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カンボジアの秘島!ロンサレム島に行ってきました

カンボジアと言えばアンコールワットのイメージが強いですが
最近では欧米からの観光客を中心にカンボジアの島に注目が集まっています。
 

カンボジアの島

ビーチでのんびりバカンスに憧れる人は多いかと思いますが
東南アジアにある島々は、繁盛期には観光客で埋め尽くされる所がほとんど。
 
せっかくビーチにのんびりしに来たのに、人が多すぎてはあんまり寛げません。
 
そんな中、カンボジアの島の良いところは
観光地としての開発が始まったばかりで、観光客が少ない点。
 
カンボジアのリゾートアイランドとして観光客に知られ始めているのが、ロン島ロンサレム島です。

隣り合った、この2つの島。
 
ロン島の方が大きく、観光客に向けた施設も整っており、ロンサレム島に比べると「パーティアイランド」といった印象が強いです。
 
一方ロンサレム島はロン島より観光客が少なく、のんびりとした雰囲気を味わえます。
 
私達は静かな方の「ロンサレム島(Ko Rong Sanloem)」に行ったのですが
今回の記事ではカンボジアの秘島・ロンサレム島について書いていきます。
 
 

ロンサレム島への行き方

ロンサレム島へは、 カンボジアの南にある海沿いの街・シアヌークビルからフェリーに乗って行きます。
 
シアヌークビルまでは、カンボジアの首都プノンペンからバスで4時間ほどです。
 
シアヌークビルからは、様々な船会社によるスピードボートスローボートが出ています。

フェリーのチケット写真のようなインフォメーションセンター(シアヌークビル)で買うか
もしくはホテルやゲストハウス、バックパッカー宿で購入することが出来ます。
 
チケットを購入する際、島のどのビーチにフェリーが泊まるか に注意が必要です。
 
ロンサレム島にはいくつかビーチがあり、フェリー会社によって寄港先が異なります。
 
陸路では行けないビーチもあるので、予約した宿がどこにあるのかを確認してからフェリーを取ってください。
 
私達は今回「G.T.V.C」というフェリー会社を使い、M'Pai Bayというビーチに向かいました。

フェリーチケットの値段は往復で大人1人8米ドル(約855円) でした。
 
 
往復チケットを買う場合、帰りはオープンチケットです。
 
帰りのチケットを確約するには
乗る1日前までに、ロンサレム島のフェリーポートに乗る日の日付と時間を知らせます。
(またゲストハウスによっては、宿の人が無線で済ませてくれる場合もあります。)
 

こちらが、乗った船の外観。(頭しか見えませんが、、、)
 

冷房やトイレ、物販などはありません。ベーシックなスピードボートです。
 
ロンサレム島までは30分ほどの船旅ですが、波が荒いと揺れることもあるので
船酔いしやすい人は酔い止めを持って行くのが◎。
 

船の乗客にロン島に行く人がいれば、途中ロン島にも寄ります。
 
ロン島はロンサレム島より栄えていて、若いバックパッカーによるパーティーなども盛んです。
 
、、、が、私達はパリピではないので、そのままボートに乗り続けロンサレム島へ向かいます。
 

ロンサレム島に到着!
 
船着場もまだまだ建設途中なようで、なんだか危なっかしい感じ。
 

到着したのは「M'Pai Bay」

事前に宿を取った「M'Pai Bay」に降り立ちました。
 

M'Pai Bayには、小さいながらがあります。
 

船着き場付近の様子。
これぞ南の島!
 

夜になると、火が焚かれることも。
 
南の島なので全く寒くはないし、逆に暑くて火を避けてしまうくらいでしたが
それでも雰囲気は良かったです。
 

M'Pai Bayをブラブラ。
どこもかしこも、地面は砂。
 
しかも歩くたびにキュッキュといい音の鳴る、鳴き砂です。
 

ワンちゃん達も、砂の上でまったり。
 

、、、そしても。
もう何でもアリです。
 

ロンサレム島は基本どこもなので、スーツケースを持ってくるには向かないかも、、、。
 

M'Pai Bayの街は現在、どこもかしこも観光客向けに建設の真っ只中。
 
泊まったホステルの周りも、四方で朝から晩まで大工さんがお仕事してました。
 

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ビーチ沿いに元からあった漁民の家は壊され、新しく観光客向けの施設を作っているようです。
 

建設の合間には、天日に干された魚がぶら下がっていたり。
 

仏教国らしく、こんなお地蔵さんのようなものもありました。
 
あれ?でもこのお地蔵さん、、、
顔がないっっっΣ(゚д゚lll)
 

タイランド湾に落ちる夕日が、とても綺麗でした。
 

広いビーチを独り占め!「Eco Sea」

M'Pai Bayからビーチに沿って南東に15分ほど歩いて行くと、「Ko Rong Sanloem Eco Retreat Bangalow(コー・ロンサレム・エコリトリート・バンガロー)」という宿泊施設があります。

 

受付。
 

中はハンモックが掛かっていたり、座るスペースがあってとても快適。
 
受付(バー)では各種飲み物も売られています。
 

ワンちゃんも、日陰でグッタリ。暑いもんね、、、。
奥にはレストランがあります。
 
 
この宿の良いところは
広いビーチに、この宿1つしかないという点。

宿は、このビーチの奥にあります。
 
他の宿泊施設や商業施設からは少し(徒歩15分ほど)離れているので、これでもか!って位、まったりできます。
 
電気もネットも通っておらず、電気のための発電機が止まる夜の11時以降は、真っ暗でとても静かです。
 
M'Pai Bayも良かったんですが
1日中工事の音がうるさかったので、私達は5日ほどでこちらにお引越ししてきました。
 

Ecoseaには
ビーチ沿いに建つプライベート・バンガロー(1晩20ドル、約2130円)
 

ビーチから少し離れた(といっても、ビーチは目と鼻の先、写真)のドーム・バンガローがあります。
 
こちらは1つのバンガローに4つのベッドが置いてあり、1人1晩5ドル(約530円)で泊まれます。
 

貧乏旅行の私達は、こちらのドーム・バンガローに6日間ほどお世話になりました。
 

ドーム・バンガロー内の様子。
 
ベッドが4つあり、それぞれに蚊帳バスタオルが付いています。
 
エアコンやファンはありませんが
島だからか、夜はそこまで寝苦しくありませんでした。
 

部屋の奥にはトイレ
 

シャワー・洗面台があります。
 
もちろんお湯は出ないし決して綺麗とは言い難いですが、ベーシックなものは一通り揃ってます。
 
(バンガローは隙間だらけでほぼ外、シャワーと洗面台の水は下水でなくバンガローの下に流れるだけ、、、ではありましたが。
だからなのか、環境に優しそうなシャンプーとボディーソープは置いてありました。)
 

たまに、バンガローにヤモリが遊びに来ることも。

(写真は、ヤモリよりも大きいトッケイヤモリ。
 
東南アジアでは頻繁に見かけるヤモリですが、全然怖くないので大丈夫。
 
絶対近づいて来ないし、蚊食べてくれるし。
 
ただ鳴き声が結構大きいので、耳栓は必携です。
↑旅行には必ず持って行く、お勧めのシリコン耳栓。
 

宿の前にある船着き場。
ここが、夕暮れ時のベストスポット。
 

海の先に、こんなに素敵な夕焼けを見ることが出来ます。
 
滞在中は、この船着場に毎日サンセットを見に行ってました。
 

サンセットのお供は、小洒落たジントニック。
お値段、2.5ドル(約270円)。安い!
 

雲がある日も、夕焼けは美しかったです。
 
また、月のない夜には海の中で夜光虫(光るプランクトン)を見ることも出来ます。
 
暗い夜にはぜひゴーグルを持って海に入り、手足をバタバタ動かしてみて下さい。
 
水が動く所に光るプランクトンが見えて、とても幻想的でした。
 
なんか、ファイナルファンタジーXみたいだった。
 

、、、なお昼のビーチでは、こんなトグロを見ることもできます。
 
しかも、いっぱい。
 

Ecoseaで無料ビールを手に入れよう!

「Ko Rong Sanloem Eco Retreat Bangalow」では、その名の通り環境に優しい宿を目指しています。
 
そのため、ビーチでバッグにいっぱいゴミを集めてEcoseaに持って行く
ビールを1杯タダでもらうことができます!
 

ビーチでゴミ拾いをする際は、このバッグにゴミを集めます。
 
地球に良いことした後のビールは、また格別!
 

ジャングルを超えて「Clear Water Bay(Drift Wood Lounge)」へ日帰りトリップ

島内はほぼジャングルで、道のない場所がほとんどですが
Ecoseaからは、もう1つ別のビーチに歩いて行くことが出来ます。

Ecoseaのビーチを東の端まで行くと、、、
 

このような看板を見つけます。
 
ここから、ジャングルの中に入っていきます。
 

道は、本当にジャングルの道って感じです。
 
道というか、獣道。
 
旦那(写真)は果敢にも裸足で歩いてましたが、、、
 

こんなのとか、結構いたので
ぜひちゃんとした靴を履いて行くことをオススメします。
 
サンダルよりも、スニーカー推奨!
 

ジャングル道を約40分。
 
ロンサレム島の南東にあるClear Water Bayに到着しました!

 

その名の通り、水がとっても澄んでいます。
 

青い空、青い海、白い砂。
 
素敵な場所だ〜!
、、、と思っていたら。
 

なんとビーチに注射針が落ちてました。
 
友達曰く、このビーチにはよく注射針が打ち上げられるらしい。
(友達は毎朝5本ほどビーチで見かけたとか。)
 
一体どこから来たのかも謎だし、何に使われたものか分かったもんじゃないので、、、触らない方が無難です。
 

このClear Water Bayにも、なんと1つしか宿がありません。
その名も「Driftwood Lounge」。
 

とてもヒッピーっぽい居心地の良さそうな場所でしたが
ここに泊まった友達曰く「テクノ系の音楽が毎晩毎晩うるさかった」ということだったので、まったりするには向かないかも、、、。
 
ここに泊まる人たちも、なんかジャンキーっぽい人が多かった、、、ような。
 

そして、この宿の下にはなぜか長老のようなヤギが居座ってました。
 
飼ってんの、、、かな?
 

ただ、Clear Water Bayのビーチは素晴らしく良かったので
Ecoseaからの日帰りにはもってこいの場所でした。
 
訪れる際は、水着を忘れずに!
 

近くの漁村を見学

Ecoseaからは、もう1ヶ所日帰りで行ける場所があります。
 

Ecoseaビーチの中央付近にある道を南へ抜けると、、、
 

地元の人が住む漁村があります。
 
ただ、この場所には住宅以外は何もありません。
 
宿もなければ店もない。
 

、、、ガチョウはたくさんいましたが。
 
本当に、地元の人が住むだけの場所のようです。
 

漁村なので海には面してはいますが、泳げるようなビーチはありませんでした。
 
この漁村には、別に行かなくてもいいとは思います。
 
ただ、ボートを持っている地元の方に言えばロンサレム島の東にある他のビーチに連れて行ってもらえることもあるようです。
 

ロンサレム島にタダでで泊まれる!?様々な宿でボランティア募集中!

ロンサレム島にいる間、様々な宿で「ボランティア募集」の看板を見かけました。

こちらは、Ecoseaのボランティア募集の看板。
 
Ecoseaでは、チェックインやチェックアウトなどの受付業務、バーやレストランの給仕、ビーチの掃除などの仕事をシフト制で行う代わりに宿代と食事代がタダになるというボランティア を募集していました。
 

その他、男性はサプライボートの荷出しなども手伝ってました。
 

こちらは、M'Pai Bayにある別の宿のボランティア募集看板。
 
ボランティアなので給料は出ませんが
美しい島にタダで泊まれるというのは、バックパッカーにとっては非常においしい話なのではないでしょうか。
 

ロンサレム島で宿経営!?賃貸主も募集してました

The island is owned by the Royal Cambodian Government and has been leased to "Ko Rong Sanloem Island Resort Co.,Ltd"
「この島はカンボジア王国政府が所有し、"Ko Rong Sanloem Island Resort Co.,Ltd"に貸し出されています。」
と書かれたこの看板を、島の至る所で見かけました。
 
聞いた話によると
島を観光地として繁栄させるため、ロンサレム島の土地は10年という期限付きで外国人にも貸し出しを行なっている そうです。
 
あくまで貸し出しなので外国人が土地を買うことは出来ず、また10年という期限付きではありますが
外国人でもカンボジアの島でビジネスを始めるチャンスがあるというのは面白いですよね。
 
実際、ロンサレム島で宿を経営している外国人はたくさんいました。
 
興味があれば、天国のような島で自分の宿を開くことが出来るかも!?
 

まとめ

今回の記事では
カンボジアの秘島・ロンサレム島 について書きました。
 
ロンサレム島が観光客に解放されたのは、たったの5年前(2011年頃)ということで
欧米観光客からの人気は高まってはきているものの、リゾート観光地としてはまだまだ知られていません。
 
それゆえ観光客が少なく、素晴らしいビーチをゆったりと楽しむことが出来ました。
 
ロンサレム島のお隣・ロン島には、2年後(2020年)に空港が出来る予定があるそうです。
 
アクセスしやすくなる反面
観光客が押し寄せることで、秘島のようなまったりとしたムードは今後急速に無くなっていくことが予想されます。
 
もし観光客の少ないビーチでのんびりとしたバカンスを楽しみたいのであれば、早めにロンサレム島に行くことをオススメします。
 
空港開設に向けて、現在ロンサレム島では建設ラッシュで盛り上がっていますが
その様子を見るのも、とても面白かったですよ。
 
なんだか「リゾート島の始まり」を目にしているようでした。
長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました! 
 
おわり!
 
ロンサレム島から陸路でバンコクまで行く方法↓

 

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