ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

ドイツ在住6年、29歳。2015年に8年付き合ったドイツ人スリートミュージシャンと結婚しました。ヒッピーな旦那のライフスタイルについていくため、日々奮闘中。2017年4月、ハンブルクからハルツ山地というドイツの田舎に引っ越しました。

家を買った際に伴った「遺品整理」について

10月の中旬に

私と旦那(ドイツ人)の間で突如として現れた

「ドイツの田舎に家を買う」問題。

 


トントン拍子に話が進み

先日、売り主さんと共に公証人(ドイツ語ではNotar、ノター)の所に行って

契約書にサインしてきました!

 

10月末から新しい家には頻繁に行っていて

引っ越しの準備や手続きを進めているんですが

 

今回は

私たちが家を購入する際に伴った

家の元持ち主の「遺品整理」について書きたいと思います。

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購入する家の持ち主&売り主について

今回購入する家の持ち主であった女性は

今年の夏に亡くなりました。

 

その為、現在の家の持ち主(=売り主)は

その女性の旦那さん(60代くらい)と、

その子どもである娘と息子3人ということになります。

 

前回の記事にも少し書きましたが

家の売り主である旦那さんと子ども達は

亡くなられた奥さんとは、同じ街の別の家に住んでいます。

 

仲が悪くて別々に住んでいたわけではなく

週末などは奥さんが旦那さんの家に泊まりに行ったりしていたそうです。

 

、、、どうしてそんな状況になったのかは分かりませんが

そんな夫婦関係もあるんですね。

 

購入する家には、元持ち主だった奥さんの遺品がたくさん

はじめて家を見に行った時も

「ここにはまだ人が住んでいるんじゃないか?」

と思わせるほど、普通に物が置いてありました。

 

さすがに生鮮食品などは片づけられていましたが

キッチンの棚にはスパイスだのオイルだのお酢だのがそのまま置いてあったし

食器棚にはたくさんの食器や料理器具。

(お菓子作りも好きだったのか、製菓用の器具もたくさんありました。)

 

洗面所には

亡くなった奥さんのものであろう化粧品なんかがワンサカ置いてあったし

古びたピンク色のバスローブも掛けっぱなし。

 

寝室には

ベッドもそのままならベッドの下の収納スペースにも物・物・物、、、。

 

アイロンに至っては

家中から3個も発見されました(汗)

 

問題は、物がすべて二重にあること

私たちが購入する家は

以前は亡くなった奥さんしか住んでいませんでした。

 

奥さんがそこに住んで

旦那さんと子ども達は、別の家に住んでいる。

 

1つの家族に2つの生活拠点があったわけですから

当然、家族の持ち物も二重にあります。

 

冷蔵庫も、洗濯機も、食器棚も、洋服ダンスも、テレビも、ダイニングテーブルも、、、。

 

遺品整理とは

遺品整理、という言葉を初めて知りました。

遺品整理(いひんせいり)とは、故人の残した品(遺品)を整理すること。遺品処理、遺品処分ともいう。

遺品はいわゆる遺産の内でも動産など物品全般を指すが、こと故人が生前に使用していた生活雑貨や衣類家具家電製品など古物としては財産価値の薄い物品も含まれる。 

 

引用:遺品整理 - Wikipedia

 

個人が残した遺品を整理すること。

 

文字的にはそのままですが

少子高齢化核家族化を背景に

遺品整理が遺族の負担になっているという問題もあるそうです。

少子高齢化核家族化を背景に、独居老人孤独死が社会問題化し、家具や生活用品が大量に残された状態で住人が亡くなった場合、残された遺族には遺品の整理と廃棄が負担となるケースもあり、、、。

 

そのため

「遺品整理業者」という仕事もあるそうです。

 

そういった職業があることを、これまで全く知りませんでした、、、。

 ただ単に廃棄されるゴミとして遺品を扱うことに抵抗がある遺族も少なくない様子も見られ、こと持ち家などでは故人の生活家財一切合財ごと不動産税を支払い続ける人もおり、地方農村部や地方都市・古い住宅街では、そのようにして親族などで管理されている無人の家というのもしばしば見られる。ただ、無人の家は手入れする者が居ないことで傷みが早まる傾向もあり、遺族の生活に一区切り付く法要のあとに整理業者に整理・廃棄を依頼するケースも多い。

 

また、「遺品整理士」という資格もあるそうです。

www.is-mind.org

 

ちなみに:遺品整理業者は、ドイツでも一般的 

遺品整理業者、Haushaltsauflösung(ハウスハルツ・アウフレーズング)と呼ばれるこの仕事は

今やドイツでも一般的なようです。

 

つい2ヶ月ほど前ですが

私のご近所さんが亡くなりました。

 

故人であるご近所さんは、家族とは疎遠だったようですが

亡くなられた後、一度だけ家族が訪れて大事なものを引き取り

あとの遺品整理の仕事は、ドイツ版・遺品整理業者であるHaushaltsauflösungが行っていました。

 

その様子を少しだけ見ましたが

2階の窓から下に向かって故人の遺品を投げているその姿は

あまり見ていて気持ちのいいものではありませんでした。

 

多分、仕事上しょうがない事ではあるんだろうけど、、、

もう少し遺品を丁寧に扱うことは出来ないのか?と、不思議な気持ちになりました。

 

遺族にとっての遺品整理

ではなぜ、遺族は遺品整理を業者に任せるのか。

 

愛する人の遺品整理は心が痛む

私の家族は幸いまだ元気なので、これは想像ですが。

 

遺品整理と言うのは

「何を残して何を捨てるか」

ということだと思います。

 

生前、愛する人が使っていた物。

すべて捨てずにとっておけるのならいいのですが

、、、かと言って、保管場所の問題などもあるので

やはり捨てなければいけない物もたくさんあると思います。

 

愛する人の私物を捨てる。

これって、とても辛い事ですよね。

 

私たちの新居の売り主である旦那さん

売りに出している家(元々奥さんが住んでいた家)に来ると

いつも目元が潤み始めます。

 

故人である奥さんの面影が残った家に来るのも辛いのに

遺品整理なんて、辛いにもほどがあるんじゃないかと想像します。

 

とにかく物が多くて大変

「故人の物を捨てる」という気持ちの問題もありますが

単に「物を整理するのが大変」という問題もあります。

 

遺産相続と形見分け

「遺産相続」

という問題がありますが

この言葉は価値の高いものに対して使われる言葉です。

 

故人が大金持ちで、すべての物がブランド品であるならまた話は違いますが

普通、人の持ち物って

本人は大切にしていても資産としての価値は低いという場合が多いと思います。

 

その場合

「形見分け」

という言葉がありますが

 

形見分けにしても

資産価値の低いものが、すべて誰かの元に行き渡るわけでもないと思います。

 

そうなるとやはり

「いらないものは捨てる」という発想になりますが

 

人間1人分の人生の中で、溜まりに溜まった荷物。

 

とにかく量が多く、すべてを捨てるとなるとそれもまた一苦労です。

 

私たちのケース

正直、私たちが購入する家には

故人である奥さんの物がありすぎます。

 

引っ越しの経験がある方は分かると思いますが

普通に住んでいる家の中って、かなり多くの物で溢れているんですよね。

 

「いつの間にこんなにあったの!?」

 

と、現在引っ越し準備中の私たちもびっくりさせられています。←

 

断捨離系男子(40歳)である旦那でさえ、かなりの量の物を持っているので

収集癖のある方は、もっとたくさんの物が家の中に眠っているに違いありません。

 

家の元持ち主である亡くなった奥さんも

旦那さん曰く「デコレーション・マニア」だったそうで

確かに家中ものすごい量のデコグッズ。

 

本人が生きている間は

自分の家なので、好きにしてもらって一向にかまわないとは思うんですが

 

いざ遺品整理となると

「これを全部片づけるのか、、、」

と、辟易するのもうなずけます。

 

(これが金塊収集マニアの家とかだったら、また違うかもしれませんが。)

 

「家の中にあるもの全部付き」という名の遺品整理

今回私たちが購入する家は

「家具全部付き」

というか

「家の中にあるもの全部付き」物件だったんですが

 

つまりこれは

今考えると

「遺品整理もよろしくね!」

ということなんだと思います。

 

家の「買い主」が遺品整理をするのは、Win-Winでいいと思う

遺族にとっては

精神的にも身体的にも辛く悲しい遺品整理。

 

それを、新しい家の買い主である私たちが行うのは

とても理にかなっていると思います。

 

買い手である私たちが欲しいものがあれば、引き取ってもらう。

いらないものは、選別して捨ててもらう。

 

私たちとしても、テレビや冷蔵庫など

今まで持っていなかったものや、そろそろ買い替えが必要だったものが実質タダでもらえるわけですから

かなりのお得感があります。

 

そして何より

私たちは故人である奥さんとは、いわば「赤の他人」なので

いらないものはとことん選別して捨てることが出来ます。

 

確かに

選別作業や、大量の品々を捨てるのは骨の折れる仕事ではありますが

 

その中から自分たちが使えるものを探すのはなかなか楽しいし

売り主さんがいらないものは捨てるのを手伝ってくれたので

そこまで苦にはなりませんでした。

 

潔癖症には向かないかも?

ただし

潔癖症の気がある方にとっては

赤の他人の遺品整理は難しい仕事かもしれません。

 

なんせ、故人の物が最後に使ったそのままの姿で置いてあるので、、、。

 

まとめ

今回は

私たちがドイツの田舎に家を買うにあたり

一緒に付いてきた「遺品整理」について書きました。

 

元の持ち主の遺品を整理するにあたり

家の中にあるものすべてを引き取って、いらないものは売る

という方法もあったんですが、、、

なんせ物が多すぎて(汗)

 

大きな家具や、細々としたデコレーションやらアイロンやら本やらを

例えばネットオークションなどに出品するとしても

すべて売りに出すのはかなりの時間と根気が必要なので

 今回は、売らずに捨てる(売り主に返す)ことにしました。

 

もしすべての物を売りに出していたら

結構いいお金になったのではないか、、、とは思いますが。

 

過去3週間、毎週末に新しい家に行ってこの「遺品整理」の作業をしていますが

終わるまでに、まだもう少し時間がかかりそうです^^;

 

 

おわり!