ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。

ドイツ在住6年、29歳。2015年に8年付き合ったドイツ人スリートミュージシャンと結婚しました。ヒッピーな旦那のライフスタイルについていくため、日々奮闘中。2017年4月、ハンブルクからハルツ山地というドイツの田舎に引っ越しました。

ドイツで働くにはどのビザがいいの?ドイツで就労できるビザの種類

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みなさんはドイツにどんなイメージをお持ちでしょうか?

 

ビール?ソーセージ?

サッカー?

ベンツ?フォルクスワーゲン?

ヒトラー?

勤勉?

エコ先進国?

 

いろいろあると思います。

 

多くの魅力がある国、ドイツ。

「憧れのドイツで働いてみたい!」と思う方もいらっしゃると思います。

 

しかし、ドイツで働いてみたいと思った時に最初の壁になるのが

「まず最初になにをすればいいのか、、、」という事。

 

ドイツで働きたい!と思ったらまずビザが必要です。

 

今回はドイツで働きたい人のためのビザ情報についてまとめたいと思います。

 

 

どんなビザがあるの?労働できるビザの種類

基本的には以下の3つのビザから自分に合ったビザを取得することになります。

 

  • ワーキング・ホリデー査証
  • 就労ビザ
  • 婚姻ビザ

 

1つ1つのビザの概要・条件とメリット・デメリットを挙げていきます。

 

ワーキング・ホリデー査証

概要

ワーキング・ホリデーとは、若者が休暇を楽しみながら、旅行中の資金を補うために就労も認めることを目的とした特別な制度です。

ワーキング・ホリデービザやワーホリと訳したりもします。

 

外務省では以下のように説明しています。

ワーキング・ホリデー制度とは,二国・地域間の取決め等に基づき,各々が,相手国・地域の青少年に対し,休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度です。各々の国・地域が,その文化や一般的な生活様式を理解する機会を相手国・地域の青少年に対して提供し,二国・地域間の相互理解を深めることを趣旨とします。

 

出典:ワーキング・ホリデー制度 | 外務省

© Ministry of Foreign Affairs of Japan

条件

  • 日本国籍を有していること
  • 18歳以上で申請時に31歳に達していないこと
  • 往復の航空券、又は航空券を買うための資金を持っていること
  • 生活費支払い能力の証明が出来ること(1年間滞在する場合、最低2000ユーロ(約23万円)の資金が入った預金通帳および通帳のコピーを提示出来ること)
  • ドイツでの全滞在期間有効な医療保険(歯科の治療、女性の場合は妊娠時にも適用される保険)、および賠償責任保険に加入していることをドイツ語又は英語で証明する書類(これが結構お高いです。私は10万円ぐらいもっていかれました(泣)しかも使わなかった。でもビザ申請には必要です!)

  • 子供や配偶者などが同行することはできない

メリット

  • 事前に就労先が決まっていなくてもビザの申請ができる
  • ドイツ国内のどんな職場でも働くことが出来る(風俗で働くことは禁止)
  • 転職も可能
  • 申請が通りやすい
  • 日本国内・ドイツ国内どちらからでも申請できる

デメリット

  • 年齢制限がある(30歳まで)
  • 滞在可能な期間に制限がある(3か月以上1年以内)
  • 各国ごとに一生に一度しか利用できない

 

参考にしたサイト:

ワーキング・ホリデー制度 | 外務省

ドイツ大使館 ドイツ総領事館 - ワーキングホリデー・ビザ

 

就労ビザ

概要

ドイツには「就労ビザ」と名の付く査証はありません。

ドイツで就労するには滞在許可証(Aufenthaltserlaubnis)の中に「この人は~という条件で働けますよ」という情報が付いたものを取得する必要があります。

ここでは便宜上「就労ビザ」と呼ばせていただきます。

就労ビザは就労先と一緒に申請する必要があり、取得後はその就労先でのみ就労が許可されます。

日本からの赴任(駐在員)もこの許可証を会社と共に取得します。

条件

  • 就労先が決まっていていること

メリット

  • 就労先と問題がなければ安定して雇用してもらえる
  • 就労先がビザ申請の手続きを手伝ってくれるので、語学力があまりなくても手続きがそこまで難しくない
  • 1~3年更新だが、特に問題(犯罪歴や、職場との関係)がなければ更新も容易に行われることが多い

デメリット

  • 就労先が決まっていないと申請できない
  • 同じ就労先でしか仕事ができない
  • 職種が限定される(ドイツ人でもできる仕事の場合、ビザが下りないことが多い。日本企業での仕事や、日本食レストランなど、ドイツ国内においても日本人にしかできない仕事にのみ適用される)
  • 転職が出来ない(転職する場合には再度「労働が許可された滞在許可証」の申請が必要となります)
  • 退職すると滞在許可証(Aufenthaltserlaubnis)は失効となる

 

例外①料理人

就労ビザにより4年間の滞在が許可されますが、更新不可。

再取得は査証失効後3年を経ることが必要。

例外②オペア(Au-Pair-Beschaftigung)

オペアとは、現地の家庭にホームステイしながらその家の子どものベビーシッターをして、お小遣いを得る制度です。語学学校などにも通えます。

就労先(受け入れてくれるホストファミリー)が必要な点は就労ビザと一緒ですが、オペアになるには条件があります。

  • 18歳~26歳(ビザ取得時点)であること
  • 必要最低限のドイツ語能力(Niveau A1程度)が必要
  • 未婚で子どもがいないこと
  • 6か月以上の滞在が可能であること
  • ドイツで一度オペアとして働いたことがある人は申請できない

 

参考にしたサイト:

Einreise als Au Pair aus Nicht-EU-Staaten - AuPairWorld

 

婚姻ビザ

概要

こちらも「婚姻ビザ」と名の付く査証がドイツにあるわけではなく、あくまでも滞在許可証(Aufenthaltserlaubnis)に「この人はドイツ人と結婚しています」という情報が載るだけです。

ここでは便宜上「婚姻ビザ」と呼ばせていただきます。

婚姻ビザを所持していれば、ドイツ国内のどこでも働くことができます。

条件

  • ドイツ人と結婚すること

メリット

  • 事前に就労先が決まっていなくてもビザの申請ができる
  • ドイツ国内のどんな職場でも働くことが出来る
  • 転職も可能

デメリット

  • 離婚すると滞在許可証(Aufenthaltserlaubnis)は失効となる
  • 結婚後3年以内にドイツ語能力を証明する必要がある
  • 結婚後3年以内にOrientierungskurs(社会融合講座のオリエンテーションコース。ドイツの文化・歴史・政治などについて学ぶ60時間のコース)を受け、修了テストに合格する必要がある

 

ドイツでの永住権について

概要

ドイツ語ではNiederlassungserlaubnis(無期限定住許可)と言います。ここでは便宜上「永住権」と呼ばせていただきます。永住権に関する規定はコロコロ変わり、また受け付ける役所によっても若干異なるようなので、以下に書くことはあくまでも目安として読んでください。

 

永住権取得の条件は申請者の状況で異なります。例えば難民などは比較的スムーズに取得できることが多いようですが、通常の就労ビザワーホリ+就労ビザから永住権を申請する場合、5年以上ドイツで税金を納めることにより永住権を申請することが出来るようになります。

 

永住権を取得するとドイツ国内のどこでも働けるようになり、転職などもビザを変えなくても出来るようになります。

ドイツに長期で滞在したい場合、永住権取得が一応のゴールになるかと思われますが、永住権を取得するにはドイツ語能力の証明(Niveau B1以上)や、社会融合講座のオリエンテーションのテストでの合格、また前科がないなどの規定があります。

 

ドイツ人と結婚した場合、最初にもらえる婚姻ビザの期限は3年間です。

その3年間の間に上記のドイツ語能力の証明と、オリエンテーションのテストでの合格が求められます。(もちろん結婚前に取得した結果も有効です。)

3年後ビザを更新するときに以上の条件をクリアしていれば永住権がもらえます。

ただし、ドイツ人と結婚して永住権を取得した場合、離婚すると永住権は失効となるので注意が必要です。

離婚を想定して結婚する人はあまりいないかもしれませんが、もし離婚してからもドイツに住みたい場合は、5年税金を納めて永住権を取得するのが一番確実な方法です。

 

まとめ

 結果から言うと婚姻ビザを取得して働くのが一番制限がなくて楽です。ただしもちろん 「ドイツ人と結婚する予定なんかない!」という人はこの方法は利用できません。

 

初めてドイツに来るのであればワーキング・ホリデー査証が一番良いかと思います。

多少お金はかかり期間も限定ですが、事前に就労先を見つけることなく申請でき、申請したら通ることが多いからです。1年間の間に就労先を探して、そこで就労ビザに切り替えてもらうことも出来ます。

ただし年齢制限がありますので、年齢制限を超えている人は就労ビザを取得することになります。

 

日本の会社から赴任する(駐在員になる)以外は現地の仕事先を探すことになると思います。

日本からネットを使って求人を探すこともできますが、一番いいのは実際現地に行って仕事先を見つけることです。就労先にとっても、まず本人と直接会ってみないとなかなか採用しずらいのが現状です。

観光ビザでドイツに渡り、3か月間のうちに出来る限り面接の予約を取って、ビザサポートをしてくれる就労先を探しましょう。日本からネットで面接の予定を入れるのもいいでしょう。

 

長期的にドイツに滞在したい場合は永住権を取得するのが最終的な目標となりますが、その際もまずドイツで仕事をして税金を納めることが重要になります。

 

 

長いのに読んでくださってありがとうございました!

 

おわり!