ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

バスカーでヒッピーな旦那のライフスタイルについて行けるのか!?めんどくさがり屋インドア女子の奮闘記

旦那の職業がBuskerです。バスカーとは?【その3】バスカーの経営戦略

バスカー?なにそれ?おいしいの?

 

今回はバスカーの経営学

すなわち

バスカーのストラテジー(経営戦略)

 

について書いていきます。

 

【前回までの記事はこちらから】

その1:バスカーに対する自治体のルール↓

その2:バスカーの職場↓

 

※この記事はあくまで個人の経験を元に書いています。

 

バスカーのストラテジーって?

どんな企業にも

またどんな個人事業主にも

経営戦略ってありますよね。

 

路上で働くバスカーにも

やっぱりあります

 

経営戦略。

 

ちょっと硬い言葉ですが

つまり

「どうやったら効率よく稼げるか?」

ってことです。

 

例えば

少しだけ例を挙げてみます。

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1人でギターを弾き語るスタイルのバスカーであれば

人が多く、音の散ってしまう広場などよりは

人が少ない狭いストリート

ビルなどに音を反響させてながら

少ないターゲットに向けて演奏した方が効果的かもしれません。

 

逆に

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グループで管楽器を演奏するようなブラスバンド系バスカーにとっては

人が少なくて狭いストリートよりも

人がたくさんいてスペースも十分にある大通りや広場、公園の方が向いているかもしれません。

 

ただし!

 

大人数のブラスバンド系バスカーでも

狭い道を数の暴力で塞いで

聴衆を集めるような方法もあるだろうし

 

狭い道をマーチのように行進しながら演奏する、

というのもあるかも。

 

結論:ストラテジーは、人それぞれ

これはもう十人十色

バスカーごとにいろんなストラテジーがあります。

 

ストラテジーを決めるのは  

バスカー個々の演奏スタイル

曲を聴いてもらうターゲットによるようです。

 

 旦那の演奏スタイルとストラテジー

では、私の旦那はどうなのか?

例として、彼の演奏スタイル&ストラテジーを紹介したいと思います。

 

演奏スタイル

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北ドイツの海沿いの遊歩道にて

 

  • 1人(たまにマンドリン奏者と一緒に仕事することも)
  • ギター
  • ハーモニカ
  • カホン(箱のような打楽器。座って使う。旦那はフットペダル付きのものを使っています。上の写真参照)
  • 音楽のスタイルはフォークが多い
  • 演奏曲は自分の曲+昔の曲が多い(ビートルズ、ボブ・ディラン、サイモン&ガーファンクルなど)

 

こんな感じ。 

 

ストラテジー

上記の演奏スタイルを踏まえて

彼のバスカーとしてのストラテジーとはどんなものか?

 

それは

  • ドイツ、オーストリアで演奏(言葉が通じて楽だから。聴衆とのコミュニケーションもとりやすい。)
  • 車両通行禁止の歩行者専用道路で演奏(歩行者天国、つまり「ホコ天」ですね。車が来ない方がうるさくないので。)
  • ターゲットの年齢層は高め(演奏曲に昔の曲が多いため。)
  • それを踏まえ、朝や昼の時間帯に演奏することが多い(ターゲットは主婦や年金生活の方、旅行者。また子どもに好かれることも多いので、子連れの家族。)

 

そして、最近旦那が発見したお気に入りストラテジー

  • 小さな街

これです。

 

理由は

  1. トラブルが少ない。
  2. 他のバスカーが少ない。

というのが大きいみたいです。

 

あと

小さな街のホコ天は規模が小さいので

演奏場所が探しやすいんだとか。

 

人がたくさんいる大きな街を好むバスカーはたくさんいますが

いるからこそ、あえて小さい街で演奏するのが好きなようです。

  

((あんまりこのストラテジーが世間にバレちゃうと仕事場少なくなっちゃうからほどほどにね☆ by旦那))

 

次回に続きます

次回は

同業者である他のバスカーとの関係について書いていきます。

 

おわり!

 

次の記事はこちらから↓

その4:同業者との関係↓

その5:バスカーに起こるトラブル↓