12月6日。
この日は
ドイツでは「ニコラウスの日」と呼ばれます。
ニコラウスは
キリスト教の聖人で
「サンタクロース」のモデルになった人ではないか、と言われています。
ちなみに
ニコラウスさんは
赤い服も着ていないし
トナカイにも乗りません。
今あるサンタクロースのイメージは
コカ・コーラ社が定着させたものだと言われています。
ドイツでは
12月6日に靴を綺麗にして外に置いておくと
ニコラウスが靴の中にプレゼントを入れてくれるそうです。
そんな事情があるからかどうかは分かりませんが
ドイツのサンタクロースは
イブの夜に枕元にプレゼントを置いたりはしません。
クリスマスプレゼントは
クリスマスの日に、クリスマスツリーの下に置かれます。
プレゼントは
サンタクロースからではなく
家族・親戚からのもの。
その大量のプレゼントをみんなで開けて楽しむのが
ドイツでのクリスマスの習わしだそうです。
「ニコラウスの日」とは全く関係ありませんが、、、
そんな「ニコラウスの日」である12月6日に
旦那はニュージーランドに旅立ちました。
私は仕事があるので一緒には行きませんが
勤務先のレストランでの今年の営業が終わった後に追いかける予定です。
今年の冬は3か月間ニュージーランドに行きます
毎年冬は日本に帰っているんですが
今年はニュージーランドに拉致される
で旦那と一緒に過ごすことになりました。
以前も書きましたが
旦那はドイツ人でニュージーランド国籍保持者。
彼の夢の1つに
「ドイツとニュージーランドを行き来して、冬のない人生を!」
というのがあります。
北半球にあるドイツが冬の時
南半球にあるニュージーランドは夏です。
夏が大好きな旦那は
この壮大なプランを長年温め続けているんですが
今年は
「果たしてそのプランはうまくいくのか?」
というのを実験してみたいらしいです。
((日本に、行きたかった、、、))
本当は日本にも寄って行きたかったんですが
日本でストップオーバーしようと思うと
飛行機の値段が異様に高くて(泣)
なんでやねん、、、。
というわけで
日本には来年のいつか
出来れば航空券の安い時期に帰ろうと思います。
グッバイ、、、、、
あったかいこたつの中で見る
年末年始の楽しいお笑い番組。
グッバイ、、、、、
家族や親戚と過ごす、楽しい正月。
グッバイ、、、、、
おせちやお餅などのおいしい正月料理。
グッバイ、、、、、(泣)
ウェリントン近郊の街に家を借ります
ニュージーランドのほぼ中心に位置する
首都ウェリントン。
NZで2番目に大きい都市です。
(1位はオークランド、3位はクライストチャーチ)
ちなみに
一番下にあるインバーカーギルという街は
私が以前1年間留学をしていた所です。
そして
かのミック・ジャガー(8人目のお子さん誕生おめでとうございます!)が
"the arsehole of the world"
「Sekai no Ketsu no Ana」
と呼んだという
とんでもない伝説を持った街です。
(つまり、超ド田舎です。)
、、、、、話が逸れました。
で
ニュージーランドのどこに住むかということなんですが
ウェリントンから約45キロほど離れたところにある小さな海辺の街に
旦那の友達が住んでいて
その人の家の2階を借りて住む予定です。
その家が、なんと海沿いの家!
海の近くに住むのは以前から密かに憧れていたので
また1つ、小さな夢が叶うことになりそうです。
クリスマスイブに出発します
ドイツでは
冬休みはクリスマス直前から始まります。
私の勤務先でも、22日が仕事納め。
次の日は1日荷造りだのなんだのを済ませて
12月24日、クリスマスイブの日に
ニュージーランドに向けて出発します。
クリスマスイブ、、、、、か。
私はそういうの、まったく気にしないんですが
クリスマスイブの日に出発することを伝えたら
旦那に怒られました。
「なんでクリスマスに一緒に居られないんだ!」
「自分は一応クリスチャンの文化で育ったんだから、クリスマスは大事なんだ!」
と。
はっきり申し上げます。
君も別に
クリスマスとか気にしないよね!?
ーーーーーーー以下グチーーーーーーー
だってさ、
これまでにクリスマスプレゼントとか
くれた事ないよね?
というか
クリスチャンに課せられる「教会税」が嫌で
クリスチャン、辞めてなかったっけ!?
そして
本当にクリスマスが大事なら
風習に習ってクリスマスはドイツに居て家族と過ごすよね!?
ーーーーーー以上グチおわりーーーーーー
大変失礼いたしました。
ヒッピーの旦那は
付き合い始めてからの8年間
クリスマスを意識するような男ではありませんでした。
なのに
突然ものすごく理不尽な感じでキレられて
けっこうびっくりしました。
まあつまり
旦那は寂しいんでしょうね。
だったらキレずに
はっきりそう言えばいいのに、、、。
以前もクリスマスに飛行機に乗ったことがあるんですが
なんだかチケットの値段が、他の日に比べて安かったんですよね。
ほとんどの人が
クリスマスを大切な人と過ごすために
クリスマス前に移動するからだと思いますが。
なんか、機長さんのあいさつも
「メリークリスマス!」
な感じで、すごく楽しかったので
(飛行機の中でボッチでしたが)
今年もクリスマスに飛びます。
悔しかったら
クリスマスプレゼントの1つも用意しろー!笑
ちなみに
12月24日にドイツを出発して
12月26日にニュージーランドに到着するので
クリスマス期間中は完全に雲の上の人となります。
途中でサンタさんと、すれ違うかな?
心配事も
ニュージーランド行き。
それなりに楽しみにはしてるんですが
心配な事もあります。
①地震
ニュージーランドでは11月に大きな地震がありました。
余震もありますし
なにより家がめっちゃ海沿い。
津波、大丈夫かなぁ、、、?
避難訓練だけは、しっかりしておこうと思います。
②フライト長すぎ
ドイツからだと
ニュージーランドは地球の反対側。
その距離
直線距離にして約1万8千キロ。
数字が大きすぎて、もはやよく分かりません。
とにかく
そんなに長い距離を飛ぶ飛行機はまだないので
もちろん直通便はありません。
というわけで乗り換えになるんですが
ハンブルグからだと
少なくとも2回は乗り換えが必要になります。
私も乗り換えは2回で
(ハンブルグ→フランクフルト→シンガポール→ウェリントン)
なんと計35時間もかかります。
Noooooooooooo!
飛行機の中に、35時間。
実際には乗り換えがあるので
飛行機に座っている時間はもう少し少ないですが
それでも
絶対、辛くない?
こんなに長時間の空旅は初めてなので
いまから戦慄しています。
ドイツから日本行きの
16時間の旅程も辛いというのに、、、。
③そもそもニュージーランドがそこまで好きではない
もうね
これ言っちゃったらおしまいなんですが。
以前1年間ニュージーランドに留学していて
その後も、旦那と共に
車内泊しながら、かなり多くの場所に行きました。
旅のお供だった1988年製ハイエース。
南島は
かなり小さい街まで行きつくした感じはあります。
とある日のキャンプ。
①若い国なので、文化に乏しい
マオリ族とか。
ニュージーランドにも、探せばもちろんいろんな文化があります。
ただ
日本やドイツと比べてしまうと
歴史が浅く、文化に関しては面白みに欠ける感じがします。
②ごはんが不味い
ごはんが不味いことで有名な国・イギリスの連邦加盟国、、、だからどうかは分かりませんが
ニュージーランドのごはんは不味い。
ただ
大きい街にいれば
様々な国の美味しい料理が食べられます。
③天敵・サンドフライ
ニュージーランドと言えば豊かな自然で有名ですが
この国には、私の天敵がいます。
それは
サンドフライと呼ばれる虫。
街中にはいませんが
自然の美しい所にはどこにでもいる印象です。
蚊より小さい虫で
噛まれるとめっちゃ痛い。痒い。
この虫に初めて刺された時は
ものすごく腫れて、痒みがすごかった上に
刺し跡が1年間も消えませんでした、、、。
ネイチャーボーイ(旦那)と一緒にいると
自然の中で過ごす機会は多いのですが
自然の美しい所にはどこにでもいるこの厄介な虫のせいで
夏でも長袖・長ズボン・靴下着用。
暑い、、、。
全然自然を楽しめない、、、。
という印象が強いです。
まとめ
というわけで
クリスマスから来年の3月末くらいまではニュージーランドに居ます。
その間
ニュージーランドに関する記事もたくさん書けたらいいな、と思っています。
旦那は今回
NZでバスキング(ストリートミュージック)にも挑戦するようです。
くっそ重いアンプやギターなども
頑張ってドイツから持っていってました。
以前ニュージーランドに住んでいた時も
ミュージシャンとしての活動はしていたんですが
その時は主にレストランやカフェ、バーなどで流しをしていました。
それはそれで結構成功していたんですが
今回は、ヨーロッパでは上手くいっているストリートミュージック業を
NZでも試してみたいそうです。
旦那のNZストリートミュージック記なんかも
書けたらいいなぁ。
上手く行ったらもちろん嬉しいですが
上手くいかなかったら、その事もセキララに。
そして
せっかくジーウィ(ドイツ人+ニュージーランド人)と結婚して
ニュージーランドに行く機会もたくさんあるのだから
今度こそNZの良い所をもっとたくさん見つけたいです。
今回私が行く北島は
以前留学していた南島に比べると
サンドフライは少ないと言われています。
せっかく夏に行くのだから
半そで・半ズボンで海辺の夏を楽しめますように!
おわり!