かれこれ4年ほど
ドイツの日本食レストランで働いています。
今回はドイツでの求人・転職活動について書いていきます。
ドイツの日本食レストランに関する話なので
ドイツの普通の会社に勤めたい!という人はサヨウナラ。
いや、私だって本当はドイツで普通に就職出来たらな~とかって思うんですけどね!?
まだちょっと怖くてそこまで手が出ないっていうか、、、
いや、ホント尊敬します!就活頑張ってください!
前回の記事はこちらから:
【その1】主に前職のグチ↓
私の転職活動
もう機械の奴隷なんて耐えられない!
これはもう転職しよう!というわけで
探しました、日本食レストラン。
ちょうど求人が出てる所があったので
電話して
仕事の経験などを書いてメールで送って
面接して
Probe(プローベ)と呼ばれる、ちゃんと働けるか実際働いてみるテストをして
結果採用!良かったー!
おわり!
いやいや
もう1か所並行して受けている所もあって(こっちも日本食レストラン)
こっちからも採用の連絡をもらったんですが、
まかないがちょっと変だったので
こっちは辞退しました。
うーん。何だろうなぁ。
実務テストが終わった後に
まかないを出してくれたんですが
こう
ワンプレートのランチプレートだったんですよね。
仕事したのはランチタイムだったので。
お客さんにも出してるメニューで
なんなら当店オススメ!ぐらいな感じのメニューだったんですけど
結構オシャレな感じでね
巻き寿司が乗ってて
SUSHI大好きドイツ人にはたまらないですよね。
あとサラダが乗ってるんですよね、同じプレートに。
まあ健康志向なドイツ人は生サラダ大好きだしね、まあわかる。
あと
これまた同じプレートに
お子様ランチのごはんみたいに山の形になったごはんが盛られててね、
その上に味付き肉そぼろが乗っかってたんです。
なんか文字で書くと分かりずらいけど
ちょっとおかしくない?
寿司と
お子様ランチごはん肉そぼろがけって
どっちもごはんよ!?
どんだけ炭水化物食わせるの!?
てゆーかドイツ人そんな白いご飯食べないよ!?
そもそも日本食とは!?
ってなりました。
まあつまりは
方向性の違いから
内定は辞退したというわけです。
バンドなら解散するぐらいの大きい理由なのでね、大事ですよね、方向性。
たかが日本食レストランでも
やっぱり働くからには追い求める理想像みたいなのはあるわけで。
まあ本当のところ
オーナーの日本人のおばさんが超こわかったからやめたんですが。
もうすごく高圧的で
私のガラスのハートが粉々に砕ける所でした。
履歴書
私が転職するときにどうゆう風に履歴書を書いたのかは
忘れました。
結構前の事なので。
でも
今のレストランで採用の手伝いとかもしてるので
参考までにその情報を書きます。
日本ではコンビニでも買えるあの履歴書
ドイツでは売ってません。
ドイツでは基本的に1から自分で作ります。
でも日本みたいに
「絶対手書きで書いてね、あと修正器は使用禁止!」
みたいな鬼畜の所業はありません。
ある程度決まったフォーマットがあり、自分の好きなスタイルを選んでちゃちゃっとパソコンで作ってオッケーです。
ただし
日本食レストランに求人出すのに
いりません、そんなの。
いや、ちゃんとした履歴書がいる所もあるかもしれませんが
私の働いているレストランでは
メールに自己紹介文を書いて送ってもらっています。
うちは採用担当者がドイツ人なので
「自己紹介文はドイツ語か英語で書いてね!」
と求人出すときに書くんですが
みんな
日本語で書いてくるんですよね、なぜか。
もう5割以上日本語。なんでやねん。
そりゃあね
求人も日本語で書いて出してるし
電話も日本語で対応してるし
メールのやりとりなんかも日本語でしてますが
指示されたらドイツ語か英語で書こう?そこは。
さすがにそれで落としたりはしませんが。(もー人手不足が深刻。)
その日本語で書いてきた履歴書
翻訳して採用担当(ドイツ人)に伝えるのは私たちなんですが、
分かんないよ!?英検3級のドイツ語訳とか。
逆に英検3級だったら
「この人はあんまり英語喋れない」
って翻訳しちゃうよ!?
それよりは自分の言葉で
自分の英語力(またはドイツ語力)がいかに優れているかを書いてください。
その方が
変に翻訳されて伝わるよりは絶対通じます。
あと
結構みんなあの日本の履歴書を送ってきたりするんですが
そもそも売ってないですよ、そんなのドイツでは売ってない。
みんな日本から持ってきてるんでしょうか、、、?
日本の履歴書がないことは採用する方も分かってるし
ましてやドイツの履歴書の書き方なんて分かんないであろうことも分かっているので
履歴書は指示されたとおりに書きましょう。
簡単なことだけど、すごく大事!
書き方のコツとしては
「謙遜」とかそんなつつましやかな態度は捨ててください。
もう「これでもかっ」って位ゴリゴリ自分をアピールしてください。
なんならちょっとだけ盛っても大丈夫です。ちょっとだけね。
ドイツ人は自己主張の激しい人、大好きです。
ドイツでの求職・転職の際に役に立つサイト
私がドイツで仕事を探す際に利用したり
働いているレストランが求人を出す際に使っているサイトです。
Mix B:ドイツ掲示板 MixBクラシファイド ドイツの賃貸や不動産 ドイツの求人やアルバイト、帰国売りなど。
結構求人出てます。
主にレストランの求人です。
以下はハンブルグのみの掲示板になりますが、参考までに。
シティマガジン・ハンブルグ:シティマガジン・ハンブルク
情報交換の掲示板ですが、求人も出てます。
私はハンブルグという日本人が少ない地域に住んでいるのでこのぐらいしか参考にしませんが
日本人が多い地域(デュッセルドルフ、ベルリン、ミュンヘンなど)にはそれぞれ日本人向けのサイトがあると思います。詳しくはWEBで!
語学力は必要なのか?
海外で働くにあたり
一番気になるのはここかと思います。
結論から言うと
そこまで高い語学力がなくても大丈夫。
さすがに全く喋れないのはアウトですが
問題になるのは語学力より経験。
語学力は後からでも大丈夫です。
ドイツ語ができなくても英語ができれば採用される場合もあるし
どっちも出来なくても
サービス業の経験を重視するところは多いと思います。
まあドイツ語喋る人が欲しいなら
ドイツ人雇えばいいだけの話ですし。
採用されやすい人、されにくい人
合う合わないってあると思うんです、仕事って。
どんな仕事も同じですね。
サービス業に向き不向きってゆうのもありますが
その店の雰囲気に合うか合わないかも重要だと思います。
もちろんサービス業の経験があるのはかなりのプラスですが
例えば
超高級五つ星レストランで働いてた人が
仕事帰りのサラリーマンでごった返す新橋の居酒屋に移ったって
うまくいきませんよね?
その人からしたら
「五つ星レストランで身につけた気品漂う接客をしたのに誰も見てない、、、(てゆーかおっさん酒臭い、、、)」
ってなるし
新橋の居酒屋からしても
「早く生ビール持ってって欲しいのに、この人動きがエレガント、、、ってゆーかノロい」
ってなっちゃう訳です。
あと大事なのが
チームワーク
これができない人は
レストランで働くのは難しいと思います。
あれ?
なんかドイツ全然関係なくなっちゃった??
まとめ
とにかく
日本語が喋れて
日本食に対して普通の日本人が持ってる知識があって
(たとえばトンカツって何?とか。)
サービス業向きの人で
(めんどくさいな~って思いながら笑顔になれる人はサービス業向き)
現地の言葉で(なんなら英語で)若干のコミュニケーションが取れれば
採用の際はまず問題ないと思います。
ただし店の雰囲気は事前に確認しておきましょう!
明日は
私の今の仕事について書いていきます。
おわり!
次の記事はこちらから:
【その3】海外の日本食レストランで働くということ↓
【その4】今後への不安↓