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壮絶な脱ステを乗り越えた私のアトピー論【その4】ステロイドとの付き合い方

アトピーという病気は

完治の方法が未だに見つかっていない故

唯一の対処療法であるステロイドとは切っても切れない関係です。

 

今回は

アトピー患者のステロイドとの付き合い方についてまとめました。 

 

前回の記事はこちらから

【その1】脱ステに至るまでのアトピー遍歴↓

【その2】私のアトピー体験記(閲覧注意)↓

【その3】脱ステ後のアトピー論と、おこなってきた治療法↓

アトピーとステロイド

アトピーの治療において

現在最も使われている薬がステロイドです。

 

皮膚科に行けば、当然のようにステロイドが処方されます。

 

ステロイド使用は依存性が高い

処方されるのは一般的に塗り薬のステロイドですが

すごく手軽なんですよね、塗り薬って。

 

体の中に入れるものでもないし

皮膚に塗るだけで表面上はアトピーが治ったように見えます。

 

でも、本当は治ってはいないんです。

薬で一時的に症状を抑えているだけ。

 

当然ステロイドを塗らなくなるとまた発疹は出てくる。

 

自分の肌に発疹があるところなんて見たくないし、何より痒い。

ステロイドを使う事は、簡単に日課になります。

 

ある日ふと気が付いた時には

完全にステロイドに依存している。

 

そして最終的には

ステロイドが効かない体になります。

 

体がステロイドに慣れてしまうんですよね。

 

そうなったら、どうしましょう。

 

もっと強いステロイドをもらいに皮膚科に駆け込みますか?

 

皮膚科に駆け込んだはいいけど、もし

これ以上強いステロイドがなかったら、どうしますか?

 

ステロイドでは、アトピーは完治しない

ステロイドは所詮、対処療法でしかありません。

 

ステロイドを使ったって、アトピーは治らない。

 

じゃあステロイド、やめちゃう?って

考えたくなる気持ちも分かります。

 

それでも声を大にして言いたい:脱ステはマジでやめとけ

物心ついたときからアトピーを患っていた私は

7年前にうっかり脱ステ(脱ステロイド)をする運びとなりました。

 

結果的には

脱ステを乗り越えて快方に向かっていますが

それでも経験上これだけは言えます。

 

脱ステなんて、人間がするもんじゃない。

 

脱ステは、とにかく辛いなんてもんじゃない。

 

地獄。

 

たぶん一番地底の深いところにある、地獄。

 

どうしても脱ステをしてみたいという方は、「脱ステ」でググってみてください。

たくさんの方の体験記が載っています。

 

本当に、目も当てられないくらい、悲惨です。

 

脱ステでも、アトピーは治らない

ステロイドを使わずに肌をきれいに保つことができればもちろんベストですが

それが出来ないのが、アトピー性皮膚炎

 

ステロイドを止めても、結局元のアトピーの症状は残ります。

 

そしてステロイドを止めた際の壮絶な離脱症状が待っています。

 

遅かれ早かれステロイドを減らしていくことは必要だとは思いますが、 

絶対に急にステロイドを止めないでください。

 

ステロイドの離脱症状がはじまれば

あなたのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)は地の底まで落ちます。

 

体中が痛くて、痒くて、七転八倒。

 

そしてとにかく醜くなる。

 

マザーテレサだって看病してくれるかどうか、疑わしい位の醜さ。

 

人目に晒されるのが本当に辛いんです。

 

あなたはゾンビのような姿で、会社や学校に通えますか?

 

もしお金の心配もなく、1人でひっそりと脱ステするなら話は別ですが。

 

じゃあどうすればいいのか?

あなたが社会の中で生活している限り

脱ステはダメ、絶対。

 

じゃあどうすればいいかというと

ステロイドを乱用しない事

そして

ステロイドを徐々に減らしていく事が重要です。

 

アトピー患者がまずすべきこと:とにかくステロイドの乱用はしない

症状がひどいところにステロイドを分厚く塗ったりしていませんか?

 

ステロイドは塗りすぎてはいけません。

 

塗り薬という手軽さゆえ

長く使っていると馴れてきて使用量も増えていきますが、

ステロイドは劇薬です。

 

よく効く薬であるが故、副作用も強いことをお忘れなく。

 

ステロイドを使用する際は必ず

使用量ステロイドの強さを意識してください。

 

ステロイドの使用量

ステロイドを使う量は

多すぎてもいけないし

少なすぎても効き目も悪くなります。

 

ステロイドを使用する際は

炎症があるところ適量塗ってください。

 

適量ってどの位よ!?

 

って思う方は、皮膚科に相談してください。

役立たずの皮膚科だって、この位の役には立つべきだと思う。

 

もし、ステロイドを塗りたくらないと効き目がない場合は

処方されるステロイドの強さが間違っています。

 

ステロイドの強さ

ステロイドの塗り薬には5段階の強さがあります。

 

Strongest(最も強い)

Very Strong(非常に強い)

Strong(強い)

Medium(普通)

Weak(弱い)

 

私が脱ステ前まで使っていたのはVery Strong(非常に強い)でした。

 

これも皮膚科から薬を処方された際に言われたのではなく

脱ステ後、自分でネットで調べました。

皮膚科ってホント使えない、、、

 

使っているステロイドの名前をググってみると、ステロイドの強さが調べられます。

 

次にすること:使う頻度と強さを徐々に減らしていこう

1日に何回ステロイドを使うかも重要です。

私が使っていたステロイドには1日2~3回塗布と書いてありました。

 

ステロイドを適量使えるようになったら次は

 

ステロイドを使う回数を減らしていく事

 

そして

 

ステロイドの強さのランクを下げる事を目標としてみてください。

 

自然治癒力とステロイドの合わせ技

もちろんただステロイドの量を減らせばいいってもんじゃありません。

それじゃ脱ステと一緒。

 

大切なのは

自分の自然治癒力を高めていきながら

ステロイドの量を減らしていくこと。

 

ものすごくフワっとした意見ですが

体が本来持つ力を信じるしか、今のところアトピー完治の方法はないと私は考えています。

 

自然治癒力を高める方法は、ググってみてください。

人それぞれの体質や生活習慣によって変わってくることだと思うので。

 

私の行っている事は前回の記事にまとめたので、参考までに。 

 

【その3】脱ステ後のアトピー論と、おこなってきた治療法↓

 

私の現在のステロイドとの付き合い方

私は今でもステロイドを使っています。

 

ステロイドはこわい薬だとは重々承知の上で、です。

もちろん完全に止められたらベストなんですが、、、

 

脱ステ後、2年ほどは完全に止めていたんですが

自分の中で「少しは使ってもいい」というルールに、今は落ち着いています。

 

私は、もともと手のアトピーが一番ひどかったんですが

今のように食品を扱う仕事(レストランのウェイトレス)をしていると

手のアトピーがなかなか治りません。

 

ヤツは本当にしつこい。

 

仕事を辞めると良くなるんですが、そうも言ってられないので。

 

で、その手のアトピーを放っておくと

 

仕事をしてアトピーができて痒くなる

痒いし痛い、見た目も悪い。アトピー自体がストレスになる

ストレスで手を掻きむしる、もしくは寝てる間に無意識に掻きむしってる

手のアトピーが酷くなる

アトピーがストレスになる

 

ーーーー以下無限ループーーーー

 

というような感じで無限地獄に陥ります。

 

こうなるともう悪化する一方なので

こうならない為にも酷くなる前に少量のステロイドで抑えることは今もあります。

 

ただ、使うときはかなり慎重に使っています。

 

量と回数を使いすぎないように 

そしてステロイドを塗る以外の対処法(前回の記事参照)も忘れずに行うようにしています。

 

まとめ

アトピーという病気は

発展途上国には少ないと言われています。

 

そして

昔の日本にもアトピーを患っている人は少なかったんだとか。

 

アトピーが現代病と言われるのもそのためです。

 

なぜ戦後からアトピー患者が増え続けているのか?

 

その明確な答えは医学的にはまだ見つかっていませんが

よくよく考えるとなんとなく想像はつきますよね?

 

、、、なんて

文字に書くことは非常に簡単ですが

 

アトピーを治すのは非常に難しいことです。

そして長い時間もかかります。

 

完治することはたとえ難しいとしても

症状を軽くすることは十分可能であると、私は考えています。

 

アトピーがあなたの生活を邪魔することが、なくなりますように。

 

、、、最後に

ステロイドとの付き合い方についてまとめます。

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「あー、あいつね、あいつ、ステロイド。

あいつとはうまく付き合っていくに限るわー。

近づきすぎもよくないっつーか、

頼れるやつだけど、頼りすぎちゃダメっつーの?

あいつ、頼りすぎると裏切るとこあるからさー。

マジ勘弁してほしいわぁー。

ま、でもさ、

自分でしっかり自分のこと管理出来てるうちは、すげー頼りになっからさ!」

 

うん。

 

長くてまとまりのない文章を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

 

おわり!

 

前回の記事はこちらから

【その1】脱ステに至るまでのアトピー遍歴↓

【その2】私のアトピー体験記(閲覧注意)↓ 

【その3】脱ステ後のアトピー論と、おこなってきた治療法↓