだけでワクワクするゲームです。
去年流行ったポケモンGOのリアルバージョンという感じでしょうか。
ただ、探すのはポケモンではなく宝物。
宝物=お金じゃないよ!
「宝物」と言っても、実際に金銀財宝が隠されているわけではありません。
実際に探すのは宝物ではなく、キャッシュと呼ばれる小さな容器です。
キャッシュの見た目
ジオキャッシングでは、世界中に隠された「小さな容器(=キャッシュ)」を探します。
容器と言っても、本当にいろいろな形のものがあります。
大きさも形も色も、様々。
100㎖以下の容器もあれば、20ℓ以上の容器もあります。
これは実際に私たちが見つけたキャッシュ。
以前は飴玉でも入っていたかのような缶の箱に入っていました。
こちらは同じ日に見つけた別のキャッシュ。
フタの閉まる、プラスチック製の細長い容器でした。
その他にも、フィルムケースなどがキャッシュ(=容器)として使われるようです。
キャッシュの中身
キャッシュと呼ばれる容器の中には、ログシート(またはログブック)と呼ばれる紙が必ず入っています。
キャッシュを見つけたら容器からログシートを取り出し
見つけた日付と自分ジオキャッシング上のユーザー名を書きます。
その他、ログブック以外にも「宝物」として小さな景品(キーホルダーや小さなおもちゃなど)が入っていることもあります。
キャッシュの隠し場所
キャッシュが隠されているのは、基本的にGPSを妨げない屋外になります。
必ずしも地面の上にあるとは限りませんが、絶対に地面の中には埋まっていません。
木などにぶら下がっていたり、上から物が被せてある場合もあります。
また、容器がマグネットになっていて、どこかの表面にくっついている場合もあります。
2017年7月現在、世界中には300万個以上のキャッシュが隠されているので
日本国内にも多くのキャッシュが隠されていますし、あなたの家の近くにもきっとキャッシュが隠されています。
どのくらい多くのキャッシュが隠されているかの例として
東京都千代田区にある皇居付近の地図を見てみます。
真ん中が皇居で
緑色のマークが「トラディショナル・キャッシュ」と呼ばれる一般的なキャッシュが隠された場所です。
いっぱいあるな、おい、、、、、!
自分が知らない間に、こんなにいっぱい宝物が隠されていたなんて、、、!
ワクワク。
自分の家の近くにキャッシュが隠されているかどうかは、ジオキャッシングのHPで無料アカウント作成後に自分のページから探すことが出来ます。
実際に宝探しに出かけよう!キャッシュを探しに出かける際の手順
思い立ったが吉日。
早速、近所にあるキャッシュを探しに行ってみよう!
キャッシュを探しに行くための手順を、以下にまとめました。
①ジオキャッシングHPで無料のアカウントを作ろう
まずはジオキャッシングのHPで、アカウント(無料)を作ります。
①ジオキャッシングのHPにあるフォームにメールアドレスとユーザー名、パスワードを記入する。
②登録したメールアドレスに送られてくるメール内のボタンをクリックし、アカウントを認証する。
以上!
たったの2ステップ、2分でアカウント作成は終わります。
②探しに行くキャッシュの場所・難易度を確認しよう
会員登録が終わったら、実際に探しに行くキャッシュの場所と難易度を確認します。
今はGPS付き携帯という便利なものがあるので外出先で探すこともできますが
事前に大まかな場所を確認しておくとスムーズです。
また、ジオキャッシングのHPの地図上に表示される緑のキャッシュの場所をクリックすると
難易度と地形という項目を5段階で見ることが出来ます。
左側の難易度は「見つけるのがどれだけ難しいか?」という評価で
右側の地形は「キャッシュの隠し場所への行きやすさ」の評価です。
★が多いほど、難易度が高くなります。
難易度が高いキャッシュの隠し場所に行くためには山や崖を登ったり、海に潜ったり、洞窟に入ったりする場合もあります。
また、スペースシャトルに乗らなければ行けないキャッシュの隠し場所もあるんだとか。
つまり、キャッシュは宇宙にも隠されています。
なにそれスゴイ。
、、、まぁ、お手軽に宝探しを楽しみたいだけなら、★か★★位の難易度&地形の場所を狙うといいと思います。
③キャッシュを探す際の移動手段を確認しよう
キャッシュの場所に応じて徒歩や自転車、車や電車などの移動手段を確認しておくと、短時間で多くのキャッシュを見つけるのに役立ちます。
④ジオキャッシングの持ち物
GPS機能付き携帯(またはGPS機器)
大体の人がGPS付きの携帯を持っていると思いますが
年配ジオキャッシャーである旦那の叔父さんは、こんな感じのGPS機器を持っていました。
キャッシュを探す旦那とGPS機器。
携帯なら地図も付いてるので不要ですが
GPS機器を使う場合は、GPS機器の他にキャッシュ隠し場所の座標が記された地図をプリントアウトして持って行きます。
携帯を使う場合
ジオキャッシング公式のアプリもあります。
、、、が、日本語には対応していないようです。

ペン
キャッシュを見つけた際、中に入っているログシートに日付と名前を書くために持っていきます。
小さな景品(あれば)
もしキャッシュの容器の中に宝物としての何かが入っていた場合、交換用の小さな景品(キーホルダーや小さなおもちゃなど)を持って行ってもいいです。
、、、が、なければ別に持っていかなくても大丈夫です。
もし家にいらない小さなキーホルダーとかあれば持っていくのも楽しいと思いますが
私が実際に見つけたキャッシュには、景品は入っていませんでした。
小さな景品を持って行かない場合、何か入っていたとしてもそのままスルーしましょう。
※景品として食べ物や危険物をキャッシュの中に入れるのは禁止されています。
⑤いざ、宝探しへ出発!
上記のことを確認し終えたら、キャッシュを探しに出発します。
GPSを頼りにすればキャッシュがある場所はある程度分かりますが
実際どこにキャッシュが隠されているかは、探すまで分かりません。
参考に、私が実際にキャッシュを見つけた場所を紹介すると
案内看板の上や
標識の裏など。
この他にも、本当に様々な所にキャッシュは隠されています。
探すのが大変な時もありますが
見つけた時の達成感と言ったら、、、たまらん。
実際に現地でキャッシュを探すこの時が、ジオキャッシングの1番面白い瞬間です。
⑥キャッシュを見つけたら
キャッシュを見つけたら
中に入っているログシートに、見つけた日の日付と自分のジオキャッシング上のユーザー名を書きます。
もし容器の中に景品が入っていれば交換することもできますが
その景品が自分の持っている景品よりも高価な物だったら、交換するのは止めておきましょう。
そして、何よりも重要なのは
すべてが完了したらキャッシュを元にあった場所に戻すこと。
勝手に場所を変えたりしてはいけません。
もちろん、持ち帰るのもアウト。
⑦ジオキャッシングのHPに結果を報告
キャッシュを発見出来ても出来なくても、ジオキャッシングのHPにその結果を報告します。
これは家に帰ってからやってもOKです。
コメントを書くことも出来ますが、キャッシュの詳細な場所や写真を載せることは控えましょう。
他のユーザーの楽しみを奪ってしまいます。
まとめ
今回は、世界中で楽しめるリアル宝探しゲーム「ジオキャッシング」を紹介しました。
宝探し、、、と言っても、探すのは金銀財宝じゃないんですけどね。
探す過程が楽しいので
その時間が「タカラモノ」なのです。(←やかましいわ)
宝探しって、言葉は知っていても実際にやる機会はほとんどないんじゃないかと思いますが
ジオキャッシングの良い所は、大人も子どもも楽しめる点だと思います。
家の周りでも、旅行先でも楽しめるし
「GPSやネット+野外での活動」というおもしろいゲームなので、子どもの夏休みの自由研究なんかにも最適です。
おわり!