職業としてのBusker(バスカー)について書いていますが、
今回は
同業者同士
つまり
バスカー×バスカー
バスカーとバスカーの関系ってどうなの?
という業界内の話です。
【前回までの記事はこちらから】
その1:バスカーに対する自治体のルール↓
その2:バスカーの職場↓
その3:バスカーの経営戦略↓
※この記事はあくまで個人の経験を元に書いています。
他のバスカーとの関係
バスカーにとって
自分の職場を確保することはとても重要です。
というか死活問題です。
でも
彼らの職場はストリートであり
ストリートはみんなのものです。
それゆえ
他のバスカーとその日の職場がかぶることも当然あります。
隣り合わせで演奏しても
音が混ざり合ってうるさいだけです。
そんなことでは自分も相手も儲からないし
何より通行人の耳障り。
では
そんな時はどうするのか?
平和的解決
基本的に
演奏場所は早いもの勝ちですが
普通は
「譲り合い」
という平和的な方法で解決策を探します。
どちらがが他の場所に移動する。
お互い音が届かない場所まで移動する。
もしくは
特定の場所で、時間ごとに交代しながら演奏する。
(その場合、大体30分~45分毎に交代することが多いようです。)
たとえ自分が先に演奏していたとしても
職場は公共の場、ストリート。
他にもその場所で演奏したいバスカーががいれば
話し合い、譲りあうのが業界内でのマナーです。
ライバル、そして友情へ
他のバスカーは同業者なので
仕事上のライバルでもありますが
「どんな演奏をするのか?」
「どの位稼いでいるのか?」
「普段はどこで演奏しているのか?」
、、、などなど
同業者だからこそ気になることもいっぱい。
普通の会社のように決められたマニュアルのない分
バスカー同士の情報交換も大事になってきます。
ライバルを増やすよりは
友達を増やした方が有利な情報も得やすいでしょうし
何よりバスカー同士だと
話が弾む、弾む。
共通の話題が多いから
話してて楽しいんでしょうね。
ただし、、、
意地悪なバスカー
ってゆうのもいるんですよね、たまに、、、。
「ここは俺が毎日演奏してる場所だ!
どっかほかの所へ行け!」
みたいな人。(写真は猫。)
この前見たのは
朝9時なのに
ビールの缶を片手に
裸足でウロウロしているおじさんバスカー。
意地悪なのは、大体ちょっと身なりのだらしないおじさんバスカーが多いです。
バスカーというのは
大勢の人に見られる仕事なので、身だしなみも大切です。
そして
身だしなりが汚いバスカーは、稼げない人が多いのも事実です。
バスカー業界はとても狭い
バスカーというのは
道を歩いてても同業者を見つけやすいです。
なぜなら
みんな楽器持ってウロウロしてるから。
お気に入りの演奏場所が同じだったり
移動してる方向が一緒だったりすると
同じバスカーに2日連続で会うこともしょっちゅうです。
バスカー業界は
例えるなら芸能界みたいなものでしょうか。
(ちょっと違うかな、、、)
とにかく
業界内で悪評をたてられたりするよりは
うまく友達(そして情報)を増やすのが、賢い立ち回り方なのではないでしょうか。
次へ続きます
次回の記事では
バスカーに起こるトラブルについて書いていきます。
おわり!
次の記事はこちらから ↓
その5:バスカーに起こるトラブル↓