ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

バスカーでヒッピーな旦那のライフスタイルについて行けるのか!?めんどくさがり屋インドア女子の奮闘記

タイの食事や水は安全なのか ?食べ物の衛生面や注意点について

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現在1ヶ月ほどタイにいます。
 
タイに初めて行ったのは2年前だったんですが
衛生面が整っていない国に行くのはこの時が初めてで、お腹の弱い私は
「タイのご飯や水にあたってお腹が痛くならないか?」
ということを非常に心配していました。
 
タイに来るのは今回が2度目なのですが
今回の記事では
タイの食事や水は安全なのか?食べ物の衛生面について、私の経験を主に書いていきます。
 
 
※汚い話があります。
お食事中の方は注意。
 

タイの食事で注意するべきこと

タイに行く前、ガイドブックやネットで読んだのは以下の情報です。
 
  • 水道水を飲まない。
  • 歯磨きに使う水道水も飲まないように注意する。出来ればミネラルウォーターを使う。
  • 氷入りの飲み物を飲まない。
  • 生のサラダを食べない。(水道水で洗われている可能性があるため)
  • カットフルーツは食べない。食べる時は皮付きのものを買って自分で切る。
  • 生ものは食べない。
  • 魚介類に注意する。特にソムタム(青パパイヤのサラダ)に入ってる沢蟹は危ない。
  • 衛生状態の悪い屋台・露店での食事に注意する。
 
タイの食事の衛生状態は、特に屋台では日本より悪いことの方が多い です。
 
また特に水道水は、現地の人も飲まないので注意が必要とのことでした。
 
以上の点を頭に入れて、次の項から私の経験について書いていきます。
 

初めてのタイ旅行

初めてタイに行ったのは2016年。今から2年前のことでした。
 
タイ第2の都市チェンマイに降り立った私達は
その食事の安さに感動し、普通にご飯を食べていました。
 
つまり観光客だけが行くような少しお高いけど衛生面のしっかりしたレストランでなく
現地の人も行くような大衆食堂や、炎天下の道端に出ている屋台などで、普通に何でも食べました。
 
ガイドブックを読むと「危ないから避けた方がいい」と言われる氷入りのシェイクなども、屋台で買って飲んでいましたし
歯磨きも水道水を使っていました。
 
タイに行く前はビクビクして注意点とかいろいろ読んで行ったのに
それらはほぼ無視(汗)
 
現地の人や他の観光客が美味しそうに食べてるのを見ると、なんだか大丈夫な気がしたんですよね、、、。
 

高熱

で、どうなったかと言うと
タイに着いた3日後から40度近い高熱が1週間続きました。
 
もちろん観光どころではなく、4日ほどずっとゲストハウスのベッドに寝てました。
 
現地の病院へ。タイの病院代はいくら位?
しばらく様子を見たものの、一向に熱が下がる気配はなく。
 
デング熱や、下手すればマラリアもあるタイなので
ものすごく心配になって現地の病院に行くことにしました。
 
とにかく熱が高かったので
お医者さんもデング熱やマラリアを心配したらしく、血液検査をしてくれました。
 
血液検査の結果は1時間ほどで出ました。
 
幸い、デング熱でもマラリアでもなく
もらった薬はパラセタモール(アセトアミノフェン)。
 
ドイツから同じ薬を持ってきていたので「あれ、病院行った意味なかったかも、、、?」とも思いましたが
まぁ旅行先で何か異変があった時は、お医者さんに診てもらうのが1番。
 
何かあってからでは遅いので。
 
病院代も、3000円ほどと安く済みました。
 
旅行保険も入っていたんですが、保険代を請求するほどでもなかったのでポケットマネーから払いました。
 

熱が下がると同時に下痢&嘔吐開始

もらった薬を飲むと、1日〜2日ほどで熱は収まりました。
 
が、その後3、4日ほど下痢&嘔吐に悩まされることに。
 
嘔吐はそれほどでもなかったんですが、特に下痢。
 
お腹が痛くて辛かった、、、。
 
下痢や嘔吐は薬で止めるのも良くないので、出すがままにしておきました。
 

1週間後:何を食べても平気な体に

高熱が出て、下痢と嘔吐が続いた滞在最初の1週間。
 
壮絶な1週間が過ぎると
何を食べても全く大丈夫な身体になりました。
(もちろん生水は飲みませんでしたが。)
 
水道のない、バケツで食器を洗うような屋台でご飯を食べ、氷入りのシェイクを飲み、歯磨きも水道水で行なっていましたが
その後タイを出る5週間後まで、お腹も痛くならなかったし体調も万全でした。
 

2回目のタイ旅行

2度目のタイ旅行となる今回も、また高熱や下痢・嘔吐があるのではないかと心配していたんですが
それでもタイのご飯が好きで、前回同様好き勝手に食べていました。
 
結果的に、タイ訪問2回目の今回は最初にタイに来た時ほど強い反応はありませんでした。
 
ただ局所的な下痢と嘔吐、高熱はありました。
 

下痢

下痢は、前回のように長く続いた訳ではなく1回きりの下痢でした。
 
お昼に食べたものが悪かったのか。
もしくは前日食べたものが悪かったのか。
 
突然お腹が刺すように痛くなり、トイレに行くと下痢。
 
トイレから出た後はお腹も痛くなくなっている、といった1回きりの下痢が2回ほどありました。
 

嘔吐

これはつい最近の話なんですが、、、

 
チェンマイ近郊で行われた野外フェスで食べたカップヌードルにアタりダウン。
 
カップヌードルがものすごく古かったのか
それともお湯が水道水だったのか、、、。
 
とにかく、夜にカップヌードルを食べ
朝方気持ち悪くなりトイレへ。
 
そこからは波のある嘔吐に1日中悩まされました。
 
食欲はなかったんですが
何か食べて薬を飲もうと思って食べても、すぐに戻しちゃってダメ。
 
水を飲んだだけでも、数分後には気持ち悪くなって戻しちゃう。
 
最終的に胃液も出切ったのか、水ばっかり吐いてました。
 
喉が乾いても水が飲めなかった(飲んでも戻してしまった)ので、脱水症状になりかけました。
 
幸いスポーツドリンクの粉(Isotonic Powder/Drink)を持ってたので、それを飲んで何とか凌いでいたら夜には吐き気も収まりました。
 
スポーツドリンクの粉はフェスの救護室に行ったら貰えたんですが
嘔吐を止めるその薬は、ググったらかなり強力そうだったので使うのは止めておきました。
 
その夜は38度代の熱が出ましたが、朝になると熱は引き食欲も戻りました。
 
1日だけの嘔吐と熱だったんですが、、、吐きっぱなしは本当に辛かった。
 
その他、食べたものや体調によりお腹の雲行きが少々怪しい状態の時もありますが
突発的な下痢や嘔吐以外のほとんどはお腹の調子も悪くありません。
 

鼻水

料理や水の衛生問題から話が逸れますが、、、
今回のタイ旅行では、長いこと鼻水が止まらない状態が続いていました。
 
これは料理や水というよりは、昼と夜の寒暖差によるものだと考えています。
 
私達のいたタイの北部(特にPai)は
昼は30℃、夜は寒いと10℃という日もありました。
 
タイと言えど冬の北部や山間部は普通に寒いので、暖かい防寒着は必須です。
 

タイの料理や水は安全なのか?

タイの水は安全ではありません。
 
これはどのガイドブックにも書いてあることで、全くその通り。
 
ただ生水を飲む(飲まされる)機会というのは非常に少ないです。
 
なぜなら生水は現地の人も飲まないから。
 
タイの住宅地には至る所に飲料水を安く買えるサーバーが設置してあり
レストランで出るお冷やも、このサーバーの水を利用しているとが多いです。

タイの住宅地でよく見かける飲料水サーバー。
1ℓ〜2ℓの水を1バーツ(約3円)で汲むことが出来ます。
 
セブンイレブンで1.5ℓ13バーツ(約45円)で売っているミネラルウォーターに比べると品質は劣りますが、飲み水としては全く問題ありません。
 
タイで水を飲む前に
観光地では問題ないと思いますが、一応水を飲む前に色や臭いを確かめるといいでしょう。
 
水が茶色く濁っていたり、変な臭いがする場合は飲まない方が賢明です。
 
そして水を少しだけ口に含み、を確かめます。
 
何の味もしなければ大丈夫ですが、もし変な味(例えば、土っぽい味)がするようなら飲むのは止めておきめしょう。
 
ただ、めちゃくちゃお腹の弱い人はウォーターサーバーの水でもダメな人はいるので要注意。
 
そういった場合はコンビニやスーパーでボトル入りのミネラルウォーター(ボトルのキャップにシールが付いているもの)を買って飲んだ方が良さそうです。
 

現地人も飲まない生水よりも、タイの食事で注意すべきはだと考えます。
 
タイ人は飲み物に氷を入れるのを好むようで、至る所で氷入りの飲料を見かけます。
 
観光地のほとんどの場所では氷も飲料水を使って作っているところが多いですが
すべての店の氷が飲料水で作られているわけではないようです。
 
私は一度、あまり観光客のいない街で氷入りのシェイクを飲んだら下痢をした経験があります。
 
すべての氷が危ないわけではありませんが、氷は水より危険かどうかの判断がしづらいので注意するに越したことはありません。
 

食事

最後に、タイの食事について。
 
私の経験からの結論は
「お腹が強い人にとっては、タイの料理は安全」。
 
「お腹が強い人」というのはつまり
不衛生な食事に耐性のある人 のことを指します。
 
日本で食べるものはどれもとても清潔です 、本来食べ物の中にいるはずの虫や菌も殺菌・除菌され姿を消しています。
 
一方タイなど、日本より衛生環境の悪い場所で作られた料理には虫や菌が食事に残っている場合があります。
 
日本の清潔な食事を食べ慣れている人のお腹は、それらの虫や菌に耐性がありません。
 
私の場合、日本やドイツの清潔な食事に慣れていたので不衛生な食事に対しての耐性がなく
初めてタイに行った時に高熱や下痢・嘔吐などの症状が出ました。
 
これは体が、食事と一緒に食べた虫や菌と戦っている証拠で
高熱や下痢となどの症状が終われば体に耐性が付き、それ以降は何を食べても大丈夫になることが多いです。
 
2回目のタイ旅行となる今回も
下痢や嘔吐はあったものの、1度つけた耐性のおかげで以前のような酷い症状に見舞われることはありませんでした。
 

で、結局どうすればいいの?

  • 生水は飲まない。
    ただ歯を磨いたりする位なら私は大丈夫でした。
  • 水を飲む前に臭いを確かめる。
  • 氷に気をつける。
    すべての氷が危ないわけではないですが、特に観光客の少ない地域では注意が必要です。
  • お湯に気をつける。
    カップヌードル用のお湯に当たった経験から。タイでカップヌードル食べる事もあまりないとは思いますが、、、。
 

食事

どれくらい長くタイにいるのかで対応が変わります。
 
短期滞在の場合
1週間未満の旅行であれば
食事は衛生状態の整った観光客向けのレストランで食べた方が賢明です。
 
屋台などと比べると少々高いですが、下痢などの苦しい思いをして旅行を台無しにするよりはよっぽどマシ。
 
それに高いと言っても、日本のスタンダードからするとそれでも安いです。
 
1食100バーツ(約345円)も出せば、それなりに安全なものが食べられます。
 
長期滞在、または何度もタイに行く場合
1週間以上の旅行、または今後もタイを訪れる予定がある場合は
思い切っていろいろ食べてみて、体に耐性を付けるのもアリ だと考えます。
 
1度耐性が付けば、人によりますが数年はお腹も強いままです。
 
食事も屋台などの安くて本格的なお店で食べることができるので
費用を安く抑えることが出来、何より旅のいい経験になります。
 

タイに持って行くべきお腹の薬

水や食事に当たった時に持っていると安心なのが、薬。
 
旅のガイドブックを見るとさまざまな薬が紹介されていますが
日本からタイに持って行くべき薬は特にありません。
(ただし、持病の薬などは持って行ってくださいね。)
 
タイには至る所に薬局やコンビニがあるので、必要があればほとんどどんな薬でも買えます。
 
正露丸も薬局に売ってました。

チェンマイの薬局で見つけた正露丸。
小さい方は110バーツ(約380円)、大きい方は220バーツ(約700円)でした。
 
私が高熱の際に病院で処方を受けたパラセタモールは、なんとセブンイレブンに売ってました。
 
その他、酔い止めの薬や下痢・嘔吐の際に役立つスポーツドリンクの粉もセブンイレブンで買えます。
 
もし体に合う薬があれば日本から持って行ってもいいと思いますが
そうでなければ現地で買う薬の方が現地の病には有効なことが多い ので、日本で旅用に新しく薬を買う必要はありません。
 

タイで買えるオススメのお腹の薬

こちらの薬。
 
タイ語なのでなんて書いてあるのかは分かりませんが
ターメリックを主成分とした薬で、お腹の具合が悪い時に効きます。
 
自然な成分で作られているので、薬というか漢方薬に近いのかも。
 
大体どのセブンイレブンにもレジ横に置いてあり
1パック10粒で20バーツ(約69円)で買えます。
 
何となくお腹の調子に悪い時に飲むと、よく効きます。
 

こちらはTescoというスーパーで買えるタイプ。
 
こちらもセブンイレブンのものと同じ効果がありました。
 

最後に

今回の記事では
タイの食事や水は安全なのか?食べ物の衛生面について、私の経験 を書きました。
 
体調を崩すと、楽しいはずの旅行も一気に台無しになってしまいますよね。
 
特に到着後すぐはフライトや時差ボケによる疲れが溜まっているので、食べる物には注意した方が良さそうです。
 
特に水に関するもの(氷やお湯なども)には要注意。
 
ただ長期滞在だったり、もしタイが好きで今後何度か行く予定があれば、一度はお腹を壊してみるのもアリだと考えます。
 
タイでの食事に耐性がつけば、どんな物でも美味しく食べられるようになります。
 
ただしもちろん人によって許容範囲が異なるので、そこは体調を見ながら調節してくださいね。
 
長い記事になりましたが、読んでくださりありがとうございました。
 
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おわり!